建築構造設計べんりねっと   

 過去の会議議事録 No.83

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青三才 2006/12/05 13:20:54
はじめて投稿します。
構造をはじめて一年くらいです。
小さな規模の設計しか経験がなく、直接基礎しか設計したことが
ありません。今回杭基礎を設計することになり、大変困って
います。杭の負の摩擦力の検討が必要かはんだんして!って
言われてるんですが、経験がなく必死で参考書を読んで
いますが、地盤のことは、わかりにくいーーー。
地盤調査結果報告書ができてきたのですが、一軸、三軸、
粒度試験、圧密試験などなど結果が出てるのですが、
「粘土層に沈下の可能性があり、負の摩擦力を考慮しなければ
いけない」という判断は、なにをもって判断するのですか?

こんな事を聞いたら怒られますか?勉強不足って。
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Re: 粘土層の沈下
確認検査員A 2006/12/05 14:35:16
 参考になるかどうか・・・。


 昭和50年1月7日住指発第2号

(負の摩擦力を考慮する必要のある地域)
 沖積粘土層の下層面が地盤面下15m以下の地域。ただし、
(イ)地盤沈下がほぼ停止した地域
(ロ)地盤の層序が比較的一様で沖積層の沈下量が年々減少傾向に
  あり、最終測定年度で2cm/年以下の地域
(ハ)将来とも地下水のくみ上げによる地盤の沈下を考慮する必要
  のない地域。
に該当する地域は対象地域から除外しても支障ないと考えられる。
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Re: 粘土層の沈下
ひのくま 2006/12/05 14:51:23
「実務から見た基礎構造設計」(学芸出版社)の該当部分を参考にすると良いですよ。それを理解してから次の段階に進むことがよいのではないでしょうか。
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Re: 粘土層の沈下
ひのくま 2006/12/05 15:06:33
それから、「土と建築基礎の問答」(エクスナレッジ)もわかりやすいですよ。
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Re: 粘土層の沈下
(no name) 2006/12/05 15:27:50
確認検査員Aさん、ひのくまさん、ありがとうございます。

>昭和50年1月7日住指発第2号

ありがとうございます。


>「実務から見た基礎構造設計」「土と建築基礎の問答」

ありがとうございます。前者はあるが、後者はない!!
頭パニックですーーーーー。
粘土層の圧密試験って・・・・沈下計算に必要な各係数が
でてるだけで、この圧密試験結果から負の摩擦の判断って
できないのですか?ゴメンナサイ聞くばっかりで。
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Re: 粘土層の沈下
青三才 2006/12/05 15:29:42
上のレス、名前わすれました。青三才です。失礼しました。
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Re: 粘土層の沈下
ひのくま 2006/12/05 15:56:34
>粘土層の圧密試験って・・・・沈下計算に必要な各係数が
>でてるだけで、この圧密試験結果から負の摩擦の判断って
>できないのですか?ゴメンナサイ聞くばっかりで。

特に沖積粘土とかシルトのような土質の場合、ネガティブフリクションは地下水位が下がったりする場合などで起こるので、そういう現象が無い場合は、必ずおこるとはかぎらないからではないでしょうか。
安全のために、そういう場合が起こったことを想定して、予め計算しておきなさい、と言うことだと思います。
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Re: 粘土層の沈下
恥柿構造 2006/12/05 17:03:23
>(負の摩擦力を考慮する必要のある地域)
> 沖積粘土層の下層面が地盤面下15m以下の地域。ただし、
>(イ)地盤沈下がほぼ停止した地域
>(ロ)地盤の層序が比較的一様で沖積層の沈下量が年々減少傾向に
>  あり、最終測定年度で2cm/年以下の地域
>(ハ)将来とも地下水のくみ上げによる地盤の沈下を考慮する必要
>  のない地域。
>に該当する地域は対象地域から除外しても支障ないと考えられる。

問題は対象地域に該当するのかどうかをどう調べるかだと思います。
かつては東京下町も地下水のくみ上げによる地盤沈下が社会問題化しましたが、規制により現在問題となる地盤沈下は生じてはいませんが、柱状図ではあいかわらずモンケン自沈層が厚く存在します。
その地域の地盤沈下状況を知るために、役所に聞いたことがあります。まずは建築指導課に聞き、そこらか担当の部署に廻してくれて情報を得ました。その話を基にして負の摩擦力は生じないとのコメントを書いておいたことがあります。
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Re: 粘土層の沈下
ひのくま 2006/12/05 17:22:35
姉歯事件で世間は少しでも構造安全に対する理解が深まった、と思いましたが、まだ命よりお金が大切だと言うクライアントは多いですね。
ただ、建物が安全でないことと、地震の時にちょうど建物あるいはその直近にいて、致命的な身体のダメージあるいはそれに相当する財産のダメージを受ける可能性になると、確かに議論になります。
世の中が確率理論で成り立っている以上は、完全なものを考えることも良し悪しなのかも知れませんが、理想を追い求める人ほど経済的に恵まれない、というのも・・・・・。私はそういう人が好きですが。
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Re: 粘土層の沈下
2006/12/05 17:54:41
親切な皆様、どうもありがとうございました

勉強します!
地盤はわからん〜〜、いや、わかりにくい!!
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Re: 粘土層の沈下
青三才 2006/12/05 17:56:08
↑またやってしまった。名前記載ミス。
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Re: 粘土層の沈下
ホイホイ 2006/12/05 21:15:50
>特に沖積粘土とかシルトのような土質の場合、ネガティブフリクションは地下水位が下がったりする場合などで起こるので

  ちょっと違うように思うのですが。
  粘土層が圧密沈下して杭に負の摩擦力が働くと
  理解してたのですが。
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Re: 粘土層の沈下
ひのくま 2006/12/05 21:24:47
>>特に沖積粘土とかシルトのような土質の場合、ネガティブフリクションは地下水位が下がったりする場合などで起こるので
>
>  ちょっと違うように思うのですが。
>  粘土層が圧密沈下して杭に負の摩擦力が働くと
>  理解してたのですが。

粘土層が圧密沈下する原因として、地下水位が下がったりする場合などがある、という趣旨です。
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表面波探査法の信頼性
ヒロ0 2006/12/04 16:34:45
みなさん、こんにちは

最近あちらこちらの地盤調査会社でレイリー波などの表面波探査法が盛んに宣伝されています。それで、この表面波探査法が木造戸建て住宅の地盤調査に有効かどうか検証してくれと依頼されました。

現在資料をまとめているのですが、
私個人としては
・不確定要素がきわめて大きい地盤の調査に振動調査の精度には疑問符が付く
・ボーリング調査との併用ならバックデータがあるぶん有効かと思う
という見解です。

実際業者のHPを見に行ったのですが、私から見ると怪しさ満点でした。以前知り合いの土木畑の人に聞いたときも「あんなもの役に立たん!」とバッサリ斬られていました。

ただ、自分の判断に偏見が入っているかも知れないので他の方の意見も伺ってみたいと思い書き込みました。

みなさんはどう思われますか?
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Re: 表面波探査法の信頼性
もぐら 2006/12/04 17:41:34
今日もDMが来ました。
調査5カ所+報告書+保証付きで4万円だそうです。木造の住宅ならいいかもしれませんね。
(やらないよりはマシ程度で考えています。)

でも、必ず”要地盤改良”と報告書に書かれそうです。
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Re: 表面波探査法の信頼性
ガラパゴス 2006/12/04 18:24:52
沈下予測においてはSSより遥かに有効で、ボーリングと比較した場合も条件(地形や地中構造が変化に富む、敷地に対し調査本数/費用が少ないなど)によっては非常に有利となる、と思っています。
反面、地形や調査環境による誤差を受けやすい側面があるので、特に深基礎では物理探査のみで判断するのは避けたいです。

手軽で低価格、面的な調査も可能で、SSやボーリングと併せて行い相互補完するとベストでしょう。当方で頼んでいる調査屋さんは、基本的にSSと物理を同時に行います。
現場でリアルタイムに解析結果が表示されるのも面白いです。

住宅レベルなら、物理でプレ調査→問題ありそうなら他調査も実施、という流れなら非常に有効だと思います。
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構造関係建築士法改正について
ochaochag3 2006/12/04 10:14:54
私共(皆さんもそうと思いますが)にとって、今後の仕事に一番かかわることなので、このサイトには、学識者の方、学会の方もいらっしゃるので、もう一度皆さんのご意見をお伺いしたいと思います。
もぐりこんでしまった下記のレスの件ですが。



>1.建築物の規模による構造計算の方法、審査の方法等の分類に於いて
  建築物の規模に限らず、認定プログラムを用いた場合は全て判定機
  関送りで、行政及び検査機関の構造担当者は用無しになりますが。



これはどういう意味に取ればいいのでしょうか、メーカー、構造担当者、識者、役人が相当の努力をして、プログラムを作り、内容を検討して出た答えが間違いないかさらにチェック体制を万全にしたものが、全て否定されれば、何のための、大臣認定でしょうか(国土交通省は自分で認定出して都合悪くなるとだめですというのですか)

逆に言えば、メーカーは大臣認定をはずした、同一プログラムを作ればいいのではないですか(ブラックBOX応力計算部分のみで後は全て手計算と変わらないでしょう)

現実、非認定の「FAP−3」+断面算定プログラム+その他2次部材算定プログラムで事足ります、また「木造り」等認定なしでもいいプログラムもあります。

誰が決めたか、せっかくの努力の認定プログラムは全て判定機関行きというのは何か間違っていませんか。

認定外のプログラムならいいと(言い分は手計算でしょうが)
なぜ手計算が正確なのか(正確さでなく経過が分かるからだと)
と時代に逆行するようなこと。


>2.構造計算適合性判定の業務フローの例に於いて、認定プログラムを
  用いた場合、再入力、再計算を行うとありますが、市販されている
  プログラムを全て導入するつもりなのか、又は使用するプログラム
  を指定するのか、判定員は通常一種類のプログラムにしか精通して
  いないのですが・・・。



まず同一プログラム、同一環境、同一データーでない限り、チェックは不可能です(データーの再入力では必ず入力ミスが起こる)、まして別プログラムなんて、入力のしようがありません
判定機関は、市販全プログラムをそろえるつもりでしょうか、
私の使用している(20年以上)プログラムは開発、販売中止でてに入りませんがどうしてチェックするのでしょうか。

一番の問題、仮に審査機関がすべてのプログラムを導入(これが絶対前提条件なのだが)してもこちらからデーターを提供しないと、チェックは不可能です、ですがデーターには著作権があります勝手に使われては困ります、なぜかといいますとそのデーター
を改ざんして使い回しができるからです、現実年200件以上こなしていますが、寸法等入れ直せばいいのも多々あります、また、多少形状がかわっても、2000件以上同一プログラムのデーターの蓄積があれば、改ざんして使用できますので、かなりの省力化になります。

ここで、機関にデーターを渡すと、必ず悪用する人が出ます(悪い人がおるからこういう問題が出るのだとまず認識する必要があります)。

セキュリティを万全にすると多分言うと思いますが、国家機密(警察、自衛隊で)でさえ簡単に漏れる、漏らす人がいるので信用は出来ません。


皆さんどうお考えですか。
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Re: 構造関係建築士法改正について
もぐら 2006/12/04 11:02:22
ochaochag3さん

私が聞いた範囲ではピアチェックは”20m以上のRC”と聞いてましたが、先日行政関係者と話したときには”認定プロを使った物全て”と言っていました。

今時、認定ソフトでの一貫がほとんどでしょうから、構造審査係はどうなるの?って思いました。

認定プロ使用全てだとピアチェック要員が絶対不足でしょうね。
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Re: 構造関係建築士法改正について
たかお 2006/12/04 11:35:01
先日ある確認検査機関の構造担当者と話しをする機会がありました。そのときに検査機関対象の講習会資料の一部をいただきました。
>>1.建築物の規模による構造計算の方法、審査の方法等の分類に於いて
>  建築物の規模に限らず、認定プログラムを用いた場合は全て判定機
>  関送りで、行政及び検査機関の構造担当者は用無しになりますが。

なんか後半のQ&Aを見ると設計ルートで分けているみたいです。
Q&Aを見ると旧認定プログラム、非認定プログラムでもルート1レベルの物件は適合性判定は受けなくても良いみたいです。
(ただし、S3階等でルート3の物件など小さい物件も含めると数が多くて対応できるかどうかなど問題がありそうなので今のところは必要としているが変わる可能性があると言うことでした)

確認検査機関と判定機関のダブルチェック体制を基本としているみたいなのでいままでの通り検査機関の構造チェックも残るようです。

>
>>認定プログラムを用いた場合
審査期間が35日程度(再入力して判定期間を短くするのが目的)

旧認定プログラム、非認定プログラム、手計算の場合
35日から最大70日まで延長して判定するとの記述でした。


>  市販されているプログラムを全て導入するつもりなのか

主要な新認定プログラムは購入してほしいとの記述あり。
一部の新認定プログラムに特化した判定期間があってもよいとのこと。

すなわち確認検査機関はAプログラムの場合Aの判定機関、Bプログラムの場合Bの判定機関と判定先を選べるみたいです。


>
データの取り扱いなどはまだ議論中みたいですね。
また、認定プログラムにバグがあった場合の責任の所在をどうするかなども議論中みたいです。

私の知っている情報は以上です。
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Re: 構造関係建築士法改正について
B反建築士 2006/12/04 11:42:26
>誰が決めたか、せっかくの努力の認定プログラムは全て判定機関行きというのは何か間違っていませんか。

構造計算もやった事の無い、未だに認定プログラムの意味さえも理解
していない人達が知恵を出し合った結果です。
一度、全ての市販認定プログラムに、例題として4本柱の平屋建を実際
に一から入力して、計算書をまとめてみなさいよ。
いかに大変か、実感出来ますから、それすらやっていないのでしょう。
自分は、以前小さな物件を手計算にて申請したら、今時手計算でやって
いる人はいない、次回からは認定でやって下さいといわれました。
何でもかんでも、認定でやればいいものじゃ無いでしょう。
審査の指摘内容、対応法をあとからよくよく考えてみると、手計算が
よく解らず、認定なら安心という感じだった様な・・・。
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Re: 構造関係建築士法改正について
(no name) 2006/12/04 12:47:00
>  市販されているプログラムを全て導入するつもりなのか

主要な新認定プログラムは購入してほしいとの記述あり。
一部の新認定プログラムに特化した判定期間があってもよいとのこと。

すなわち確認検査機関はAプログラムの場合Aの判定機関、Bプログラムの場合Bの判定機関と判定先を選べるみたいです。


この辺に新しい商売の匂いがします。
電算プログラム認定を受けるのにどれ位の時間や費用がかかるか
知りませんが、構造設計者が個々でソフト開発者と組んで
自社でソフトを開発し、確認検査機関にソフトの料金、メンテナンス料などを請求できれば、充分採算取れるのではないでしょうか。ソフトの料金を決定するのも構造設計者(とソフト開発者)であり、値引きなどする必要もないですから。

で、設計事務所(構造設計者)の数だけソフトが乱立して、わけわからなくなる。って流れでしょうか。
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Re: 構造関係建築士法改正について
たかお 2006/12/04 12:56:45
それよりも確認検査機関から判定機関に判定を依頼するばあい判定料が10万から20万の間になるんちゃうかなと言われました。こっちの方が大変です。
また、判定内容についてもOKかNGを判定するだけでヒアリングの結果ミスが見つかったり、構造図・意匠図との食い違いが見つかった場合訂正を求めるのでなく。NGと判定されて再確認申請が必要になるかもと恐ろしい事いわれました。再確認となった場合の申請料は誰が払うの・・・(やっぱり構造担当者?)
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Re: 構造関係建築士法改正について
POP 2006/12/04 12:58:02
以前ちょっと不整形な建物をを任意形状にて解析したとき・・・
建築主事さんに「ヘッダーがないので確認出来ない」と言われた・・・
「平面と立面が不整形なので、任意形状にて解析しているので認定番号は印刷されないし、認定もとっていません」と言ったのですが、理解して貰うまで一苦労でした・・・。
どんな建物でも一貫に載せるのとが出来ると思っているらしいです。
手計算(エクセルなど)でも同じ事言われるのかなぁ?
ゴミレスでスミマセン(^^ゞ
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Re: 構造関係建築士法改正について
鉄骨屋 2006/12/04 13:06:22
面倒くさいから、
国交省認定プログラムじゃなくて、国交省作成プログラムにして
認定建築士に無料配布。
概要書でもなんでも好きなものをアウトプットしてもらえば良いし、
告示や改正も随時反映されて言うことなしなんですけどねぇ。
認定する能力があるのだから、作ることも簡単でしょう。
国の威信にかけて、悪用出来ないソフトにしてください。。

今後かかるであろう費用を考えれば
十分に予算を確保できると思うのだけれど。
誰が責任とるかって、やっぱり国でしょう。
確認申請システムの崩壊の責任は。

熱く語ってしまった。。
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Re: 構造関係建築士法改正について
ochaochag3 2006/12/04 13:45:12
パチパチ、拍手喝さいです!!!


