建築構造設計べんりねっと
木造住宅の構造計算義務化アンケート
(建築基準法第6条の3及び第20条の改正について)

アンケートにご協力お願いします。
                          (2012年5月)
6月20日 アンケートは終了しました。


 木造住宅(4号建築物)に対し、構造計算を法律で義務化する事の
是非について、アンケートにご協力お願いします。


 建築設計に携わっている方に対しては今さら、説明は必要無いかと
思いますが、木造住宅のほとんどは、構造計算が行われていません。

 また、廃止が決定したはずの4号特例も無期延期となったままです。

   ※4号特例:木造2階建て住宅など小規模な建物の建築確認申請で
         構造設計などの審査が省略されること。( ⇒ Wikipedia )

 東日本大震災以降、防災について多くの議論が行われています。超高層
ビルに対する長周期地震動対策、原子力発電所の耐震対策も重要です。

 しかし、数が最も多い木造住宅に対する対策も必要ではないでしょうか。

 先の震災でも全壊には至らなかったものの、構造計算による安全対策が
行われていれば、多額の補修費用を被らずに済んだ建物もあったのと思わ
れます。また、木造住宅の構造設計に関する違反で処分を受ける建築士も
後を絶ちません。

 このまま構造計算が行われないで、確認申請での構造設計の審査も行わ
れずに木造住宅が建てられていて良いのでしょうか?


 一般の方は、コチラの説明をお読み下さい。

Q1.ほとんどの木造住宅は構造計算が行われていないと言う事を知っていましたか?
  (仕様の確認と簡易な計算のみ行われています。)

構造設計者の方はこちらに
ご回答下さい。

知っていた
知らなかった

-Mini Vote-

建築業界の方はこちらに
ご回答下さい。

知っていた
知らなかった

-Mini Vote-

一般の方はこちらに
ご回答下さい。

知っていた
知らなかった

-Mini Vote-

Q2.全ての木造住宅に対し、構造計算を法律で義務化する事には賛成でしょうか?反対でしょうか?

構造設計者の方はこちらに
ご回答下さい。

賛成
反対
どちらでもない

-Mini Vote-

建築業界の方はこちらに
ご回答下さい。

賛成
反対
どちらでもない

-Mini Vote-

一般の方はこちらに
ご回答下さい。

賛成
反対
どちらでもない

-Mini Vote-


Q3.前問で“反対”または“どちらでもない”と回答された方は、その理由は何故でしょうか?

構造設計者の方はこちらに
ご回答下さい。

確認申請が混乱し、確認許可
 業務が停滞する恐れがあるから
構造計算をしなくても十分に
 安全になっているから
自らの業務量が増えて処理
 できなくなるから
木造住宅にそこまでの性能を
  求める必要は無いと思うから
木造の構造設計をしないので
 判らない
その他

-Mini Vote-
建築業界の方はこちらに
ご回答下さい。

確認許可業務が混乱・停滞し、
 建築数が減る恐れがあるため
構造計算をしなくても安全に
 なっていると思うから
住宅を購入する人が判断すれば
 良いと思うから
建物のコストが上がってしまう
 ため
その他

-Mini Vote-
一般の方はこちらに
ご回答下さい。

法律で不要となっているなら問題ないと思うから
住宅メーカーから安全と聞けば問題ないと思うから
建築費用が上がってしまうため
その他

-Mini Vote-

Q4.構造設計者の方のみにお聞きします。木造住宅を購入するとしたら、構造計算が
   行われていない建物を購入しますでしょうか?


構造計算が行われていない木造住宅は購入しない
構造計算が行われていなくてもかまわない
木造住宅は購入したくない

-Mini Vote-




 本サイトは建物の構造設計を行う人向けの情報の提供、構造設計について議論を行うサイトです。

 冒頭の書きましたとおり、木造住宅のほとんどでは構造計算が行われていません。皆様はこの 事をご存知でしたでしょうか?

 平成17年、姉歯建築士による構造計算書偽装と言う事件が起きました。この時に構造設計者 と言う職業がある事を知り、建物を設計するには構造計算と言うものが行われる事を知られた と思います。
 この事件をきっかけに建築基準法が改正され、設計基準や建物の審査基準が強化されました。 しかし、ほとんどの木造住宅においては未だ、構造計算が行われていません。

 なぜ構造計算が行われないのかと言うと、建築基準法で構造計算が義務付けられていないからです。 建築基準法では建物の規模に応じて、構造計算の方法が定められていますが、木造2階建て住宅 では、構造計算は必要なく、仕様の確認のみを行えば良いとなっています。 (壁を建物面積あたりに○○m作りなさいなど。)

 もちろん、構造計算をする事が禁止されている訳ではありません。住宅メーカーによっては自主的に 全て構造計算を行っている会社もあります。この事を「全棟構造計算実施」、「構造計算書付き住宅」などと宣伝してます。
 構造計算をしている事が宣伝になると言う事は、逆に考えるとほとんどの住宅メーカーでは構造計算が行われていないと言う事です。

 安全である事を否定する人はいません。しかし、構造計算は行われていません。その理由は構造計算 による安全性の確認を行うと耐震性の強化が必要との結果になり、建物のコストが上がってしまう事が 原因の一つにもなっています。当然、構造計算の費用も加算される事になります。

 また、木造住宅では4号特例と言う制度により、確認申請で構造設計の審査が行われません。“設計者 に任せます”と言う制度ですが、残念ながら不適切な設計があとを絶ちませんん。

  国土交通省による違反建築士の公表サイト

 やはり、法律による義務化が必要と考えています。

  ⇒アンケートに回答する

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  株式会社 山口工務店

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