平成29年9月7日
私達、構造設計者の仕事において、無くてはならない一貫構造計算プログラム。優れた構造物を産み出すには、クリエイティブな発想に対応できる高機能な構造計算プログラムが必要。
しかし、構造計算プログラムの選択においては機能よりも操作性やシェア(データ遣り取りの利便性)で決定している事が多いと思います。
さて、これらを考慮せずに構造設計者が最も高性能、最もクリエイティブな構造設計が出来ると思う至上最強の高性能な一貫構造計算プログラムはどのプログラムでしょうか?
以下のアンケートにご協力お願いします。
【アンケート結果】
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
次の設問の投票数189票より、各プログラムの所有率を算出しました。アンケート結果によると平均2.5本の一貫構造計算プログラムを 所有している事になります。 最も多かったのはBUILD.一貫(構造ソフト)。続いて、BUS(構造システム)。Super Build(ユニオンシステム)はなんと、第5位。最初に 大臣認定を取得したSEIN(NTTファシリティーズ総研)がある程度、予想できましたが、意外だったのは4位のACE許容(東京デンコー)。 Super Buildユーザーは他のソフトを併用しないユーザーが多いのかもしれません。 |
【アンケート結果】
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
過去二回のアンケートによる一貫構造計算プログラムのシェアは、第1回目アンケート:Super Build(ユニオンシステム)38%、 BUILD.一貫(構造ソフト)30%、BUS(構造システム)23%。第2回目アンケート:Super Build(ユニオンシステム)32.9%、BUS(構造システム)23.4%、 BUILD.一貫(構造ソフト)23%でした。 今回のアンケートの開始当初は同じような比率でしたが、途中からBUILD.一貫ユーザーの反撃がありました。多少、今回結果には偏りがあるかもしれませんが、私の廻りを見回してもBUILD.一貫ユーザー が増えている感じはします。 |
【アンケート結果】
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ここでもBUILD.一貫Ⅴ(構造ソフト)強い!尚、アンケート開始当初より、一位を独走。高性能と言えば、SEIN La CREA(NTTファシリティーズ総研)、Midas e Gen(マイダスアイティジャパン)、 ASCAL(アークデータ研究所)を予想していましたが、1位から3位は三大一貫構造計算プログラム。 SS7(ユニオンシステム)は3位。BUILD.一貫ユーザー、BUSユーザーは最新版を使用しているのにSuper Buildユーザーは未だにSS3を使用している事からもSS7を至上最強とは思っていない 事だと思います。次の設問では第2位に「入力の簡便さ」が入っており、インターフェイスが変わった事がSS7が伸び悩む原因かもしれません。 また、BUILD.一貫Ⅴ(構造ソフト)は各種設計指針の改定にも一番対応が早いのがユーザーの満足度を上げている要因と思えます。 |
【アンケート結果】
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
一位は「グリッドフリー(立体任意形状解析)」。どんな形状でも補正なしで入力できるのは魅力です。そして、二位は「入力の簡便さ」。やはり、使いやすいのが 一番という事ですね。 |
【アンケート結果】
| ||||||||||||||||||||||
「切り替える予定はない」を57.1%を占めています。BUILD.一貫ユーザーは現状に満足しているとして、やはり、ユーザーが求めているのは「入力の簡便さ」、「使いやすさ」。 使い慣れているプログラムを変えるというのはなかなか壁があると言う事です。意外なのはシェアは重視していないということ。 高性能で入力が判りやすいプログラムが出れば切替えも増えるのではないかと思います。 |