>>誰が決めたか、せっかくの努力の認定プログラムは全て判定機関行きというのは何か間違っていませんか。
>
>構造計算もやった事の無い、未だに認定プログラムの意味さえも理解
>していない人達が知恵を出し合った結果です。
>一度、全ての市販認定プログラムに、例題として4本柱の平屋建を実際
>に一から入力して、計算書をまとめてみなさいよ。
>いかに大変か、実感出来ますから、それすらやっていないのでしょう。
>自分は、以前小さな物件を手計算にて申請したら、今時手計算でやって
>いる人はいない、次回からは認定でやって下さいといわれました。
>何でもかんでも、認定でやればいいものじゃ無いでしょう。
>審査の指摘内容、対応法をあとからよくよく考えてみると、手計算が
>よく解らず、認定なら安心という感じだった様な・・・。


しかしなんで、こういう人が決めるのでしょう、国土交通省、研究機関、大学教授の中にも構造に精通している人がたくさんいると思われるのに。


30年の実務経験者から言わせていただければ同一プログラムであっても、データー再入力の場合、環境、基本データーが異なれば、答えは違います、自分で自分のデーターを間違って消してしまった場合、二度と同じ状態で答えが出ません。

世の中、考えもつかないすばらしい人もいらっしゃるので、全ての、認定プログラムのデーター入力が出来る人もおられると思います、でもここに書かれているように、すべての認定プログラムに、同一建物の入力を行い、その答えを見てから論じてほしいものです、1スパン4本平屋で答えが違ったら、RC20m超なんぞ、姉歯物件以上に保有耐力(壁の扱い次第)が不足し終始がつかなくなりますが.....

もう一つ、機関が独自で入力される場合は、かまわないが(答えの良し悪しは別として)、データーを提供すれば、チェックは30秒そこらで答えが出るでしょう、何で35〜70日の期間と16万以上の費用がいるのでしょうか、データーもらえば、一日最低でも20〜30件(もっとかも)はチェック可能でしょうが、16万X20=一人一日320万ですよ(他のチェックもあると思いますが)こんなぼろもうけがあるでしょうか、おまけに他人のデーター使い放題。

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Re: 構造関係建築士法改正について
ホームズ 2006/12/04 17:05:30
私の聞いている範囲ですが

認定プログラムはすべて認定取り直しになるそうです。
認定プログラムで行った計算はすべて適合判定機関の審査になり、適合判定期間でdataを同一プログラムで流してエラーの有無をチェックすることになるのだとか。
つまり、バージョンアップはいっせいにやる、もしくはバージョンが変わるごとに認定取得になるということになるのでしょうか?(ここは想像)

逆に認定外のプログラムは手計算扱いになり、一度確認検査機関でチェックし必要に応じて適合判定機関に流す(つまり高度な計算?)のではないかと、耳に入っています。

これは、ほとんどの計算を認定プログラムを使用させるためなのでしょうかね。

知人の間では「当然適合判定機関は認定プログラムをすべて所有するしかないのでは?」といった意見があります。

適合判定は、判定員が二人で一組。
二人が手分けして審査するのではなく、二人がそれぞれの見解で審査し、モデル化などについて意見交換し場合によっては設計者に確認を行う、と説明を受けました。
判定員は、審査場所に缶詰になるようです。

今のところ、判定員が月に2度の勤務になる程度確保したいとか・・・。


あくまで、私の地方のうわさですが。
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Re: 構造関係建築士法改正について
もぐら 2006/12/04 17:37:10
>適合判定は、判定員が二人で一組。
>二人が手分けして審査するのではなく、二人がそれぞれの見解で審査し、モデル化などについて意見交換し場合によっては設計者に確認を行う、と説明を受けました。
>判定員は、審査場所に缶詰になるようです。

皆さん、判定員はどうしますか?私はちょっと考えています。
なんか変な方向に行ってしまう気がするし。
判定員資格だけは取っておいた方が良いのでしょうか?
私の聞いたところでは、結果責任は判定員個人だそうです。

聞いた話ばっかりで正式な発表はいつなんでしょうかね。
もうすぐ先の事なんですけどね。
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Re: 構造関係建築士法改正について
喰えないラーメン屋 2006/12/04 18:12:52
>もう一つ、機関が独自で入力される場合は、かまわないが(答えの良し悪しは別として)、データーを提供すれば、チェックは30秒そこらで答えが出るでしょう、何で35〜70日の期間と16万以上の費用がいるのでしょうか、データーもらえば、一日最低でも20〜30件(もっとかも)はチェック可能でしょうが、16万X20=一人一日320万ですよ(他のチェックもあると思いますが)こんなぼろもうけがあるでしょうか、おまけに他人のデーター使い放題。

再計算は従来の審査期間の仕事です。
地元では6月から入力データは計算書にFD添付しています。物件がないので未だ出していませんが・・・・。
入力データをチェックするのではなくて、出力結果をいじってないかのチェックが目的のようです。
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Re: 構造関係建築士法改正について
サリー 2006/12/04 18:54:29
>私の聞いたところでは、結果責任は判定員個人だそうです。

建築知識10月号で、
審査・判定に瑕疵があった場合、審査機関と構造計算適合性判定機関の責任分担はどうなるか。
これに関し今改正では、申請者に対しては、すべて審査機関が責任を負うとしている。つまり、申請者から直接に審査請求や訴訟を起こされる可能性があるのは審査機関ということになる。

とありましたが、審査機関から判定員個人に損害賠償はどうなるのだろう?

上之薗祐司さんのブログも一読(ピアチェック番外)を
http://uenosono.seesaa.net/article/28407482.html
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構造関係建築士法改正について
ochaochag3 2006/12/04 19:16:24
喰えないラーメン屋さん
いつも有難うございます。

>
>再計算は従来の審査期間の仕事です。
>地元では6月から入力データは計算書にFD添付しています。物件がないので未だ出していませんが・・・・。

再計算は従来の審査「期間」---->機関でしょうか?
この場合でも機関は評定の全プログラムを用意してくれるのでしょうか(上記FD添付でも該当プログラムがなければ意味のないものですが)

大阪市役所で一時やりかけたが、コンピューター埃かぶってますね、機関ばかりですが、役所提出時の対応はどうするのでしょうか知りたいところです。

>入力データをチェックするのではなくて、出力結果をいじってないかのチェックが目的のようです。

これは私もそう思います、しかし現実の話「BUS−3」RC造10F何ぞ保有までやって認定番号出せば、いじりようがないです(やはりもっと高尚なことをやる人もいるのですかね)でも、認定分のプログラムは必要ですね(メーカー無償提供だったりして)
macxさん、つかつている人はどうするのかな???
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Re: 構造関係建築士法改正について
MSD 2006/12/05 02:35:32
>これは私もそう思います、しかし現実の話「BUS−3」RC造10F何ぞ保有までやって認定番号出せば、いじりようがないです(やはりもっと高尚なことをやる人もいるのですかね)でも、認定分のプログラムは必要ですね(メーカー無償提供だったりして)
>macxさん、つかつている人はどうするのかな???

大手ゼネコンが申請した場合、対応はどうするのでしょう。
当然、自社製大臣認定プログラムにてやりますから、とてもじゃ無いが金額的にも、SS−2やBUSの比じゃありませんよ。
全ての判定機関で揃える事など出来ません。
その場合は、フリーパスですか、それともどうでもいいような事を設計者に質疑応答をして解ったふりをして通すのでしょうか。
(大手さんは、中小の物件は下請け、孫請けにまかせて、姉歯事件で
ミソをつけたり、談合事件等でしっぺ返しを受けているので少し慎重になっている?)
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Re: 構造関係建築士法改正について
よんぶんのいち 2006/12/05 09:49:31
プログラムメーカーとしては、自社製品が判定機関に無いばっかりに
確認業務にタイムラグが生ずるなどという話が流れるとイヤなので、
おそらく廉価あるいは法制度を作らせて無償提供という形を取るのではないでしょうか。

入力データの添付は数物件提出しましたが、事前にはデータによる再計算結果と
一貫計算出力(紙)の結果(一次の検定比?保有耐力結果?)を照合するだけだと
聞いていたのですが、全くその通りらしく役所からの質疑は何もありませんでした。
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Re: 構造関係建築士法改正について
momo 2006/12/05 10:26:39
>大手ゼネコンが申請した場合、対応はどうするのでしょう。
>当然、自社製大臣認定プログラムにてやりますから、とてもじゃ無いが金額的にも、SS−2やBUSの比じゃありませんよ。

そのゼネコンの元幹部が確認検査機関の理事とか・・・
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Re: 構造関係建築士法改正について
B反建築士 2006/12/05 16:44:00
>皆さん、判定員はどうしますか?私はちょっと考えています。
>なんか変な方向に行ってしまう気がするし。
>判定員資格だけは取っておいた方が良いのでしょうか?
>私の聞いたところでは、結果責任は判定員個人だそうです。

話が今のところ伝聞が多く錯綜していますね。
ただ、もし判定員になった場合個人に結果責任を問われるので有れば
いまのこの国で名前を名乗りやる人がいるでしょうか(自分にそんな度胸等ありません)
理由の一つは、対象となる構造設計者の死活問題を含め、揉め事がかなり起こる事が予想されます。
南の髭親父事件(?)の時等、再計算を担当した人は震え上がっていたそうです(伝聞)
この問題は、構造設計者のみならず、一番のお客である元請意匠設計者(施主)にも現状を周知徹底させておかないと、当然意見の相違で再々計算になりかねず(判定機関の言われたままにやれば別だが)時間がかかれば、内容に関わらずただ仕事が遅いという事で簡単に切り捨てられる恐れがあります。
限耐法の時と同じように、同法の施行前後に大騒ぎ(?)になった様に、本当の意味が解らず、一過性のものなのか、ただ早めに正確な情報がほしいです(by清貧構造屋)
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Re: 構造関係建築士法改正について
2006/12/05 16:57:26
判定機関の組織を肥大化させる方向に話しが進んでいるように見えます。

Sであれ、RCであれ、20mを超えなければ計算方法を問わず、今まで通り審査機関が審査するだけで十分と思います。
20mを25mにしても良いくらいです。
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構造関係建築士法改正について
ochaochag3 2006/12/05 19:29:09
皆さん貴重なるご意見有難うございます、いまさらながらこの問題のことの大きさ、根の深さに自分の考えもまだまだ浅いと思う次第です。

>判定機関の組織を肥大化させる方向に話しが進んでいるように見えます。
>
>Sであれ、RCであれ、20mを超えなければ計算方法を問わず、今まで通り審査機関が審査するだけで十分と思います。
>20mを25mにしても良いくらいです。

レスにありますよう、データーが改ざんされていないかのスルーチェックだけなら、検査機関だけで対応できるのではないでしょうか、又
濱さんのおっしゃるように、20mを超えなければ計算方法を問わず、今まで通りで十分と思います(でないと希望を持って審査機関入られた構造担当者の方に失礼かと思います)。

何でもかんでも、第三者チェックと言う発想がそもそもおかしいので、何のための審査機関の構造係があるのかといいたいところです(審査機関が見逃したからこういうことになったとの言い分でしょうが)。

話はそれますが、税理士、または会計ソフトを使っている人が、脱税したら(脱税は構造偽装より多いと思います)全国の会計ソフトの全て、データー渡してスルーチェック行いますか(会社の内容全て分かってしまう)、構造のデーターも、構造で生活している者にとっては、重要なデーター、思いそして、ものすごい情熱と考えが入っています、
そんな簡単にデーター渡していいものかどうか(必ず悪用されます)起こったものに対しては最善の努力をしなければなりません、特に構造は命にかかわる問題だといわれていますが、そういったことがないよう、われわれは法を勉強して、審査機関とともども技術の向上を図ればいいのであって、その為にはなんら問題の起こっていない、建物規模については従来とうりでいいのではないかと思います。

又、人命第一と考えるなら、ピァチェックの人材を、第一に学校そして人のたくさん集まる建物、の耐震改修の技術に力をそそぐのが先決と思います。
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データーチェックについて
ochaochag3 2006/12/06 09:36:28
喰えないさん

>>入力データをチェックするのではなくて、出力結果をいじってないかのチェックが目的のようです。

いじってないかのチェックであれば、誰もいじって答えの異なるデーターなどは提出しないと思いますが(間違って出す人はいると思うが)。

スーパーのレジで1万円の品を買うのに9900円しか出さない人はいないと思います、間違って出した人のためだけに、データーチェックのみ行うというのは(私は中身の検証をすると思っていましたが)、確率から言って非常に無駄な気もします。
機関が見てどうしても納得できない(疑義がある)建物のみ、データーを提出させて、ソフトメーカーに費用を払い再計算させればいいのではないかと思います。
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Re: データーチェックについて
もぐら 2006/12/06 10:38:27
>ochaochag3さん

喰えないサンの仰るとおり、検査機関が意図していることは、出力が改竄されていないか?と言うことかと思います。
ですので提出DATAを走らせて出力と比較したいのだと思います>くだらないとは思いますが。

それよりもBUS3がいよいよTEXT出力暗号化になってしまいました。
私はTEXT→EXCEL自動出力→別途検討していたので非常に困っています。正直にやっていた者が馬鹿を見るのは困りものです。
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データーチェックについて
ochaochag3 2006/12/06 11:00:27
もぐらさん
>
>それよりもBUS3がいよいよTEXT出力暗号化になってしまいました。
>私はTEXT→EXCEL自動出力→別途検討していたので非常に困っています。正直にやっていた者が馬鹿を見るのは困りものです。

BUS3がいよいよTEXT出力暗号化ですか、私はBUS3に変えて1年あまりですが、そのまま紙出力で、TEXT出力出来ることさえ知りませんでした、以前は「アーキプロ1」を20年使っていましたが
(今もS造は使っています)一度もTEXT出力はしたことがありません、一貫計算はあくまでも道具と考え、いじらないです、いじる必要がある部分は全て手書きまたは、別プログラム等の検証当を交え注釈しています、もぐらさんの、EXCEL自動出力→別途検討
はどういう利点があるのでしょうか、私も考えて見たいと思いますので、差し支えなければ、チョコッとだけ教えていただければ幸いです。
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Re: データーチェックについて
もぐら 2006/12/06 11:22:14
>ochaochag3さん
>もぐらさんの、EXCEL自動出力→別途検討
>はどういう利点があるのでしょうか、私も考えて見たいと思いま>すので、差し支えなければ、チョコッとだけ教えていただければ
>幸いです。

私が付き合っているゼネコンから”各部材のせん断に対する安全率を表形式で出してくれ”と言われてます。
ちょっと下のスレにあった奴です

Qp/Qnの一覧表を柱、梁、壁をXY+−出しています...

数が少ないと出力を見ながら打ち込めば良いのですが、10層、スパン10なんてなれば..しかも変更なんてくらったら..

ですのでEXCEL+VBAでTEXTファイルから自動読み込みしてEXCELに書き出せばボタンを押すだけで検討が終わります>楽ちん

そのほかにも1次設計時の壁のτとか、耐震診断のC-Fとか..
全部が使い物にならなくなってしまいました(悲)
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Re: データーチェックについて
toyochan 2006/12/06 11:30:01
昨年の事件の後、ソフトメーカーはバブル期以来の特需だったそうです。今回もよろこんでいるのはソフトメーカーくらいかな。

認定プログラムの最大の問題点は、構造の素人でもなにがしらのデータを入力すればそれなりの計算書ができてしまうことです。
能力不足の構造屋さんが、自分の思った答えが出ないので偽装をしたというのが真相のようです。
それで、そのような姉歯レベル偽装を防ぐためにデータの再計算をしようというのはわかりますが、そんなチェックはそれこそ構造のわからない人でもできますね。

重要なのは皆さんが思われるように、設計図書(実際の建物)とデータの整合性です。このデータをチェックする作業に再計算は必要ないと思うのですが...
データが無くても、優秀な検査員はこれまでしっかりした審査をされてきたのではないでしょうか?
検証者が自ら新たにデータを作って比較するんでしょうか?
そうなると、もうそれはその検証者の設計で、それなら発注者は最初から判定機関に計算を頼んだらってなことに...

