1月11日、パシフィコ横浜にて構造設計一級建築士の定期講習を受講して来ました。この日の受講者は500名程度であり、座席は一つずつ開けての指定制です。
空いている座席も見受けられ、欠席された方も数名居たようです。
講習の内容は以下のスケジュール、内容で実施されました。
時間 | 項目 | 内容 | 講師 |
9:45~10:00 | 受講説明 | 受講にあたっての注意事項等 | -- |
10:00~10:30 | 構造設計 に関する科目 |
第1章 信頼される構造設計者を目指して | 京都大学 渡邉史夫 名誉教授 |
10:30~12:00> | 構造関係規定 に関する科目 |
第2章 構造設計に関する重要項目 | 東京工業大学 竹内徹 教授 |
12:00~13:00 | 休憩 | ||
13:00~15:00 | 構造設計 に関する科目 |
第3章 建築構造に係る近年の災害・事故事例 第4章 近年の構造設計法「超高層建築物の構造設計」 第5章 近年の構造設計に関する重要技術 |
東京建築研究所 蓮田常雄 取締役 |
15:00~15:10 | 休憩 | ||
15:10~16:10 | 構造関係規定 に関する科目 |
第6章 構造関係法令 | 都市居住評価センター 確認検査部 金谷輝範 次長 |
16:10~16:25 | 休憩 | ||
16:25~16:40 | 修了考査説明 | 修了考査注意事項の説明 | -- |
16:40~17:40 | 修了考査 | 構造設計に関する科目及び構造関係規定に関する科目 | -- |
午前は大学の先生による講義でした。内容的にも勉強になる事が多かったと思います。竹内先生の講義は範囲が多く、かなり、
駆け足での説明だったのは残念でした。
P-δ効果を考慮した柱の設計について、「水平力が小さい海外(ドバイなど)の超高層を設計する場合は注意をするように」
と言われたが、講習者の中でドバイの超高層を設計する人は居ないのではと思いました。(笑)
午後は集中力も切れてきて、だんだんと眠くなってきます。最近の法改正についての説明は、我々、構造設計の実務者であれば
誰でも既に知っている事であり、あえて時間をさいて講習をする必要は無かったのではと思います。
さて、修了考査ですが、40問あり、3行程度で記述されている内容が正しい場合は○、間違っている場合は×で解答する形式です。
考査は定期講習テキストと資格取得講習テキストが参照可であり、30問程度は定期講習テキストの中で下線が引いてある部分から
出題されます。テキストの下線が引かれている部分には「資格取得テキスト参照」となっている部分もあり、資格取得講習テキスト
から出題される問題もあります。一応、資格取得講習テキストを持って行く事をおすすめします。
問題はそれほど難しくなく、資格取得テキストが無くとも間違いなく8割は正答出来るでしょう。引っ掛けと言うほどの問題がある訳
でもありませんが、慌てず良く読んで解答しましょう。