Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.1 ) |
- 日時: 2012/03/29 21:23
- 名前: 管理人
- 実際はA、Bの辺の長さよりも近い方の辺に多くの力が
流れるのだと思います。 正確に求めようとするとFEM解析と言うのが必要になります。
簡単に解く方法としては一つの考え方として、辺の長さと荷重の位置の 関係によりますが、単純に辺の合計で持つ板厚とするものあります。 この場合、荷重点から近い所が先に塑性化し、順じ、他の部分に力が流れる と言うある程度の変形を許容する考え方です。
これは建築の考え方の一つですが、その製品の求める性能により、考え方も 変わると思います。
強度も重要ですが、変形も重要です。
製品の形状と荷重の位置及び大きさが判れば、もう少し具体的に説明できます。
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Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.2 ) |
- 日時: 2012/03/30 09:46
- 名前: 町工場(板金業)
- 管理人様、ご教示ありがとうございます。
想定しているものは架台の脚部、建築では柱脚のベースプレートになりますが、大きさ的には最大で500mm角程度です。 柱のH鋼(H-150程度)からリブ?を取付そのベースプレートの4隅にできる部分のアンカーボルト(M16程度)の引張りを想定しています。
アンカーボルトなので、力の広がりは辺に垂直に引いた線に45°の広がりを持つと仮定すべきなのだろうとは思います。
FEMについては触ったこともありませんが、面外に曲げを受けるものとして http://www.geocities.jp/rrcqc056/index.htm に1つありました。多少VBでのプログラムが作れますので、勉強しようと思いましたが・・・挫折しました。その為、略算の方法を探しております。
「荷重点から近い所が先に塑性化し、順じ、他の部分に力が流れる と言うある程度の変形を許容する考え方です」 ということは、想定した2つの梁のたわみが作用しあうと考えて良いのでしょうか?
できましたら、「単純に辺の合計で持つ板厚とするものあります」につきまして、もう少し教えていただけたらと思います。
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Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.3 ) |
- 日時: 2012/03/31 09:50
- 名前: 桜
- >このように考えたのですが、まずいでしょうか?
柱脚では、まずい、 何故かは、管理人さんが書きます。
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Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.4 ) |
- 日時: 2012/03/31 10:14
- 名前: 町工場(板金業)
- 桜様、ありがとうございます。
考え1でもまずい事が、多少イメージできました。 考え1では、「どちらかの梁で十分であるならば良い」との考えでOR条件かと思っていたのです。 しかし、実際は「両方の梁に力が加わり、弱い方が先に破壊される」ということでAND条件なのだろうという風にイメージいたしました。
期待していたより厳しい条件となってしまいます。 実際はOR条件とAND条件の中間を期待しておりますが、良い略算はございませんでしょうか?
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Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.5 ) |
- 日時: 2012/03/31 10:25
- 名前: 町工場(板金業)
- 追記です。
現状では、「建築技術社 建築構造計算資料集4 鋼構造(2) 中川 敦著」という書籍の中で、 「ベースプレートの検定図表」というものがありまして、それに従って板厚を決めています。 ただ、解説と式が無い為不安です。 よろしくお願いいたします。
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Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.6 ) |
- 日時: 2012/04/02 23:09
- 名前: 管理人
- 単純に辺の合計で持つ板厚とすると言うのは
その辺の全長に渡って、降伏線を仮定する方法です。
各辺を支点とした荷重点からの片持ち版にする方法です。 それぞれの耐力を足し合わせてしまう方法です。
形状ははっきりを判りませんが、柱状の柱脚のように 思えます。
普通に鉄骨造の柱脚として設計できるのではないでしょうか。
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Re: 長方形板の必要板厚の略算 ( No.7 ) |
- 日時: 2012/04/03 10:06
- 名前: 町工場(板金業)
- 管理人様、ありがとうございました。
私の説明が解り辛くて、失礼いたしました。
耐力は足し合わせる事ができる。 降伏線を仮定しなければならない。
ということで理解いたしました。ありがとうございました。
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