皆さんのように実務をよく理解され、一線で活躍されておられる設計者が、どこまで判定員として時間を割くことができるか疑問です。
人員不足に駆り出されたのが、実務を知らない学者さん、一線を退き過去を引きずる元構造士、仕事のない経験不足の構造士ばかりとならないことを願います。
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Re: データーチェックについて
toyochan 2006/12/06 11:52:44
もぐらさん

>そのほかにも1次設計時の壁のτとか、耐震診断のC-Fとか..
>全部が使い物にならなくなってしまいました(悲)

テキストファイル入出力はとても重要ですね。お気持ちわかります。ただでさえ融通の利かない市販ソフトで、唯一融通の利くインターフェースです。
私は自作ソフトから、入力ファイルをリンク作成(一部ですが)させています。ユニオンから構造ソフトに乗り換えたのもテキスト入力が可能だったからです。
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データーチェックについて
ochaochag3 2006/12/06 13:04:55
もぐらさん

しようももない質問までご回答いただき有難うございます、
TXET出力データーは色々利用できるのですね、ただ私は、エクセル、ワード、等は全く使えません(悲)文書等は全て手書きかCADで作成します。
入力ファイルをリンクさせることも出来るとは、思ってもいませんでした(FAP−3--->BUSぐらいしか思いつきません)、かなりの数のソフトも持っていますが、60にもなつてまた新発見です。

toyochan さん

>>姉歯レベル偽装を防ぐためにデータの再計算をしようというのはわかりますが、そんなチェックはそれこそ構造のわからない人でもできますね。

本当に、走らせて、打ち出して答えの相違がないかのチェックだけなら、PCを多少なり理解できている、事務系の人でも可でしょう。

>>重要なのは皆さんが思われるように、設計図書(実際の建物)とデータの整合性です。このデータをチェックする作業に再計算は必要ないと思うのですが...


私も同感ですこれ以上の言葉はありません。

>>データが無くても、優秀な検査員はこれまでしっかりした審査をされてきたのではないでしょうか?


今提出している機関がそうです、構造の技術的な事は、設計者の意見を、よく汲んでくれ、親切に応対してくれます、逆に計算、図の整合性については、神経質になるぐらい見てくれます(自分の図が正しいと信じるものにとってはうれしい限りです)
そのせいが、処理件数は他機関の3〜5倍程度処理されています。

>>検証者が自ら新たにデータを作って比較するんでしょうか?


費用が10〜16万とかき込みを見たので、私も当初はこの費用かなと思っていました、では構造設計料と同等ぐらいのお金はどこに使うのでしょう。

>>人員不足に駆り出されたのが、@実務を知らない学者さん、A一線を退き過去を引きずる元構造士、B仕事のない経験不足の構造士ばかりとならないことを願います。


A--@--Bの順番の可能性が高いですね。または@-A-Bかな?
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Re: データーチェックについて
サリー 2006/12/07 10:03:54
構造審査方法途中経過(日刊建設工業新聞12/7より)
http://www.decn.co.jp/

建築主事と確認検査機関は、設計図書の法令仕様規定との整合性、計算書に記載された部材断面と設計図断面との整合性、設計図内の整合性、新たに作成する審査指針との整合性などを確認する。
 これに対し適合性判定機関は、設計内容と使用プログラムの適合性判定、申請者からCD−ROMで提出されたデータを基に構造計算結果の評価や、再計算の結果が適切かどうかなど工学的な判断(エンジニアリングジャッジ)を行う。建築主事または建築確認検査機関が申請受け付けから21日以内に審査した後、適合性判定機関による審査が14日以内に行われる。審査判定の基準は政令・告示、技術的助言として明示される予定だ。構造計算の大臣認定プログラムは、計算の偽造が行えないようにするため、既存ソフトについては修正と再認定が必要となる。
 一方、建築確認審査などの過程で生じる設計変更の取り扱いも厳格化される。これまでは最初に仮の構造計算書を提出しておき、斜線規制や防火などに続いて構造計算の審査が始まるまでに差し替えることも許容されていたが、改正建築基準法の施行により、こうした差し替えは厳しく規制される見通しだ。加えて、審査過程で指導を受けて設計図書を書き換えて全面的に差し替えることもできず、途中で申請が却下されると手数料を別途払って申請し直すことになる。また、再申請の目安となる差し戻しの回数を決めることなども検討課題に上がっている。
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RC耐震壁の開口補強の配筋
sabai 2006/12/03 17:53:37
9ヶ月振りの相談です。共同住宅RC9階建ての連層壁最上階の耐震壁にのみバルコニー出入り用の開口(上部は梁下まで、下部は20センチ立上りあり)があり、構造図の壁リストでは横筋10−D16となっています。

構造設計者には開口下部の立上り部分にはリスト通りに、開口上部は梁の中に梁主筋を考慮して10−D16相当になるよう2−D22を追加するよう指示されました。

私の考えは、このような場合横筋は配筋不要とし、その代わり開口上部の梁部分のせん断補強筋を割増すのが良いと思っています。皆さん如何でしょうか?参考書のここにあるよ、というのがあれば尚助かります。

また、開口上部の梁のせん断補強の検討方法は、壁のせん断応力度相当を梁に考慮したせん断補強とするのでしょうか。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
喰えないラーメン屋 2006/12/04 02:39:51
有開口耐震壁になるかどうかは、個々の設計者の判断として・・・RC規準(1999)P230の1〜5行目に、
・・・壁板の中央付近に小さな開口があって・・・、仮定が著しく不適当と考えられる場合は、実験資料も参考にするなど、特別の配慮をはらって補強する必要がある。

開口タテ筋もびっくりするぐらい沢山入ってませんか。

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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
sabai 2006/12/04 19:55:45
ありがとうございます。やっぱりおかしな指示であることが分りました。


>有開口耐震壁になるかどうかは、個々の設計者の判断として・・・RC規準(1999)P230の1〜5行目に、
>・・・壁板の中央付近に小さな開口があって・・・、仮定が著しく不適当と考えられる場合は、実験資料も参考にするなど、特別の配慮をはらって補強する必要がある。
>
>開口タテ筋もびっくりするぐらい沢山入ってませんか。
>
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
ひのくま 2006/12/05 11:36:10
>また、開口上部の梁のせん断補強の検討方法は、壁のせん断応力度相当を梁に考慮したせん断補強とするのでしょうか。

この件で構造設計者と検討したことがありますが、確かな返答はありませんでした。
それで、「建築構造QアンドA(RC造)」(建築知識)のp215からの「境界梁」を参考に考えを進めました。
ここでは、壁の中央部を規準としていますが、その時は左右の柱、上下の梁を規準に考え、壁の耐力と、梁の耐力を比較しながら結論を出しました。
この開口部周辺の架構の様子によって、考え方が異なってきますので、設計図を見ないと分からないことが多いようです。
元の構造計算の時にそれは考慮していないのでしょうか?現場に入っていまさら検討することはおかしいのではないでしょうか?
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
sabai 2006/12/05 11:48:33
>元の構造計算の時にそれは考慮していないのでしょうか?現場に入っていまさら検討することはおかしいのではないでしょうか?

仰る通りです。構造図壁リストに、当該壁のみの補強筋本数が表現されていたため、吐き出し開口(出入り口)の下には配筋出来るスペースが無く、上部は梁になってしまう為、構造設計者に確認した次第です。要は、設計者が分っていない、ということです。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
よんぶんのいち 2006/12/05 15:10:50
たとえ開口が梁の内法高さ全てにわたっていても、横筋相当のものは必要になります。
ですから本質的に梁主筋2-D22を追加する事事態は間違ってないんじゃないかな。
但し、事前に腰壁の残りが小さい事が分かっている場合には最初から梁主筋を
割り増す等構造詳細図で指示しておくべきかとは思います。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
喰えないラーメン屋 2006/12/05 20:11:30
>たとえ開口が梁の内法高さ全てにわたっていても、横筋相当のものは必要になります。

それって耐震壁なんですか・・・。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
sabai 2006/12/06 00:31:41
>>たとえ開口が梁の内法高さ全てにわたっていても、横筋相当のものは必要になります。
>
>それって耐震壁なんですか・・・。

図面上は、耐震壁の表示になっています。開口率だけでチェックしたような??感じです。

よんぶんのいちさんへ
2−D22の追加が正しいかどうかは??でした。設計者の受答えの中で、枠梁の概念が無くただ表示されている本数相当の鉄筋量を入れたい、とのことでしたので。RC規準の「特別の配慮・・・」が無いように感じました。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
喰えないラーメン屋 2006/12/06 08:14:32
スレの、

>私の考えは、このような場合横筋は配筋不要とし、その代わり開口上部の梁部分のせん断補強筋を割増すのが良いと思っています。
>
>また、開口上部の梁のせん断補強の検討方法は、壁のせん断応力度相当を梁に考慮したせん断補強とするのでしょうか。

と、思います。
袖壁の境界梁に、スターラップが入らない?ほど沢山の本数が必要になるかも・・・。で、耐震壁扱いにした。(^^ゞ
以上は、RCは滅多に計算したことないのです、想像です。

境界梁が、短期、保有時に壊れなければ耐震壁にして良いの鴨。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
よんぶんのいち 2006/12/06 11:05:16
喰えないラーメン屋さん

>それって耐震壁なんですか・・・。

まあ、耐震壁としてよいかどうかは個々の状況の判断としましょうよ。

sabaiさん

開口縁水平部に張力が発生するのは事実ですから、開口補強筋代わりに梁主筋を増やすのは
特に間違ってないように思います。
但し「特に配慮」については、吐き出し部分のSTPを増やす等の措置は必要かと思いますし、
そもそも開口横筋10-D16ってどうよ?全うに設計できてんの?という気もしますね。
壁厚増やして鉄筋径あげて本数減らすべきでしょう。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
sabai 2006/12/06 15:32:59
>そもそも開口横筋10-D16ってどうよ?全うに設計できてんの?という気もしますね。

計算書見ると、耐震壁を主とした方向を増分解析で1/50まで加力した結果に対して、断面算定をしていたようです。Qu/Qunはほぼ2倍です!下層階の耐震壁など壁厚180mmに横筋D13@60なんてのもありました。鉄筋屋さんと監督ががんばったのでジャンかも無く仕上がってますが。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
喰えないラーメン屋 2006/12/06 18:23:28
>但し「特に配慮」については、吐き出し部分のSTPを増やす等の措置は必要かと思いますし、

下階は無開口耐震壁だからタテ筋は要らないのでは。
上階の梁のSTP配筋が不可能なのでは・・・と推測。(計算したこと無いのダス。(^^ゞ)

>そもそも開口横筋10-D16ってどうよ?全うに設計できてんの?という気もしますね。

いや〜。計算ソフト結果の通りなんで、間違ってないですが・・・。と、よく言ってる方・・・σ(^^;)

>壁厚増やして鉄筋径あげて本数減らすべきでしょう。

壁厚増やすと鉄筋本数が増えませんか・・・(^^ゞ
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
よんぶんのいち 2006/12/06 18:48:38
>壁厚増やすと鉄筋本数が増えませんか・・・(^^ゞ

難しい理屈は置いといてD25とか使えたらごっそり本数減りまっせ。
・・・やったことないけど。
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Re: RC耐震壁の開口補強の配筋
喰えないラーメン屋 2006/12/07 09:54:38
>・・・やったことないけど。

やったこと無いので・・・ここの部屋で情報を仕入れておくと、いざ本番つ〜時に役に立つス。
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鋼管杭の選択
恥柿構造 2006/12/02 13:56:56
お世話になります。

低層建物で比較的浅い深さに支持層や中間層がある場合、排土がでないことや近隣への配慮や施工性で鋼管杭を選択する場合が多いです。杭本体にそれぞれ工夫がなされていますが、同じ回転圧入工法で多数あり選択に迷います。

経済性は選択の重要なポイントですが、それ以外にどのような点に考慮して選択していますか?
この工法でこんな失敗や不都合があったとの経験談がありましたらおきかせください。
どの工法を選択することが多いですか?
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Re: 鋼管杭の選択
Lion 2006/12/02 14:41:29
恥柿構造サン

>経済性は選択の重要なポイントですが、それ以外にどの
>ような点に考慮して選択していますか?

数十の現場でEAZET工法を採用しました、全くの
排土0でした、欠点はもち値段が高い(最近は競合が
出てきて大分下がったですが)定尺が6mなので、継
杭が多い(当然値段も高くなる)、長所は排土が無い、
支持層への定着確認が確実、狭い場所に打設可能、
上手く認定を取っているので耐力は高い(α300、
Nは1d+1d平均値で良い)。。。

小型構造物には非常に良い杭だと思います、但し杭選定は
メーカーまかせにせず自分で検討します、メーカーだと
経済性はあまり考えてくれませんので。
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Re: 鋼管杭の選択
2006/12/02 15:22:05
私も EAZETを使います。
時々 ATTコラム です。
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Re: 鋼管杭の選択
恥柿構造 2006/12/02 16:09:23
Lionさん 濱さん、返事ありがとうございます。

EAZET工法を採用する時、他の工法と比較してEZを選択したのでしょうか?Lionさんがおっしゃっているように、高いとの評判がありますが、どのような点を評価してEZにしたのでしょうか?

>時々 ATTコラム です。
ATTコラムは使ったことがないのですが、どのような場合に採用するのでしょうか?柱状改良を併用する事によって摩擦力が大きくとれそうですが。
テノックスの人があいさつに来た時に、高いテノコラムと高いEZをくっつけてどうすんのと冗談をいったら笑っていました。

EAZET工法以外の工法を使ったことのある方はいらっしゃらないのでしょうか?
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Re: 鋼管杭の選択
4年ぶり 2006/12/02 17:46:13
>EAZET工法以外の工法を使ったことのある方はいらっしゃらないのでしょうか?


