SS2の部屋
不安定架構となる原因を見付ける。

 SS2において不安定架構となる原因は
以下のデータが原因である事が多い。

 ・柱梁の結合状態
 ・支点の状態の指定
 ・剛床解除
 ・床ブレース
 ・ダミー部材
 ・計算条件

 この中でどのデータが原因であるか
見付らない時はこれらのデータを順番
に全て削除してみて原因を絞り込んで
みる。

※柱の軸変形の計算条件が原因で不安定架構
となった事が確認されて事もあります。

@作図で応力図(架構図)を表示し、各フレームの結合状態をチェック。


  • 不安定なフレームは無いか?
  • 柱の無い接点で両側に取り付く梁が両方共ピンの場合、もしくは   自由端となっている箇所はそれを支える直交梁があるか?
  • A作図で応力図(架構図)を表示し、各フレームの支点をチェック。


  • 不安定なフレームは無いか?
  • 支点のない箇所はそれを支える直交梁があるか?
  • B 剛床仮定の解除のデータをチェック。


  • 剛床を解除したフレームは水平力を負担できる柱梁、ブレース等があるか?
  • 水平力を負担できるフレームが無く、床又は梁の剛性により水平力を伝える 場合は床ブレース、梁の水平面内剛性のデータは適正か?
  • 床ブレースを床毎に入力した箇所は四隅以外に接点は無いか?
  • Cダミー部材(100番で配置した部材)をチェック。


  • 接点に取り付く部材が全てダミー部材となっていないか?
  • D極端にバランスの悪い建物でないか?


  • 極端に水平剛性が低い、平面バランスが悪いモデルになっていないか?
  • E引張りのみ有効なブレースを配置している。

    この事で不安定架構となってしまう事があるらしい(未確認)