NSエコパイルもEAZET工法と同様ですが安くて良いですよ。
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Re: 鋼管杭の選択
マータ 2006/12/03 13:02:44
ダクパイル工法

EAZETのコストの1/2〜2/3くらいでおさまります。
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Re: 鋼管杭の選択
Lion 2006/12/03 13:28:02
マータさん

>ダクパイル工法
>EAZETのコストの1/2〜2/3くらいでおさまります。

欠点は種類が少ないことです、低層物件にしか使えない、
α値も220と小さい(EZは300)
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Re: 鋼管杭の選択
マータ 2006/12/03 15:06:02
>欠点は種類が少ないことです、低層物件にしか使えない、
>α値も220と小さい(EZは300)

そうですね。もっと種類増やせとメーカーには言ってます。

発注者指定で、4階建て壁式に採用した事ありますが、べらぼうに杭本数が多くなります。それでもEAZETと比較にならなく安いです。

一般住宅(S、WRC、W)の低層なら全く問題ないです。
ただ途中にちょっとでも固い地盤があると施工しづらいようです。
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Re: 鋼管杭の選択
解析者28号 2006/12/03 20:50:08
>
>発注者指定で、4階建て壁式に採用した事ありますが、べらぼうに杭本数が多くなります。それでもEAZETと比較にならなく安いです。
いつも思うことですが、本数が少ない方がいいメリットはなんですか。
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Re: 鋼管杭の選択
Lion 2006/12/03 21:06:38
解析者28号さん

>いつも思うことですが、本数が少ない方がいいメリットは
>なんですか。

コスト低減です、本数が少ない方が安くなります。
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Re: 鋼管杭の選択
解析者28号 2006/12/04 06:51:51
Lionさん、こんにちは。
>
>コスト低減です、本数が少ない方が安くなります。
>
一概に安いとはいえない場合がありますよ。特に鋼管杭の場合、材料費がほとんどしめていますから、施工費はその半分以下になります。太い杭で本数を減らした場合より、細い杭をたくさん打った方が安い場合が結構あります。
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Re: 鋼管杭の選択
マータ 2006/12/04 08:43:25
鋼管杭は材料費が高いので、杭が長い場合にはコストが高くなりやすいです。ダクパイル工法は厳密には一般の鋼材とは材質自体が違う様で鋼管杭の施工性を保ちながら、材料費を安くした感じの杭です。太い杭があればいいのですが、現状は細径のみ。軸材が細くでちょっと重い建物だと、水平力で杭本数が決まってしまいます。
それでもコストメリットから低層建物の場合、比較対象から外せない。EAZETと合見積りとるとビックリします。
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Re: 鋼管杭の選択
Lion 2006/12/04 10:11:41
解析者28号 サン

>一概に安いとはいえない場合がありますよ。

そうでした、語句を加えます”一般的に・・・”ですね

EZの場合は先端羽根径で決まりますから、羽根が
大きい方が耐力上がります、今はカタログから消えた
267.4xφ800を使った事が有ります、PHCの
φ600相当に近い耐力が取れます。
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再勉強
ひのくま 2006/12/01 18:42:32
姉歯事件等で、今まで外注していた構造設計計算を自分でする覚悟をしました。姉歯事件ばかりでなく、途中で計算を投げ出されたり、入力ミスがあっても「すいません」で片付けられ、大損害したからです。今から構造の勉強は大変ですが、3ヶ月でほぼ自信がつきました。ひととおり各種構造基準の理解はできました。しかし、まだまだ構造の感覚がついてきていませんので、苦労はすると思いますし、高額な計算ソフトもそろえなくてはならず
収入もがた減りです。でもなぜか設計に安心感が出てきました。
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Re: 再勉強
Lion 2006/12/01 22:42:31
ひのくまサン

>今から構造の勉強は大変ですが、3ヶ月でほぼ自信が
>つきました。ひととおり各種構造基準の理解はできました。

凄いですねぇ、私なんか540ヶ月以上やってますが
未だ毎日悩んでおります(;´_`;)
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/02 00:12:54
>ひのくまサン
>
>>今から構造の勉強は大変ですが、3ヶ月でほぼ自信が
>>つきました。ひととおり各種構造基準の理解はできました。
>
>凄いですねぇ、私なんか540ヶ月以上やってますが
>未だ毎日悩んでおります(;´_`;)

理解と言いましても、たいしたことではありません。

たとえば「新構造計算の実務(建築技術)」は全部理解できました。引用する参考書(RC規準とか鋼構造規準とかひと通り読んで)はそろえましたので、時間をかければ小規模のビルの計算はできるかも知れません。実際の構造計算書がどのように進められているかと比較してみますと、だいたい出来るような気がします。
後はソフトの入力に間違いが無いか、ですか。
ソフトの計算結果にバグがあって信用できない場合のチェックも時間がかかるような気がします。
しかし、規準に載っていない「工学的判断」が要求されますと多くの文献(学会など)を調べたり、色々考えたりで、採算も合わなくなります。
お金のことを忘れないとミスしたり、手を抜いたりして後で苦しみます。
もうお金のことは考えずに真実を追究するという人生観を持たなければいけないのかな、と思います。情けない話ですけど。
信用できる人間が廻りにいない、というのは私の責任ですので、そのツケが廻ってきたのか、と思っています。
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Re: 再勉強
2006/12/02 06:53:09
>もうお金のことは考えずに真実を追究するという人生観を持たなければいけないのかな、と思います。情けない話ですけど。

人生の目標そのものではないでしょうか。
決して情けない話しではありません。
戒律を守り日々精進です。
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/02 10:19:38
そうですね。嘘をついてお金を稼ぐより、正しいことを貫いて貧乏するほうがいいですからね。
ただ企業としては、現実はやや違うようですが、それぞれに個別のやむを得ない事情があると思います。
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Re: 再勉強
momo 2006/12/02 10:37:21
私の知り合いのベテランの意匠事務所さんは
構造も独学で経験豊富なのですが
例の事件で弊社に外注されるようになりました^^;
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再勉強
ochaochag3 2006/12/02 10:52:25
ひのくまサン

>
>>今から構造の勉強は大変ですが、3ヶ月でほぼ自信が
>>つきました。ひととおり各種構造基準の理解はできました。
>
>凄いですねぇ、私なんか540ヶ月以上やってますが
>未だ毎日悩んでおります(;´_`;)


すごいですね、私もLionさんには負けますが、360ヶ月以上やっています、未だ毎日悩んでおります(;´_`;)(借用ごめんなさい)、特に、一貫計算は同一のものを20年使っていますがRC造などは、疑問だらけです(基準が曖昧なため)
ソフトのバグ等も指摘していろいろ改善もしてもらいましたが
こればっかりは、計算の内容(工学的なものはもちろんプロセスまで)完全に理解していないと、発言(修正要望)できるものではありません、信頼できる構造屋さんに当たらなかったことはお気の毒ですが、教科書に載っている、例題は比較的分かりやすくてためになりますが、仕事となると例題どうりは、まずありません、自分のやった答えがあっているかどうかの判断に必ず、第三者(検査機関、友人でもいい)が必要ですので、構造屋さんの友人を持つことをお勧めします。

また独学と、協力(相談できる)友人がいる場合とは、自身の実力の付具合のスピードが2〜3倍変わってきます。

人生は一回限りです、自分のやりたいことができるのが一番幸せです、(60過ぎて、デザイン能力の全くない、数学好きに構造はいい仕事だと思っています)が、現実生きていくために、お金が要ります(この日本社会では)お金の発生する仕事には期限があります、いいもの(美味しい物)を作る責任もあります。
そういうところも考えて、これからの構造界を支えるようにがんばって勉強してください。
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/02 11:49:22
 >特に、一貫計算は同一のものを20年使っていますがRC造 などは、疑問だらけです(基準が曖昧なため)
 ソフトのバグ等も指摘していろいろ改善もしてもらいましたが
 こればっかりは、計算の内容(工学的なものはもちろんプロセ スまで)完全に理解していないと、発言(修正要望)できるも のではありません、

そうですか。ソフトについても苦労がずーっと続くのですね。

 >信頼できる構造屋さんに当たらなかったことはお気の毒です  が、教科書に載っている、例題は比較的分かりやすくてため になりますが、仕事となると例題どうりは、まずありません、 自分のやった答えがあっているかどうかの判断に必ず、第三者  (検査機関、友人でもいい)が必要ですので、構造屋さんの 友人を持つことをお勧めします。

信頼できる構造の方をどうやって探すかで数年はかかるのでしょうね。それまでさらに別の失敗も経験しないといけない訳ですか。


 >また独学と、協力(相談できる)友人がいる場合とは、自身 の実力の付具合のスピードが2〜3倍変わってきます。

今回も構造に堪能な方と某物件について、規準にはない難物件について実務をやりながら学んだのですが、それでその人の構造的な感覚を感じました。実際の計算をする前に、本能的に凡そをつかめるのですね。
たとえば、ソフトがおかしい、と言われたときは驚きました。まさかソフトが間違っているとは夢にも思っていませんでしたから。
また、想定の応力図やヒンジ図をすらすらと書けるわけです。
さらに、その場で計算の方針を出せるわけです。

 >人生は一回限りです、自分のやりたいことができるのが一番 幸せです、(60過ぎて、デザイン能力の全くない、数学好き に構造はいい仕事だと思っています)が、現実生きていくため に、お金が要ります(この日本社会では)お金の発生する仕事 には期限があります、いいもの(美味しい物)を作る責任もあ ります。
 そういうところも考えて、これからの構造界を支えるようにが んばって勉強してください。

有難うございます。やはり構造と言う世界を好きになれないとお金との戦いにもならないわけですか。「構造が何より好きだ」という人はほんとうに尊敬致します。
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再勉強
ochaochag3 2006/12/02 12:09:21
もう一つ追加です

>
>そうですか。ソフトについても苦労がずーっと続くのですね。

バグの一つでしょうか、ソフト開発の際に想定していなかかったことをやると出るでることが多いです、また法改正の時は出まくりです(メーカーも時間に追われているためしっかりデバックが出来ない)でも通常はそんな心配はあまりありません、いいソフトはそれなりに自分の手足になります。(過去ログにどんなソフトが多く使われているか書き込みがあります)


>信頼できる構造の方をどうやって探すかで数年はかかるのでしょうね。それまでさらに別の失敗も経験しないといけない訳ですか。


私の場合は、すべて紹介の輪で成り立っています、付き合いのある事務所に紹介してもらうのが一番早いでしょう、意匠構造は必ずワンセットなので、構造はどこかに頼んでいるはずですから、また評判も、事務所が依頼されている構造屋さん確実が高いでしょう。
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Re: 再勉強
ぽきぽき: 2006/12/02 12:19:27
ひのくまさん、こんにちは。

私も意匠屋で、同じような気持ちをもっています。
まだ勉強は初めてないですが・・。
信頼出来る構造やさん・・昔いたのですが無資格だったり
どっかへ、にげちゃったり・・今は一級建築士事務所に
お願いしているのですが、どうも心の底から信頼出来ないのです。

3ヶ月でだいたい理解出来る様になった・・って言葉はとても
勇気づけられます。私は、構造が理解出来る様になれば
信頼出来る構造屋さんを見極めれるようになり、そうなれば
その構造屋さんにお願いしようと思っています。
しかし信頼出来る構造屋さんを探すのに構造の勉強をするのは
とても辛い・・けど・・やるしかないですね。
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/02 13:48:43
>>3ヶ月でだいたい理解出来る様になった・・って言葉はとても
>勇気づけられます。私は、構造が理解出来る様になれば
>信頼出来る構造屋さんを見極めれるようになり、そうなれば
>その構造屋さんにお願いしようと思っています。
>しかし信頼出来る構造屋さんを探すのに構造の勉強をするのは
>とても辛い・・けど・・やるしかないですね。

一番しんどいのは、寝ても覚めてもふとんのそばに構造の本を置いていて、暇があれば読む、わからない箇所をわかるまで考え調べることです。そして、喫茶店で構造のわかる人にコーヒーをおごって雑談をしながら聞くこと。
定期技術雑誌のほか専門書を十万円くらいかけてそろえました。
まず、何か一冊読破する。
私の場合は、確認申請のためのバイブル本(新構造計算の実務(建築技術)」がタイミングよく新発売されましたので、これを読破しました。これを手がかりに範囲を徐々に広げました。

構造的な感覚は、日常の目に見える物体や建物で「曲げ」「せん断」「崩壊の想定」のことをいつも考え、頭の中でM図、Q図、ヒンジができる箇所を描くよう努力する。最初は当然わかりませんが、少しづつ、少しづつ。

設計図書の構造図と計算書から、計算の流れをおおよそつかむ。これは生きたデータですのでリアルで頭に入りやすいと思います。数回繰り返せば、記憶に残るようになります。

あとは、QアンドAとよばれている本やサイトを見て、前線の構造設計屋さんは何を悩んでいるのか知る。これによって自分の構造的技術のレベルを図り、何が足りないのか洗い出して、それを解決するため、あちこちに走る、ということでしたが、この方法でよいかどうかはまだわかりません。人にもよる(個人差)と思います。

自分の専門分野の仕事を犠牲にしますので、とにかく集中して短期間に終えなくてはなりません。

計算式はなるべく大きな文字で書いてのびのびと行なう。
小さな文字でノートに詰めて書くと、そのうち「いや」になりますから。
書いて覚えるため紙はふんだんに使います。

このほかにいい方法があれば、また進歩も早くなると思います。
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Re: 再勉強
momo 2006/12/02 14:23:53
>ひのくまさん、ぽきぽきさん

意匠の方が構造に対する理解を深めようとする姿勢は正しいです。中には構造を知るとデザインが出来ないと豪語する方もいらっしゃいますし・・^^;そういう方に限って手戻りが大きくたいした仕事はされてません(苦笑)

がんばってください。
我々の仕事が無くならないようにほどほどに・・^^;
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/02 17:48:36
>>ひのくまさん、ぽきぽきさん
>
>意匠の方が構造に対する理解を深めようとする姿勢は正しいです。中には構造を知るとデザインが出来ないと豪語する方もいらっしゃいますし・・^^;そういう方に限って手戻りが大きくたいした仕事はされてません(苦笑)
>
>がんばってください。
>我々の仕事が無くならないようにほどほどに・・^^;


このサイトを最近知りましたが、すごいですね。
分からないことがいっぱいありますが、氷山の一角が崩れていくように構造が明らかにされます。
たぶん、かなり優秀な方たちが集まっておられると思います。
こういう人達がいっしょにコーヒーを飲めるほど身近におられたら、私も現実に刺激され、来年からはプロまがいに仕事も受注できるようになると思うのですが。
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Re: 再勉強
鉄骨屋 2006/12/03 10:39:24
こんにちは。

> 氷山の一角が崩れて

とーってもつまらないことですが、、、
この表現に悩んでしまいました。
これは一般的な表現でしょうか?

目に見えてるものの裏や奥に、本質が隠されているとか
多くのことが隠れているとか、そういう意味で
「氷山の一角」という例えが有ります。

そういう意味において、
「氷山の一角が崩れる」というのは、
そういった本質が徐々に見えてくる、と捉えれば
文意と一致するようです。
(当たり前)

これを力学的に説明すれば
浮力と重力とで平衡状態を保っている氷山は
海面上の一部が分離すると、
平衡を保とうと、重力分が減ったのを補うために
全体が上に上がります。
こうして、海面上の氷が崩れるたびにこの一連の
変化が行われる、という意味で
徐々に難問が解き明かされる、というような例えとも
解釈できます。

しかし、本来の「氷山の一角」の意味、すなわち
表面的に見えている事象に比べれば隠されていることの方が
とてつもなく大きいという意味に対しては
「氷山の一角が崩れる」とは、
その平衡状態(氷山という力学的なシステム)が何らかの原因で崩壊し
隠されたものが一気に表面化する意味、とした方が
よさそうな気がします。
ただし、その場合は「氷山の一角」というより
むしろ「氷山」とした方が良さそうですが。
しかし、「一角」によって限定された運動なのか?
「一角」とは数学的なΔ(微小変位)なのか
そうだとすれば、極限状態を推定するための表現なら
やはりおかしい。。

私も勉強しなくては。

本旨からはかけ離れた投稿をご容赦ください。
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Re: 再勉強
Lion 2006/12/03 13:33:14
鉄骨屋サン

日本語って難しいですね、掲示板にカキコしてから
しまったと思うことが多いです>私

http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/2005/20051119.htm
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Re: 再勉強
鉄骨屋 2006/12/03 13:47:37
Lionさんへ

>日本語って難しいですね、掲示板にカキコしてから
>しまったと思うことが多いです>私

指摘しているというより、
いろんな表現を楽しむ傾向にあるので
ちょっと屁理屈をこねてみました。
スレ主さんには失礼なことをしたかもしれません。
関係ないことで横槍入れるのは好ましく有りませんからね。
家族にもいつも「しょうもない」と怒られているオヤヂです。
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Re: 再勉強
鉄骨屋 2006/12/03 14:05:38
今度は真面目にレスします。

>構造的な感覚は、日常の目に見える物体や建物で「曲げ」「せん断」「崩壊の想定」のことをいつも考え、頭の中でM図、Q図、ヒンジができる箇所を描くよう努力する。最初は当然わかりませんが、少しづつ、少しづつ。


このご意見、私の地域の自称「構造の権威」の先生方にお聞かせしたい。
恐らく、ひのくまさんは、十分、実務レベルだと思いますよ。
私は鉄骨しかできない片輪者(差別表現失礼)ですから
太鼓判押しても、役人の目くら判(またこの表現)より価値無いですが。

意匠設計の方にこういった認識の方々が出てらっしゃったのは
新しい発見というか、当たり前の話ですが新鮮でした。
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Re: 再勉強
Lion 2006/12/03 14:35:26
鉄骨屋さん

>意匠設計の方にこういった認識の方々が出てらっしゃったのは
>新しい発見というか、当たり前の話ですが新鮮でした。

実は私も大昔から二刀流(意匠+構造)なのです(笑)
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Re: 再勉強
toyochan 2006/12/03 16:22:44
>実は私も大昔から二刀流(意匠+構造)なのです(笑)

私もそもそも意匠志望でした。それが「構造の裏打ちのないデザインなど絵に描いた餅」とばかり、この世界に足を踏み込んだのが運の尽き...

一度はこの世界から逃げ出すも、この魔力(魅力?)に取り憑かれ、ここ10年ほど意匠設計とはご無沙汰です(もう戻れない)。
私は不器用で二刀流は使いこなせませんでした(笑)。
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Re: 再勉強
momo 2006/12/03 19:06:29
一般の方は建築が分業になってるとはしりませんから。
建築事務所というだけで。
私の所にも知り合いから自宅の設計の依頼がよく・・・。

数件やっちゃいました・・^^;

どちらにしろ皆さん元々意匠志望じゃありません?
少なくとも学校入った頃は構造なんて私は知りませんでした^^;
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Re: 再勉強
2006/12/03 21:57:23
小生も二刀流です。

打合せに時間がとられるので、限定して引き受けています。
インテリアやエクステリアの味付けは、インテリアコーディネーターにお願いしています。

法規上の折衝も面白いですね。
微妙な解釈をめぐっての議論です。
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/04 01:16:26
鐵骨屋さんの「氷山の一角」に関するお話は、新鮮でした。日ごろの会話で何気なく使っている言葉ですが、確かに突き詰めて考えると「いい加減な部分」がたくさんありますね。だから「言った」「言わない」「そうとは思わなかった」「だったらそうと言ってくれたらよかったのに」などというトラブルも少なくなると思います。
「氷山の一角」の内容は、構造的にものを捉える方法をご教授いただいたと思います。有難うございます。短期荷重の場合、建物が挙動する姿をリアルに想定し捕らえることの重要性ですね。
体育館の耐震3次診断で、いわゆる猫走りと称する部分の耐震要素を構造専門の方は誰も軽く見ておられました。しかし、この小さな猫走りのIs値を出すことによって、ゾーニングの部分のIs値が大きく変わりました。構造専門の方も色々悩んでおられるのだなと思いました。先入観の恐ろしさも感じました。
私は施工管理や設備(給排水、電気)計算もしています。結局、意匠と設備と改修(耐震も含む)でてんてこまいです。毎日必ず空手の練習もあります。
それだけに、何か見落とすことの恐ろしさが常に心のなかにあります。やはり信頼できるパートナーは必須です。
Lionさん、濱さん、toyochanさん、momoさんのお話をお聞きしながら構造的感覚を本能まで高められたら幸せだと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
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Re: 再勉強
喰えないラーメン屋 2006/12/04 02:53:48
>体育館の耐震3次診断で、いわゆる猫走りと称する部分の耐震要素を構造専門の方は誰も軽く見ておられました。しかし、この小さな猫走りのIs値を出すことによって、ゾーニングの部分のIs値が大きく変わりました。構造専門の方も色々悩んでおられるのだなと思いました。先入観の恐ろしさも感じました。

建物全体では変わらないと思います。
大きくなったように見える耐力は、屋根ブレース、庇、ギャラリー部分を通して伝わる妻壁の負担分です。
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Re: 再勉強
鉄骨屋 2006/12/04 09:47:14
月曜の早朝からの議論には敬服します。

猫走りとは、キャットウォークのことですよね?
それが耐震要素になるとは驚きですが
妻の構面まで力が伝達されているのでしょうか?
だとしても、喰えないラーメン屋さんのおっしゃるように
建物全体としてのIsは変わらないと思います。
そもそも猫走りの剛性にも寄るでしょうが、普通は
屋根ブレース等による屋根面剛性に比べて、猫走りの曲剛性は
かなり小さいと思われるので、ほとんど無視するべき伝達だと思います。
しかし驚くほどIsが変わるとはまさに驚くべき猫走りですね。
本当に評価すべき猫走りかどうか、ディテールを見ないと
わかりませんが、少々疑問です。
私のイメージする猫走りとは違うのかもしれませんが。
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Re: 再勉強
momo 2006/12/04 10:38:12
>猫走りとは、キャットウォークのことですよね?

いわゆるギャラリーと同様の事と思われ・・
この前の物件では診断時は無視して屋根面耐力検討時には
足し込みました。1m位の出で10%くらいはブレース伝達減りました。妻面間距離にもよりますが。

同様に屋根面レベルに庇がある場合も。
折り上げて樋になってる場合など見た目にも効きそう。
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Re: 再勉強
(no name) 2006/12/04 10:50:03
>猫走りとは、キャットウォークのことですよね?
>それが耐震要素になるとは驚きですが

説明不足でしたが、体育館といっても屋根以外はすべてRCです。
屋根はトラス+ブレース構造で、RCの梁にアンカーで固定されています。
ギャラリーは幅1.6mの通路で、1階ピロティー駐車場の2階から上の3層吹き抜け体育館で3階の四周に設けられています。

もともとの構造設計から判断しますと屋根ブレースの耐力はなく、屋根は非剛床です。
妻面のRC4層柱は独立柱のようになります。
これら独立柱が3層目のギャラリーと各層の梁でつながっている状況です。2階の床は剛床です。

取り急ぎ、そういう建物です。
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Re: 再勉強
鉄骨屋 2006/12/04 12:47:02
了解しました。
ギャラリーのことだったのですね。
キャットウォーク=点検歩廊という認識から
猫走りで?と言うことでした。
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Re: 再勉強
喰えないラーメン屋 2006/12/04 16:39:18
>キャットウォーク=点検歩廊という認識から
>猫走りで?と言うことでした。

キャットウォーク=猫歩きダス。(^^ゞ
木造吹き抜けに耐風梁として設置します。

昨日の鉄腕ダッシュで、ナマズのことをCAT-FISHと言っていた。

土曜日に、屋体の打ち合わせ勉強会がありました。だれか出たかな。
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Re: 再勉強
ひのくま 2006/12/05 10:42:19
>>キャットウォーク=点検歩廊という認識から
>>猫走りで?と言うことでした。
>
>キャットウォーク=猫歩きダス。(^^ゞ
>木造吹き抜けに耐風梁として設置します。

キャットウオークと何気なく使ってしまってご迷惑をおかけしました。やはりまだまだ甘いという感じがします。
>
>昨日の鉄腕ダッシュで、ナマズのことをCAT-FISHと言っていた。
>
>土曜日に、屋体の打ち合わせ勉強会がありました。だれか出たかな。

何か「屋体」のプライベートの勉強会がありますか?土曜日ということで。
宜しくお願い申し上げます。
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頭痛い 2006/12/01 13:19:43
皆さんの考え方をお聞かせ下さい。

既製杭施工後の杭心ズレ補強についてですが、設計図書通りの配
筋(基礎・基礎梁)を行い、ズレにより補強が生じた場合は
監理者指示に依り増筋を行ってきました。
今、施工を行っている現場の監理者は全ての杭心ズレに依り検討
を行い、その結果に依り基礎補強・基礎梁補強が決まるので、そ
れまで配筋はするなと云われました。工期もあるし・・・・・・

現場監理をされている皆さんは普段どの様な指示をされていますか。

宜しくお願いします。
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
Lion 2006/12/01 15:26:31
頭痛いサン

>現場監理をされている皆さんは普段どの様な指示を
>されていますか。

位置ずれ100mmまで許容(そのまま施工)、超える
部分のみ曲げによる地中梁再検討、但し杭エンド寸法は
設計値を守らせる、設計時100mmのずれは見込んで
設計する。
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
頭痛い 2006/12/01 19:44:19
Lionサン

早速の回答有難うございます。

>
>位置ずれ100mmまで許容(そのまま施工)、超える
>部分のみ曲げによる地中梁再検討、但し杭エンド寸法は
>設計値を守らせる、設計時100mmのずれは見込んで
>設計する。

100mmまで許容(そのまま施工)、との事ですが基礎
サイズはプラス200で決めているのですか。
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
サリー 2006/12/01 20:58:09
頭痛いさん

4頁目の中ほどにタイトル「杭の施工時ずれ」にコメントがありますので、そちらもご覧下さい。
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
Lion 2006/12/01 22:45:05
頭痛いサン

>100mmまで許容(そのまま施工)、との事ですが基礎
>サイズはプラス200で決めているのですか。

設計時の基礎形状を大きくはしません、偏心曲げを+100
するのみです、現場指示でエンド確保と言う事です。
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
撓み屋 2006/12/01 23:38:49
>100mmまで許容(そのまま施工)、との事ですが基礎
>サイズはプラス200で決めているのですか。
200で良いんですよね、私は300にしてます。
でないと施工誤差はゼロではあり得ないので、すべての基礎が
図面と実際が違うことになりますから

あと、最近2本杭は少ないですが、複数本の杭の時
杭間隔を規定値(2dとか2.5d)きっちりで設計しておくと
1cmでも寄ったとき、杭の体力はどうなるんじゃぁ!!
と大騒ぎになるので、+20cm杭間隔を大きくしてます。

全て生活の知恵ですよ(笑)
尚私の場合、杭芯ずれ報告があったら即対処方法を連絡します
多分この敷地では、誤差大きそうと言うときは
偏芯**cm の時は、基礎梁主筋 **を追加 を記入してます。
これも、いちいち聞かれては面倒なので生活の知恵ですね
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
サリー 2006/12/02 07:21:21
>あと、最近2本杭は少ないですが、複数本の杭の時
>杭間隔を規定値(2dとか2.5d)きっちりで設計しておくと
>1cmでも寄ったとき、杭の体力はどうなるんじゃぁ!!
>と大騒ぎになるので、+20cm杭間隔を大きくしてます。

私の場合、杭間隔は規定値で設計しています。
施工で杭ずれは必ずありますが、規定値の杭間隔が取れなくて大騒ぎになったことはありませんでした。

日本建築学会の建築基礎構造設計指針では「杭最小間隔の目安値として・・・」と書かれています。
建築基準法では杭間隔の基準が無かったように思いますし。
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杭間隔の耐力低減
撓み屋 2006/12/02 17:59:28
異常なくらい神経質な方が担当した、公共工事で
杭間隔が100cm以上じゃなくて90cmになってるが
夜も眠れないくらいに心配だとかで(在職中に何かあったら困る)
どのように対処すればいいのかと、詰問されたことが有ります。
間隔が大きくなったときは、基礎重量増で検討すれば良いですけど
小さくなった場合は、何所にも書いてありませんから。

問題になる間隔ではないと思います
じゃあ、何センチから問題になるのだと言う感じで
何日もうじうじされ、納得できる回答を見つけるまで辛かったです。

コロンブスの卵ですから、興味のある方は考えてください。
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Re: 杭間隔の耐力低減
サリー 2006/12/02 19:29:24
日本建築学会の建築基礎構造設計指針(昭和63年版)に杭の最小間隔の説明がありました。

P212 杭の最小間隔
杭間隔は施工の可能性や支持力への影響という観点から重要な問題を含んでいる。杭施工別ごとの最小間隔の根拠は主として施工中における杭相互の障害を避ける点にある。中実もしくは閉端の打込み杭については、地盤の構成と地層の種類および支持杭と摩擦杭との違いなどによって変わるが、適当な間隔としては、従来から2.5d〜3.5d(d:杭頭部の直径)が用いられ、大きな障害となるような事実も発生していない。2.5d以下では、打込みに際して、周囲の土の盛上がりが顕著になり、あと打ちの杭のためにすでに打たれた杭が変位したり、持ち上げられたりするので、これ以下にするのは不適当である。このような実情を勘案して、中実もしくは閉端の既成杭による打込み杭では、杭中心間最小間隔を2.5dかつ75cm以上としている。これに対して、埋込み杭・場所打ちコンクリート杭においては、最小間隔として2.0d以上が採用されているが、これは打込みによらないため、周囲への影響がより少ないためである。

P306 打込み杭の中心間隔
杭の打込み中心間隔は、経験を基に従来から採用されている値をそのまま踏襲した。・・・
鋼杭は・・・建込みの施工誤差などを考慮して・・・2.0倍かつ75cm以上とした。


よって、杭ずれを考慮に入れた杭間隔の基準(設計での基準)と私は思っています。でも杭ずれの許容限度はわかりません。
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Re: 杭間隔の耐力低減
toyochan 2006/12/02 21:25:13
>コロンブスの卵ですから、興味のある方は考えてください。

こういう問題好きです。
数字のお遊びでこじつけてみました。

2本杭の周面摩擦を考えます。
D:杭径 L:杭間隔
周長合計φ1=2×πD
群杭としての包絡線φ2=πD+2L

φ1=φ2の時 L=πD/2=1.57D
各杭について杭径の2割程度の偏心を考慮し
L=1.57D+2×0.2D=1.97D →2.0D
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Re: 杭間隔の耐力低減
恥柿構造 2006/12/03 10:31:57
>コロンブスの卵ですから、興味のある方は考えてください。

思いつく点は、
1.摩擦力の低下
2.先端支持力からの地中応力度の重なりによる増加(先端支持力の低下)

2.はよくわからないので、検討書としては摩擦力の低下に伴う検討を行っておく。
正規の杭間隔が1000の場合、摩擦力有効面積は500^2*π
杭間隔が900になると重なり合う面積の1/2を引いて計算すると摩擦力有効面積は500^2*π*0.98となる。
ほとんどかわらないのでok。
でおしまい。
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素晴らしい
撓み屋 2006/12/03 16:50:21
toyochanさん、群杭として崩落線の摩擦効果を考えるのは素晴らしいですね
でもそんな立派な事ではないのです。
実に単純すぎて恥ずかしいですが、あといくつか出ましたら
私のでっち上げた方法を公表します。
ぜったい、笑っちゃ駄目ですよ (^_^);
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
ひのくま 2006/12/05 14:32:23
>現場監理をされている皆さんは普段どの様な指示をされていますか。

杭が芯ずれをおこして計算のやり直しや基礎補強の追加費用などがあると設計・施工関連者全員に連帯責任や信用問題が生じるので、杭の施工のときは常駐的な監理になります。
常駐費用は出ませんが、貧乏暇無しの模範生活を実践することになります。
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Re: 杭間隔の耐力低減
ひのくま 2006/12/05 15:46:02
>各杭について杭径の2割程度の偏心を考慮し
>L=1.57D+2×0.2D=1.97D →2.0D

このときは、最初に仮定したφ1=φ2が成り立たないことと関係がありますか?
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
横横ルート 2006/12/05 20:34:15
>杭が芯ずれをおこして計算のやり直しや基礎補強の追加費用などがあると設計・施工関連者全員に連帯責任や信用問題が生じるので、杭の施工のときは常駐的な監理になります。

常駐的な監理を行うと杭芯ずれはなくなりますか?
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Re: 杭間隔の耐力低減
toyochan 2006/12/05 20:45:04
ひのくまさん こんばんは

>>各杭について杭径の2割程度の偏心を考慮し
>>L=1.57D+2×0.2D=1.97D →2.0D
>
>このときは、最初に仮定したφ1=φ2が成り立たないことと関係がありますか?

これは、「φ1>φ2の範囲では群杭としての摩擦抵抗が、2本杭としての摩擦抵抗より小さくなることより、その境界(L=1.57D)を許容偏心距離の目安として考えてはどうか」というひとつの提案にすぎません。
標準杭心間距離2.0Dの根拠は、それに対して杭径の2割程度(100に近い?)の偏心を許容しているということではないか..という推測です。

質問の意味が読めませんでした...これでよろしかったでしょうか?
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Re: 既製杭施工ズレ補強について
ひのくま 2006/12/05 21:14:32
>>杭が芯ずれをおこして計算のやり直しや基礎補強の追加費用などがあると設計・施工関連者全員に連帯責任や信用問題が生じるので、杭の施工のときは常駐的な監理になります。
>
>常駐的な監理を行うと杭芯ずれはなくなりますか?

なくならないと思いますが、計算の大きなやり直しや工事費の無視できない追加くらいはある程度防げると思います。以前50cmや80cmの芯づれを平気で相談しに来たゼネコン(上場してましたが倒産しました)があり、肝を冷やしたことがあります。
杭工事の下請け責任者も杭工事付近では何かと忙しく、杭の芯づれをうっかりする場合が見受けられます。
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toyochan 2006/12/01 10:23:57
こんにちは
皆さんのお考えをお聞かせください

RC柱梁接合部の配筋について、
1.外端の主筋水平定着長を柱成の0.8倍
2.下端筋は上向き定着
というのがありますが、これについて皆さんはどのように対処されておられますか?

現場ではどうやっても困難な場合が出てきます。特に隅柱で2段筋にもなろうものなら悲惨です。(設計が悪いと言われればそれまでですが...)
鉄筋間隔は無きに等しく、いっそのこと密着させて束ね鉄筋にした方がよいのではないかとさえ思います。

水平定着長は柱梁接合部耐力算定のパラメータなので厳守?
下端筋の曲げ上げ定着は、耐震壁架構なら不要としても
あとは部材断面を大きくするしかないのかな?...
U字型鉄筋は有効でしょうか?(施工性に難点があるようですが)
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Re: 柱梁接合部の配筋について
momo 2006/12/01 18:00:12
>toyochanさんどうもです。

私見ですが。

>>水平定着長は柱梁接合部耐力算定のパラメータなので厳守?

DjのデフォはSS2の場合0.80Dcです。標準図等は3/4=0.75が多いんじゃないでしょうか。しかしデフォなのでそのまま設計してます^^;確かに0.80も現場は結構しんどいですよね。

>U字型鉄筋は有効でしょうか?(施工性に難点があるようですが)

某大手ゼネコンのお手伝いではD32くらいからU字筋指定でした。
で、2段目は1段目の1サイズダウンとかして。上下の本数そろえるので配筋決めるの結構楽でした。施工性が悪くなるという話はそのときは無かったです。監理してないので不明^^;
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Re: 柱梁接合部の配筋について
toyochan 2006/12/01 19:16:51
momoさん
いつもお世話になります

>某大手ゼネコンのお手伝いではD32くらいからU字筋指定でした。
>で、2段目は1段目の1サイズダウンとかして。上下の本数そろえるので配筋決めるの結構楽でした。施工性が悪くなるという話はそのときは無かったです。監理してないので不明^^;

確かにD32なんか曲げ上げると大変ですね。最新の学会仕様だと「水平定着でL2とれないと10d加算」とかでへたしたら曲げ上げ筋が梁天より上に飛び出します...
U字型筋は落とし込みができないとか、横から差し込むスペースがないとか、なんたら...

やはり皆さんお悩みなんでしょうか?それともたいして気にしておられないのかな?
実際、現場は臨機応変?にやってるようですが、しっかりした鉄筋屋ほど「できない」と言ってきます...
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Re: 柱梁接合部の配筋について
撓み屋 2006/12/03 16:58:37
図面ではそれらしく書いてますが、下端筋の上向き定着は99年の
基準書からですよね。それまで、ずーーーと下向き定着、上向きは基礎梁くらい

聞いた話ですが、上向き定着はアメリカ式工法をそのまま受け入れちゃった
と言うのは、本当なのでしょうか?
アメリカは梁下でコンクリートを打ち継ぐので下向き定着は出来ない
故に上向き定着。
実際は上向きでも下向きでも変わりはないとの事です。
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Re: 柱梁接合部の配筋について
toyochan 2006/12/03 18:22:39
撓み屋さん こんばんは

>実際は上向きでも下向きでも変わりはないとの事です。

上向き定着は、接合部の応力状態を考えるとその方がベターという程度の(あくまでも学者さんが考えた)ものだと私も思います。

ただ基準書に書いてあると、それを指導しようとする審査機関が出てきます。学会の規準や指針にしても、全部その通りなんて設計も施工もできないのはわかっているんですが、最近は意匠屋さんの方もピリピリしちゃって、「標準図通りでなくてほんとに大丈夫か?」と心配してきます。
法的な拘束力はないと思うのですが...
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建築士法改正案が衆議院本会議で可決
サリー 2006/12/01 08:01:40
ケンプラッツより
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20061130/501339/

改正法案は、(1)現行の建築士に定期講習を義務付ける(2)建築士試験の受験資格を見直す(3)「構造設計一級建築士」「設備設計一級建築士」と呼ぶ専門資格者制度を新設し、一定規模の建築物について、その専門資格者による法適合チェックを義務付ける(4)設計の一括再委託や工事の一括下請けを全面禁止する――などが柱

定期講習は、修了考査の合格が必要になる。不合格となった場合は「受かるまで受講してもらう」(榊局長)としている

新設する構造設計一級建築士や設備設計一級建築士についての質疑もあった。新たな専門資格者になる要件は、一級建築士として構造設計あるいは設備設計の実務経験が5年以上で、指定した講習を修了すれば登録できるとされている。

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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
ホームズ 2006/12/01 10:53:08
今のところ知り合いに、該当する設備設計者がいないんですけど・・

>新設する構造設計一級建築士や設備設計一級建築士についての質疑もあった。新たな専門資格者になる要件は、一級建築士として構造設計あるいは設備設計の実務経験が5年以上で、指定した講習を修了すれば登録できるとされている。

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建築士法改正案が衆議院本会議で可決
ochaochag3 2006/12/01 13:34:41
>>新設する構造設計一級建築士や設備設計一級建築士についての質疑もあった。新たな専門資格者になる要件は、一級建築士として構造設計あるいは設備設計の実務経験が5年以上で、指定した講習を修了すれば登録できるとされている。
>

構造実務経験が30年以上、一級建築士で今年JSCAの試験を受けましたが、(合否はまだ不明)仮に合格だったとしたら上記の構造設計一級建築士として登録出来るのでしょうか?
学会関係者の方のご意見伺いたいところです。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
もぐら 2006/12/01 13:35:00
>一級建築士として構造設計あるいは設備設計の実務経験が5年以上で、指定した講習を修了すれば登録できるとされている。
>

ここが問題ですね。実務経験の有無のチェックをどうするのか?
講習だけでよいのか?

先日、私の知り合いの”現場監督”さんが”専攻構造設計士”を取得したと言ってました。審査は会員がするのでほぼ素通りです。
取って悪いわけでは無いけど”構造設計実務”をしたこと無いそうです。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
ホームズ 2006/12/01 16:30:20
審査方法も問題かもしれないけれど、構造設計実務もないのに構造専攻建築士の申請をする人のモラルの問題だと思います。

新しい資格も同じではないかな。
技術が伴わない人は、そのうち淘汰されると信じたいものです。


>先日、私の知り合いの”現場監督”さんが”専攻構造設計士”を取得したと言ってました。審査は会員がするのでほぼ素通りです。
>取って悪いわけでは無いけど”構造設計実務”をしたこと無いそうです。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
たかお 2006/12/01 16:41:08
>定期講習は、修了考査の合格が必要になる。不合格となった場合は「受かるまで受講してもらう」(榊局長)としている
>
構造の講習も修了考査の合格が必要になるのかな・・・
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
喰えないラーメン屋 2006/12/01 17:07:32
>構造の講習も修了考査の合格が必要になるのかな・・・

(^^;) 鉄骨小梁か、片持スラブの計算ぐらいにして貰えないものだろうか・・・。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
B反建築士 2006/12/01 18:01:51
>>定期講習は、修了考査の合格が必要になる。不合格となった場合は「受かるまで受講してもらう」(榊局長)としている
>>
>構造の講習も修了考査の合格が必要になるのかな・・・

来年早々、(財)日本防災協会主催に依り行われる、構造計算適合性判定に関する講習会終了後に終了考査(演習)を行い、合格者を受講修了者と判定し、構造計算適合性判定員として名簿登録するとの事。
対象は、建築構造担当大学教授・助教授、建築構造士、APECエンジニア、
構造専攻建築士、耐震診断等判定委員等・・・。
1日だけの講習会で、日本の進む道が決まってしまうの?。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
m.i 2006/12/01 20:04:56
>対象は、建築構造担当大学教授・助教授、建築構造士、APECエンジニア、
>構造専攻建築士、耐震診断等判定委員等・・・。
>1日だけの講習会で、日本の進む道が決まってしまうの?。

初めてレスします。
これで構造の計画、計算の確認までOKならば、日本の建築はすべてNGでしょう。実務者を蔑ろにして構造設計は成り立つのでしょうか???
行政関係者はもっと現実に目を向けるべきだと思います。
これからの確認申請の流れを考えると、構造判定機関で構造計算をすべて処理を行えばすませられる様な法改正だと思います。
確認を通す構造計算ならいらないと思うのは私だけ???
木造を知らない木造耐震診断員、構造(現場)を知らない構造計算屋・・・
てな事にならない事を願います。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
よんぶんのいち 2006/12/01 22:53:02
皆さんこんばんは。

>来年早々、(財)日本防災協会主催に依り行われる、構造計算適合性判定に関する講習会終了後に
>終了考査(演習)を行い・・・

これは多分構造計算適合性判定する第三者機関の判定委員養成講習なんでしょうね。
ということは、設計実務者対象の講習はとっても厳しくなるのかな?

構造計算実務の経歴がない人が特定構造の資格を取得する危惧は確かにあるんですが、
この時期に構造屋さん以外の人がこの資格取りたがりますかね?
名前出して構造の責任取りたがる意匠屋さんが居たら返って貴重かも。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
喰えないラーメン屋 2006/12/02 06:25:58
>1日だけの講習会で、日本の進む道が決まってしまうの?。
講習会のスケジュール案が来ました。3〜5日間の講習会かと思っていました。概要説明程度なんでしょうね。
受講する場合のに泊費が少なくてすみますが・・・。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
2006/12/02 06:49:22
>講習会のスケジュール案が来ました。3〜5日間の講習会かと思っていました。概要説明程度なんでしょうね。

講習会の定員を合計すると、ちょうど2000人になります。
何か意味があるのでしょうか。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
ホームズ 2006/12/02 11:10:57
適合判定委員の講習会の日程がきましたね。

>講習会の定員を合計すると、ちょうど2000人になります。
>何か意味があるのでしょうか。

判定機関の仕事、国交省の案どおりだと6000人いても厳しいくらいとか聞きましたよ。
実際にどのくらいの人が希望するのかを把握したいらしく、士会からはアンケートもきました。

適合判定委員の受講資格は
・7年の実務
・20m以上の設計経験2件以上
・それぞれ、第3者の証明が必要
といったところです。

仲間内でも、適合判定委員になるかどうかの議論がありました。
多くの意見(自分も含めて)、自分の設計したものが適合判定機関で審査されるのであれば、自分も適合判定員になっているほうが審査の動向が先取りできていいのではないか、というものでした。

しかし反面、他人の設計したものを審査するってどうよ、と思っている人もほとんどです。

私の地域の耐震診断、改修を手がける構造設計者はほとんどがどこかの判定委員会の委員だったり部会員だったりしますが、結局評価がスムースに取れる事務所へ仕事が集中するようになっているんですね。
また、お互いに設計したり審査したりという立場になるので、コミュニケーションもとれあるいは技術研鑽も進んでいることは間違いないと思います。


同じようなことが、今後の構造設計にも言えるのではないかと思っています。

名誉欲しさに資格をとっても、実力がなければ通用しないようになっていけば、この法改正もあながち無駄ではないのだろうけど。

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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
MSD 2006/12/03 02:08:48
>>名誉欲しさに資格をとっても、実力がなければ通用しないようになっていけば、この法改正もあながち無駄ではないのだろうけど。

士会の友人から資料を入手しました。
かなりの問題点があるかと思いますが、気になった点を少し上げます。

1.建築物の規模による構造計算の方法、審査の方法等の分類に於いて
  建築物の規模に限らず、認定プログラムを用いた場合は全て判定機
  関送りで、行政及び検査機関の構造担当者は用無しになりますが。
2.構造計算適合性判定の業務フローの例に於いて、認定プログラムを
  用いた場合、再入力、再計算を行うとありますが、市販されている
  プログラムを全て導入するつもりなのか、又は使用するプログラム
  を指定するのか、判定員は通常一種類のプログラムにしか精通して
  いないのですが・・・。
  設計者とのやりとり(質疑応答)も、大変です。
3.最後の注意書きの欄に、審査期間が最低70日と読みとれますが。

他にも、まだたくさんありますがこんなストレスの溜まる、建物の安全
性を保証させられるような仕事は、出来ないしやりたくもありません。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
喰えないラーメン屋 2006/12/03 04:23:19
>1.関送りで、行政及び検査機関の構造担当者は用無しになりますが。

>2.プログラムを全て導入するつもりなのか、又は使用するプログラム
>  設計者とのやりとり(質疑応答)も、大変です。

以上は、審査期間の仕事です。

>3.最後の注意書きの欄に、審査期間が最低70日と読みとれますが。

最長70日です。

地元の県では4月にスタートするらしい。
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Re: 建築士法改正案が衆議院本会議で可決
サリー 2006/12/03 09:37:23
10月にあった管理建築士の講習会で、県の方のお話で、

確認申請料の目安として、床面積500〜1000m2で、確認申請3.4万円、中間検査3.6万円、ピアチェック 16〜17万円、ピアチェックで間違いが有り再ピアチェック11〜12万円位だそうです。

再ピアチェックの費用は誰が出すのでしょうか。構造設計者だったりして?
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耐力壁の負担せん断力
はーちん 2006/11/30 16:57:51
はじめまして。宜しくお願いします。
過去に同じ質問がありましたら場所を教えて下さい。

RC造で耐力壁の負担せん断力が大きく
耐力壁の検討でPsが1.2を越えてしまいます。
このような場合は、どのように対応したら良いのでしょうか?

宜しくお願いします。
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Re: 耐力壁の負担せん断力
マータ 2006/11/30 17:04:49
設計せん断力の割り増し有り?無し?
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Re: 耐力壁の負担せん断力
はーちん 2006/11/30 17:18:22
マータさん。早速ありがとうございます。

>設計せん断力の割り増し有り?無し?

割り増ししています。(2.0)
マータさんはこれをいくつにしていますか?
資料となる教科書がありましたら教えて下さい。
お手数おかけしますが、宜しくお願いします。
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Re: 耐力壁の負担せん断力
もぐら 2006/11/30 17:29:59
思いつくままに。

引抜き考慮?
設計ル−ト?
壁のせん断負担割合は?
構造規模と壁量、壁厚?

これらをチェック。
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Re: 耐力壁の負担せん断力
はーちん 2006/11/30 17:55:39
もぐらさん。早速ありがとうございます。

>思いつくままに。
>引抜き考慮?
>設計ル−ト?
>壁のせん断負担割合は?
>構造規模と壁量、壁厚?
>これらをチェック。

Q&Aの方にヒントがありました。
よく調べずにすいませんでした。
ありがとうございました。

> Re: 耐震壁の開口補強
> もぐら 2006/05/26 14:48:27
> びびる小力サン
> 計算はβ=1とした時のwQを使う場合は1倍のまま。
> フレ−ム30%以上負担させた時のwQを使う場合は2倍として、ど> っちか小さい方で計算させています。
> 保有をやるなら1.1倍でも良いかと思います。
> せん断の割増率αについては梁、柱も2倍が慣習的ですが、某所> の見解では基準法にうたっていないので1倍でも違反では無い> そうです。
> 現実的には保有で苦労するので1.5倍くらいで良いかと思い> ますが。(私見です。)
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Re: 耐力壁の負担せん断力
マータ 2006/11/30 20:08:00
>割り増ししています。(2.0)
>マータさんはこれをいくつにしていますか?

設計ルートによりますが、最近はルート3ばかりなので、割り増し
無しにしてます。保有でせん断破壊しない事を確認すればいいかと。

ルート1、2を採用するなら、壊れ方がわからないので割りますのが一般的かと思います。
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Re: 耐力壁の負担せん断力
はーちん 2006/11/30 20:18:30
マータさん。ありがとうございます。

>設計ルートによりますが、最近はルート3ばかりなので、割り増し
>無しにしてます。保有でせん断破壊しない事を確認すればいいかと。
>ルート1、2を採用するなら、壊れ方がわからないので割りますのが一般的かと思います。

もっとよく探してから書き込めば良かったです。
反省。

ありがとうございました。
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木造2階地下1階
MYD 2006/11/29 23:53:35
 はじめまして。いつもは楽しく拝見させていただくだけなのですが今回はじめて投稿させていただきます。
木造2階地下1階(地下はRC)の住宅で許容応力度計算まで必要といわれました。
 木造部分は通常の木造2階と変わらないと思うのですが壁量計算だけでなく許容応力度まで必要となるのは釈然としないのですが、自分で法令集を読み解くと逃げ道がないように思えてきてしまったので皆さんの意見を伺いたく思いました。よろしくお願いします。
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Re: 木造2階地下1階
2006/11/30 05:49:26
> 木造部分は通常の木造2階と変わらないと思うのですが壁量計算だけでなく許容応力度まで必要となる

地下室が構造的に地下扱いにできれば、壁量計算だけでも良いと思います。
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Re: 木造2階地下1階
サリー 2006/11/30 07:54:01
>木造2階地下1階(地下はRC)の住宅で許容応力度計算まで必要といわれました。

非木造に該当し階数が3なので、構造計算が必要と思います。

以前、木造2階建ての1階の一部(車庫)がRC造の時、RC造と木造の構造計算をするように役所に言われました。
また、地階RC造、地上木造2階建てで、RC造の構造計算と木造筋かい計算で良いという役所もありました。
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Re: 木造2階地下1階
好物=スリット 2006/11/30 08:32:12
>> 木造部分は通常の木造2階と変わらないと思うのですが壁量計算だけでなく許容応力度まで必要となる


私は以前、1階S造(駐車場)2、3階W造をしました。
その時は許容応力度計算しました。W造も以外に時間を費やしますよ。
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Re: 木造2階地下1階
ヒロ0 2006/11/30 09:05:45
>木造2階地下1階(地下はRC)の住宅で許容応力度計算まで必要といわれました。

他の方がご指摘しているように構造計算書が必要です。

ただし、
もし敷地が傾斜地で地下式のRC車庫+木造2階建てであれば
構造上RC車庫と木造との縁を切れば構造計算書は不要になります。

縁を切る基準は、それぞれ構造体が独立していればよかったり
○○センチ以上離さなければならないなど自治体ごとに運用が
違うので、役所に確認してください。

ただ、別のスレッドにあるように確認申請への添付は別にして
きちんと構造計算をすることをお勧めします。
どのみちRC地下室は計算ないといけませんし。
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Re: 木造2階地下1階
確認検査員A 2006/11/30 09:11:19
 
 地上2階地下1階のため、階数は3であり、地階部分が木造以外の建築物です。よって、建築基準法第6条第1項第3号に該当します。つぎに、同法第20条第2号イに該当するため、同法施行令第81条の基準にしたがった構造計算によって安全性を確かめる必要があります。
 ただし、緩和的な取扱いをしている行政庁も過去には多くありましたし、いまだに緩和的に取り扱っている行政庁もあるかもしれません。
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Re: 木造2階地下1階
(no name) 2006/11/30 10:53:33
質問の内容だけでは法規上の階数が判断できませんが?
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Re: 木造2階地下1階
天然 2006/11/30 12:06:29
>木造2階地下1階(地下はRC)の住宅で許容応力度計算まで必要といわれました。

誰に言われたのでしょうか?
建物外周4辺ほとんどが土に接している地下であれば、木造部は
通常の2階として扱う等、行政により指導が異なります。
建築場所と地下の状態が分ればもう少し具体的に回答をもらえ
ると思いますよ。
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Re: 木造2階地下1階
Lion 2006/11/30 12:09:03
くだくだ言わずに計算する方が早かとです(^^ゞ
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Re: 木造2階地下1階
田舎者 2006/11/30 12:16:19
確認検査員A様 初めまして

下記ホームページの但し書きの所は
法令的には、 間違いなのでしょうか?

http://www.k-b-i.co.jp/Q&A/HP_kouzou.htm#1
 
>
> 
> 地上2階地下1階のため、階数は3であり、地階部分が木造以外の建築物です。よって、建築基準法第6条第1項第3号に該当します。つぎに、同法第20条第2号イに該当するため、同法施行令第81条の基準にしたがった構造計算によって安全性を確かめる必要があります。
> ただし、緩和的な取扱いをしている行政庁も過去には多くありましたし、いまだに緩和的に取り扱っている行政庁もあるかもしれません。
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Re: 木造2階地下1階
確認検査員A 2006/11/30 12:42:10
 田舎者 さま

>確認検査員A様 初めまして
>
>下記ホームページの但し書きの所は
>法令的には、 間違いなのでしょうか?
>
>http://www.k-b-i.co.jp/Q&A/HP_kouzou.htm#1


 『ただし、令第46条による軸組量の1.5倍
  以上の軸組量を確保することで構造計算
  に代えても可』

 の部分のことでしょうか。

 建築基準法とは合致しません。行政庁の取扱いでしょう。
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Re: 木造2階地下1階
ホームズ 2006/11/30 13:01:43
神奈川県(除く、横浜市、川崎市)では紹介されたサイトに記載されたように扱っていますが、接する地盤との関係により変わることがあります。原則は構造計算が必要と考えた方が良いと思います。
なぜ必要ないのか、を説明する方が難しい鴨。


> 『ただし、令第46条による軸組量の1.5倍
>  以上の軸組量を確保することで構造計算
>  に代えても可』
>
> の部分のことでしょうか。
>
> 建築基準法とは合致しません。行政庁の取扱いでしょう。
>
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Re: 木造2階地下1階
田舎者 2006/11/30 17:06:16
> ただし、令第46条による軸組量の1.5倍
>  以上の軸組量を確保することで構造計算
>  に代えても可』
>
> の部分のことでしょうか。
>
> 建築基準法とは合致しません。行政庁の取扱いでしょう。
>

了解しました ありがとう御座います
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Re: 木造2階地下1階
こ〜ちゃん 2006/11/30 21:18:14
>くだくだ言わずに計算する方が早かとです(^^ゞ
lion兄さん こんばんみ。

やらなくて良い言い訳を理由を考えている暇があったら、
計算しなさいと! 御意にございます m(__)m。
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Re: 木造2階地下1階
MYD 2006/11/30 21:37:51
みなさまたくさんのご意見ありがとうございました。
やはり必要ですね(今回は地下が階数に入る規模です)
RC部分は最初から頭にあったのですが木造は調べて
なかったもので。たまたま学生時代の仲間(今は審査担当)と飲んでてふといわれまして調べてました。
とっとと計算して確認出すことにします。
 皆様のご意見大変勉強になりました。ありがとうございました。
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屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
sani 2006/11/29 19:56:52
がーん平成18年版がでていた!
このページからダウンできるのだが、これは新しいのかな?
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/shuppan/06092705.htm
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Re: 屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
momo 2006/11/29 21:24:51
>saniさん

情報どうもです。

昔の8年版は文教施設協会から購入したような・・

これ、最近知り合いにFaxのFaxでいただいたばかりでした。
綺麗なのでこっち使います。
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Re: 屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
ホームズ 2006/11/29 21:49:05
ダウンロードして製本して喜んでいたら、先日の講習会で配布された^_^;
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Re: 屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
もぐら 2006/11/30 12:03:49
情報ありがとうございます〜〜〜。

現在 診断中です。屋根ブレ−スの評価で四苦八苦
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Re: 屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
喰えないラーメン屋 2006/11/30 13:13:20
>現在 診断中です。屋根ブレ−スの評価で四苦八苦

計算例も出てますよン。(防災協?)
単位が変わっただけ何じゃないですか。

屋体の調査だけ終わった・・・。1校はデジカメを忘れたので取り直しに行かなくっちゃ。(^^ゞ
RC柱上に載っている鉄骨梁脚の写真を撮るのに苦労した。
伏図で小さな3角が繋がっている梁が解けない。
上弦2本下弦1本のトラスも解けない。
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Re: 屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
もぐら 2006/11/30 13:38:37
喰えないサン ど−もです

屋根ブレ−スの検討をEXCELで作り替えてます。
昔は簡略的に行っていたのですが、最近評定会で”わかりにくい”と怒られまして...

ところで軸ブレ−スのF値
文科省F=2.2 促進法F=3.3なんですね。体育館なら文科省なんですが、工場なので促進法。耐力がとれちゃった!
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Re: 屋内運動場等の耐震性能診断基準(平成18年版)
ホームズ 2006/11/30 14:52:27
うちの自治体の屋体はR1タイプで、柱は非充腹のSRCで軒まで。
屋根ブレースは16φなので水平力伝達できずって奴です。

一挙に28棟も委託出したのです。
診断4棟、判定を24棟を3月までにやらねば・・
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標高、海抜、レベル、Ground Level、水準点
青汁三昧 2006/11/28 18:59:27
はじめて投稿させて頂きます。
掲題の用語の意味を教えて頂けないでしょうか?
また、例えば、
1.G.L=+100とする。
2.床版天端レベルは、G.Lから-5,000とする。
上記の1,2の条件から推測される高さは、どのようになるのでようか?各用語との兼ね合いも含めて何方か教えて下さい。
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Re: 標高、海抜、レベル、Ground Level、水準点
恥柿構造 2006/11/28 20:16:11
>はじめて投稿させて頂きます。
>掲題の用語の意味を教えて頂けないでしょうか?
>また、例えば、
>1.G.L=+100とする。
>2.床版天端レベルは、G.Lから-5,000とする。
>上記の1,2の条件から推測される高さは、どのようになるのでようか?各用語との兼ね合いも含めて何方か教えて下さい。

>はじめて投稿させて頂きます。
>掲題の用語の意味を教えて頂けないでしょうか?
>また、例えば、
>1.G.L=+100とする。
>2.床版天端レベルは、G.Lから-5,000とする。
>上記の1,2の条件から推測される高さは、どのようになるのでようか?各用語との兼ね合いも含めて何方か教えて下さい。

標高、海抜、水準点は検索すれば簡単にわかるずら。

G.Lは個々の敷地で決めるものです。
建築基準法で規定された平均地盤面をGLとする場合もあるし、基準法上のGLとは別に道路の縁石をGLに設定する場合もあるし、現状地盤面をGLとする場合もあり、これから建築しようとする建物の設計・施工に都合の良い基準高さをGLとします。

山奥に建てる場合には意味があるかも知れませんが、一般的には、設定したGLが標高いくつなのかといったことは無意味です。
設計時には地盤調査を行いますが、そのデータから設定したGLが標高いくつなのかを知ることはできます。
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睦月 2006/11/28 10:26:13
はじめまして。皆さんの意見を聞きたく投稿します。
宜しくお願いします。

鉄骨造の店舗を計画しているのですが、対象地域は多雪地域です。
屋上駐車場として設計する場合、積雪荷重と車両荷重の両方を積載荷重として考慮する必要が生じますが、双方共100%で加算する必要があるでしょうか?

参考意見ありましたら、教えて下さい。
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Re: 店舗の屋上駐車場
Lion 2006/11/28 10:42:22
>参考意見ありましたら、教えて下さい。

設計積雪量はどの程度でしょうか? 1m〜2m?
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Re: 店舗の屋上駐車場
確認検査員A 2006/11/28 11:34:37
 多雪区域の審査はやったことないですが、施行令第82条第2号のとおりではないでしょうか。
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Re: 店舗の屋上駐車場
B反建築士 2006/11/28 12:12:20
常識的に考えれば、1〜2mも降れば駐車出来ないでしょうが、一番の
問題は、雪かき、雪下ろしです。
まともな経営者は、降雪時にはルートを確保して客の車を誘導駐車させていますが、まともで無い人は建物の端に雪を堆積させている光景が見受けられますので要注意です。何でもそうですが素人衆は我々が考えつかない事を平気でやります。多雪地域では雪下ろし等の条件等が整備されているとは思いますが、その様な事も含め駐車計画を再確認されたら
如何・・・。
雪国では、車の積載荷重等たかが知れていますから。
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Re: 店舗の屋上駐車場
こ〜ちゃん 2006/11/28 21:24:18
多雪区域でしたら確認検査員A さんがおっしゃているように
施行令第82条第2号のとおりでよいとおもいます。
長期であれば G+P+0.7S 等、、、、、、、。

ただ雪下ろし等の低減を考慮する場合は、行政庁に確認された
ほうがよろしいですね。

また実際に設計時に意匠屋さんに提案していることは、
数箇所に除雪時の堆積場所を用意して図面に明記してもらい、
お店側にも認識していただいて、相当量の荷重を見込んでいます。
ママサンダンプで運ばれるてる量だと気にする必要は
ないですが、除雪用の重機で山盛りにされると結構びびります(^^;)3M位すぐですから。
大型店では、閉店から開店の間に除雪で大型ダンプやら、
ブルやらきて作業することもありますからね。
▲ page top
Re: 店舗の屋上駐車場
Lion 2006/11/28 23:05:27
>ママサンダンプで運ばれるてる量だと気にする必要は
>ないですが、除雪用の重機で山盛りにされると結構びびり
>ます(^^;)3M位すぐですから。
>大型店では、閉店から開店の間に除雪で大型ダンプやら、
>ブルやらきて作業することもありますからね。

さすがに雪国のこ〜ちゃん、RESは的確ですねぇ・・・
やはり荷重は法令以上に実情を考慮せねば駄目だと思った
次第、私も何故か最近は多雪地域の設計ばかりで。
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Re: 店舗の屋上駐車場
こ〜ちゃん 2006/11/29 21:56:31
>やはり荷重は法令以上に実情を考慮せねば駄目だと思った
>次第、私も何故か最近は多雪地域の設計ばかりで。

Lionさん こんばんは。
非歩行屋根だったら基準積雪量でモチokだと思いますが、
駐車場は、要注意かと。
重機で積み上げられる→日中少し解ける→また積まれる
→カチンコチンの氷の塊になる←30n超えてると思う(^^;)
←早く解けるようにお祈りする

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Re: 店舗の屋上駐車場
好物=スリット 2006/11/30 08:43:11
>>やはり荷重は法令以上に実情を考慮せねば駄目だと思った
>>次第、私も何故か最近は多雪地域の設計ばかりで。
>
私は以前、駐車場の設計で、単位荷重を40N/m2/cmで設計しました。ああいうのは日を増すごとにドンドン締め固められるもので、場外搬出がよいのですが・・・。役所のかたも納得してくれました。(過剰設計かも・・・)
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Re: 店舗の屋上駐車場
中越地震地区 2006/11/30 08:50:41
当方の地域も地震以来大雪が続いていまして・・・・
去年の雪はとくに重く雪の被害も例年より多かったと記憶しています。
ママさんダンプで雪下ろししてその重さにびびりました。ニュースでは
「今年の雪は大変重く、、」と言っていたし60Nとか言っていたような気もします。ほんっと重かったです、去年の雪。
でもって2m超積んだ状態で地震が来たらと想像するとストレスたまり
まくりでした。雪はバカにしてはいけませんね。
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Re: 店舗の屋上駐車場
睦月 2006/11/30 17:13:23
皆さん色々ありがとうございましたm(__)m

やはり安全側に考えるのが良いですよね・・・もう少し考えてみます。。。
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サイトURL移転のお知らせ
管理人 2006/11/27 23:30:48
いつもお世話になっております。『建築構造設計べんりねっと』管理人の青虫でございます。

 この度、本サイトのURLを移転しました。

  http://arc-structure.sakura.ne.jp

 今まではプロバイダ提供のホームページスペースを利用していましたが、何かと制限事項
が多く、不便だったのでレンタルサーバーを利用しての運営に切り替えました。
 なお、本掲示板(建築構造設計会議室)については、当面はこの掲示板のままで運営し、
新しい掲示板が出来しだい移転したいと思っています。

 これからも皆さんに役立つ、楽しい場所を提供していけるよう頑張っていきたいと
思いますので宜しくお願いします。
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Re: サイトURL移転のお知らせ
Lion 2006/11/28 09:38:50
青虫管理人さん、お世話になっています

>何かと制限事項が多く、不便だったのでレンタルサーバーを
>利用しての運営に切り替えました。

ボランティアは大変でしょう、お察し申します、余分な費用の
発生、HPのメンテナンス・・・ カンパの必要が有れば
遠慮無くリンクを貼ってください。
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Re: サイトURL移転のお知らせ
ki 2006/11/28 10:08:34
>ボランティアは大変でしょう、お察し申します、余分な費用の
>発生、HPのメンテナンス・・・ カンパの必要が有れば
>遠慮無くリンクを貼ってください。


本当に大変だと思います。
ここでとても勉強させて頂いているので、
カンパには協力させて頂きますので遠慮なさらずに。
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いつもお世話になっております m(__)m
撓み屋 2006/11/28 12:42:49
カンパするくらいは出来ますので、
必要なときはご遠慮なくお申し出てください。
今後ともよろしくお願いします。
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Re: いつもお世話になっております m(__)m
管理人 2006/11/28 23:26:44
皆さん、お気遣いありがとうございます。

費用も私の少ない小遣いでも十分賄えるくらいなので
大丈夫です。

唯一の悩みと言えば、ここ一年は仕事が忙しすぎて
HPのメンテナンス、更新をする時間が取れない事くらい。

カンパ替わりに各コーナーで使える面白いネタを教えて
下さい。
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壁量計算について
kota 2006/11/27 18:21:43
こんばんは。

木造住宅における壁量計算ですが、通常は確認申請時に提出をします。

しかし建築士による設計であれば壁量計算の提出が免除されるというのを以前新聞でみました。(もしかしたら役所がチェックするのを免除されているということかも)

これは事実なのでしょうか?

また事実ならば基準法にその記載はあるのでしょうか?

教えていただければ幸いです。
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Re: 壁量計算について
確認検査員A 2006/11/27 20:52:17
 法令のことならおまかせください。

 建築基準法第6条の3です。
 ちょっと、内容を理解するのがややこしい条文ですので、気合を入れてお読みください。

 ただし、改正法の予定があり、そうなると特例はなくなるようです。
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Re: 壁量計算について
天婆〜さん 2006/11/27 21:10:13
> 法令のことならおまかせください。
>
> 建築基準法第6条の3です。
> ちょっと、内容を理解するのがややこしい条文ですので、気合を入れてお読みください。
>
> ただし、改正法の予定があり、そうなると特例はなくなるようです。

来年その方向で改正が行われる模様です。
(いままで無いのが不思議?例の件で建築士の性善説の否定かな?)
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Re: 壁量計算について
kota 2006/11/27 21:45:01
確認検査員Aさん天婆〜さん こんばんは。

> 建築基準法第6条の3です。

たしかに記載されていました。

ありがとうございました。

住宅においては構造なんて二の次が当たり前のようになっていますので、
特例の廃止により構造が第一になることを願います。
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Re: 壁量計算について
2006/11/27 23:32:02
>住宅においては構造なんて二の次が当たり前のようになっていますので、
>特例の廃止により構造が第一になることを願います。

二の次では困りますね。
壁量計算に加え、偏心率や引抜力も計算してもらいたいと思います。
ついでに梁も計算ですね。
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Re: 壁量計算について
ヒロ0 2006/11/28 19:14:07
>住宅においては構造なんて二の次が当たり前のようになっていますので、
>特例の廃止により構造が第一になることを願います。

こんばんわ、
木造の構造計算をしていますが、2階建てとか計算してみると施行令の壁量では耐震壁が不足していたり、床や屋根面の剛性がぜんぜん足りていなかったりします。

最近は、高倍率の面材耐震壁が流行りですが、壁の強度に床の剛性と強度が付いていっていないのが現状です。

ちなみに梁については最近のプレカット工場はCAM上で強度やたわみを自動計算できるところが多いのでよいのですが、安全性について建築士が丸々他人任せなのは決してよい傾向ではないですね。

個人的には、木造2階も構造計算を義務付けたほうがいいと思います。
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Re: 壁量計算について
2006/11/29 06:51:44
>ちなみに梁については最近のプレカット工場はCAM上で強度やたわみを自動計算できるところが多いのでよいのですが、安全性について建築士が丸々他人任せなのは決してよい傾向ではないですね。
>
>個人的には、木造2階も構造計算を義務付けたほうがいいと思います。

簡易計算やプレカット工場での計算の場合、長期荷重でのみ計算されているような気がしています。
計算しなおしたら、梁やマグサを2サイズアップしなければならなかったものもありました。

木造2階建ては、年に2棟程度しか設計する機会がありませんが、確認申請時に計算書をつけたことが何度かありました。
役所や審査機関から、「審査しなければならないから外してくれ」と言われました。

私も、木造2階も構造計算を義務付けることに賛成です。
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Re: 壁量計算について
Lion 2006/11/29 09:47:35
濱さん

>木造2階建ては、年に2棟程度しか設計する機会がありま
>せんが、確認申請時に計算書をつけたことが何度かありました。
>役所や審査機関から、「審査しなければならないから
>外してくれ」と言われました。

当然ですね、計算書添付すれば審査側が審査の責任が出ます
目下の基準法では添付は拒否されます。

私も木造は平屋でも2階でも計算はするように意匠屋さんに
推奨していますし、実際に何軒も請けております、確認申請で
最も件数の多いのは木造な訳で、本当はRCマンションの
強度云々より大きな問題を抱えています。
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Re: 壁量計算について
天婆〜さん 2006/11/29 10:55:08
>濱さん
>
>>木造2階建ては、年に2棟程度しか設計する機会がありま
>>せんが、確認申請時に計算書をつけたことが何度かありました。
>>役所や審査機関から、「審査しなければならないから
>>外してくれ」と言われました。
>
>当然ですね、計算書添付すれば審査側が審査の責任が出ます
>目下の基準法では添付は拒否されます。
>
>私も木造は平屋でも2階でも計算はするように意匠屋さんに
>推奨していますし、実際に何軒も請けております、確認申請で
>最も件数の多いのは木造な訳で、本当はRCマンションの
>強度云々より大きな問題を抱えています。

西日本の民間確認検査機関の4号物について検査員を再教育していますが
能力はさっぱりダメです。

現在、近畿3機関 中国1機関 中部1機関で行いましたが
かなりひどい状況です。(これでは確認料は高杉!)
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Re: 壁量計算について
確認検査員A 2006/11/29 12:19:17
>西日本の民間確認検査機関の4号物について検査員を再教育していますが
>能力はさっぱりダメです。
>
>現在、近畿3機関 中国1機関 中部1機関で行いましたが
>かなりひどい状況です。(これでは確認料は高杉!)


 私の機関にも教育お願いしま〜す。
 教えていただけるうえに、申請料まで納めていただける、夢のようです。
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Re: 壁量計算について
天婆〜さん 2006/11/29 14:14:12
>
>>西日本の民間確認検査機関の4号物について検査員を再教育していますが
>>能力はさっぱりダメです。
>>
>>現在、近畿3機関 中国1機関 中部1機関で行いましたが
>>かなりひどい状況です。(これでは確認料は高杉!)
>
>
> 私の機関にも教育お願いしま〜す。
> 教えていただけるうえに、申請料まで納めていただける、夢のようです。

どこですか?
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Re: 壁量計算について
確認検査員A 2006/11/29 14:54:11
 天婆〜さん さま

>どこですか?

 多分、一番出来の悪いところです。
 
 ここの常連さんと一緒にお仕事できるのを楽しみにしてます。
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トラスに関する書籍
t.s 2006/11/27 09:27:05
Lionさんの上に失礼します。
はじめて質問させてもらいます。
現在、自分もトラス梁を使用した建物を設計しています。
トラス梁の一次設計・二次設計・及び仕口の参考になる書籍を教えて下さい。
宜しくお願い致します。
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Re: トラスに関する書籍
Lion 2006/11/27 10:23:49
t.s サン

>トラス梁の一次設計・二次設計・及び仕口の参考になる
>書籍を教えて下さい。

大昔にはトラスが多くて参考書籍も有りましたが
最近のは知りませんね、このあたりは実績の有る
事務所、鉄鋼メーカーが資料を多く持っています。

使用材料もL、H、CTとか工夫が必要です、かなり
経験則が必要だと思います、私もスパン50m程度
までしか経験が無いでが、施工も撓みが有りますので
簡単では無いようです。。。
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Re: トラスに関する書籍
t.s 2006/11/28 11:24:11
Lionさん 有難う御座います。

確かに、なかなか見つかりません。
規模的には、スパン22mなので単材で可能ですが・・・

建築主の希望なのでしかたありません。

また、いろいろ教えて下さい。
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Re: トラスに関する書籍
Lion 2006/11/28 17:19:02
t.sサン

>規模的には、スパン22mなので単材で可能ですが・・・

先日、一般地(多雪地外)で30mスパンは単材で設計しました。
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Lion 2006/11/26 18:35:41
最近は少なくなったトラス梁ですが、解析は線材置換で
解析すると思います、で、断面算定時ですが、詳細に検討
しますと、ラチス溶接等で下図のような付加曲げ&剪断が
起こっていると思います、皆さんはどう計算されていますか?

http://arc-structure.sakura.ne.jp/cgi-bin/src/up0008.png
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Re: トラスの断面算定法
もぐら 2006/11/27 07:14:47
>Lionさん
私は付加曲げが生じないように、弦材芯にラチス、束材芯を合わせています。
その様にできない場合は、当然付加曲げを追加し、検討を行っています。
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Re: トラスの断面算定法
鉄骨屋 2006/11/27 08:43:18
アングルの場合、重心とゲージ(基準線)は必ず一致していないので
必ず曲げは生じます。
しかし、その偏心量は普通小さいので無視してよい、と昔の教科書には書いています。
基準線をあえてずらして大きく偏心させた場合は
検討すべきかと思いますが、そのようなトラスは軽微なもので
あることが多いので、やはり無視しますね。

ちなみに、アップされた図は弦材がCTのようですが、
ラチスをCTの背にひきつけずに、CTの重心にひきつけて、
溶接長が足らない場合はCTのウェブにPLを追加します。
(これをファブはいやがりますが、仕方ないと説得します)
必要溶接量が小さいような(せん断力が小さい場合は)
図のように、あるいはもっと偏心させますが、その場合は
偏心を無視します。
要するに偏心の影響を無視できないような場合は
偏心量が最小になるようにラチスの基準線を設定しています。
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Re: トラスの断面算定法
toyochan 2006/11/27 09:23:29
ぎりぎりの設計でなければ、考えなくてよいんでないでしょうか。
昔アーチ型トラスを設計したとき、弦材がRになるので、その付加曲げを検討したことはありますが、たいして影響なかったような...

ましてやこれは節点の局部応力なので、圧縮側弦材の座屈で決まる方が多いんではないでしょうか?
仮に節点が一部塑性化したとしても、材端ピンのトラス材でモデル化してあれば解析通りで支障なし...と安易に考えています。
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Re: トラスの断面算定法
Lion 2006/11/27 10:13:58
みなさん貴重なご意見をありがとうございます

軸芯は会わせても良いのですが、問題は仕口に
ガセットを使っていない点なのです、ガセットが
有ればその断面の増大余力で局部応力がカバー
出来ますが、今回溶接、しかも弦材CTに直接
なので溶接部重心間で大きな曲げ剪断が起きる
(30mトラス雪1.5m)で、素直に計算
すると弦材がサイズUPします。
某大手鐵工メーカーから指摘を受けております。

(尚図面は簡単表現にデフォルメしてあります)
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Re: トラスの断面算定法
鉄骨屋 2006/11/27 11:11:30
>溶接部重心間で大きな曲げ剪断が起きる

これはもしかして、図の丸印された距離で
せん断による偶力が発生するという意味ではないですよね?

それから、ガセットプレートをつけた場合の表現ですが
CTウェブに添え板するようなイメージでしょうか?
私が上に書いたのは、CTウェブと同厚板を突合せ溶接すると
いう意味です。

しかし、大手メーカーならいつもやってる方法を示してくれれば
話が早いと思うのですが。
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Re: トラスの断面算定法
撓み屋 2006/11/27 13:01:25
私の場合
1.極力軸心をあわせます
2.あわせられないとき無視してます(小さいとき)
3.結構大きいとき、偏芯曲げを加算し断面検討します

トラスの設計自体が少ないのもあって、通常1又は2です。
3.になったのは、昨年ひとつ

気のなったことですが
弦材CTウェブ両面に、束材・斜材を溶接すると歪みが大変そうですが
ファブから苦情出ませんか?
私なら、「何とかお願いしますよm(__)m」で、ボルトで付けちゃいます
http://arc-structure.sakura.ne.jp/cgi-bin/src/up0009.jpg
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Re: トラスの断面算定法
Lion 2006/11/27 13:14:49
鉄骨屋サン、いつも貴重なRESありがとうございます

>これはもしかして、図の丸印された距離で
>せん断による偶力が発生するという意味ではないですよね?

そう言う事です、スパンが大きいので斜材の引張力も大きい
ですから、相当の曲げ+剪断を起こします

>それから、ガセットプレートをつけた場合の表現ですが
>CTウェブに添え板するようなイメージでしょうか?
>私が上に書いたのは、CTウェブと同厚板を突合せ溶接すると
>いう意味です。

端部では突合せでガセットを補っております、斜材の溶接長
不足になりますので・・・

>しかし、大手メーカーならいつもやってる方法を示して
>くれれば話が早いと思うのですが。

そうなのですが、事情が有りまして、中間に工場設計の
オーソリティーが介在します、そちらの指示にて私が
計算しております、みなさんの参考意見が知りたくて
カキコしています。

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Re: トラスの断面算定法
鉄骨屋 2006/11/27 13:24:55
話がズレているとしたら申し訳有りません。

その説明では偏心曲げの理由がわかりません。

簡単に説明するためにラチスはFBとして、弦材重心に引き付け
ても偏心曲げがあると言うことになります。

FBの両サイドに均等に溶接すれば、
FBの中心が溶接されるのと同じですよね?
その溶接の延長線上に全ての材の軸線が一致すれば
偏心はないと思うのですが?
偏心の無い接合部とは、それこそ1点に会するヒンジしかないということになります。
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Re: トラスの断面算定法
Lion 2006/11/27 13:30:19
撓み屋サン

>トラスの設計自体が少ないのもあって、通常1又は2です。
>3.になったのは、昨年ひとつ

一般的には細部の偏心は考慮しませんね、私もそうです。

>弦材CTウェブ両面に、束材・斜材を溶接すると歪みが
>大変そうですがファブから苦情出ませんか?

某大手鉄鋼メーカーの仕事ですから、どうしてでも
やっつけそうです、工期が無いのも溶接の理由です。

>私なら、「何とかお願いしますよm(__)m」で、ボルトで
>付けちゃいます

通常は撓み屋サンのやり方が正解です、ガセットの重量を
節約したいのと、工期の問題だと思います、ガセットを
設けると、節点部分のA+Zが上がりますので、細部の
検討も省略可能になります。
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Re: トラスの断面算定法
鉄骨屋 2006/11/27 13:37:16
撓み屋さんへ

>弦材CTウェブ両面に、束材・斜材を溶接すると歪みが大変そうですが
>ファブから苦情出ませんか?

片面のみならひずみが偏りますが、両面なら問題ないと思います。
強軸方向に若干曲がるかもしれませんが、矯正範囲内でしょう。
そういうクレームは受けたことがありません。


>私なら、「何とかお願いしますよm(__)m」で、ボルトで付けちゃいます

ボルトを好むファブとその逆のファブがあります。
図の場合、どうせウエブに板をつけるのだから
軸線を一致させます。(斜材を逃がす)
また、溶接線にボルト穴がこないように調整します。
場合によっては、溶接線をまたがないように、思いっきり
板を大きくしてラチスボルト位置を中へ追い込むときもあります。
溶接後をグラインダー処理しなくて良いからです。
(普通は、束の溶接長・ボルトはウェブで納まるが
 斜材が納まらないときとか。)
しかし、板だけがペラーっとあるのが弱っちく感じるときは
やめときます。
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Re: トラスの断面算定法
鉄骨屋 2006/11/27 13:46:30
>某大手鉄鋼メーカーの仕事ですから、どうしてでも
>やっつけそうです、工期が無いのも溶接の理由です。


これは、下請けに出すことが前提になっていないでしょうか?
原寸が楽になりますからね。

工場にとっては、全てボルトであれば、
溶接工程が必要なくなり、切断、穴あけ、
ボルト締め、だけになるわけで手間が省けます。

しかし、同じ工場でも工場長が変わると方針が変わることが
あるという、不条理なことはあります。。
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Re: トラスの断面算定法
Lion 2006/11/27 14:23:33
鉄骨屋さん、再三どうもです

>簡単に説明するためにラチスはFBとして、弦材重心に引き付け
>ても偏心曲げがあると言うことになります。

そう言う事です、軸芯を合わせても、ボルトでも溶接でも
偏心が起きていると解釈されます、ボルトならばボルト
重心、溶接ならば溶接重心間距離で偏心していると・・・

だから一般のガセット形式ならば、ガセットの断面の
増加によって性能が上がるので、このあたりは考慮
しないで良い、との見解のようです>某製鉄所
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Re: トラスの断面算定法
鉄骨屋 2006/11/27 14:43:36
そういうことですか。
それは手に負えませんね。

それが正しいとしたら、ブレースの接合部も
一点に会したポイントから、必ず距離あるところに
ボルト群があるから偏心を考慮しなくてはならない。。
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Re: トラスの断面算定法
撓み屋 2006/11/27 19:17:29
>それが正しいとしたら、ブレースの接合部も
>一点に会したポイントから、必ず距離あるところに
>ボルト群があるから偏心を考慮しなくてはならない。。

ブレース接合部ばかりではなく
梁剛接のウェブお互いのボルト間でも偶力が発生する事になります
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Re: トラスの断面算定法
marcun 2006/11/28 13:47:09
>>それが正しいとしたら、ブレースの接合部も
>>一点に会したポイントから、必ず距離あるところに
>>ボルト群があるから偏心を考慮しなくてはならない。。
>

いやぁ、これはウソでしょう。。。
仮にボルト群中心までのG.PLをモデル化して解析しても、問題となるような偏心曲げは生じないはずです。
手計算ではなくプログラムで解析すると、弦材が連続部材であることから、トラスのせん断変形に伴う曲げは生じますが、ボルト群中心位置の問題は通常は顕在化しませんよ。
但し、弦材、斜材、束材の軸心(ワーキングポイント)が一致していればの話ですが。
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性能表示の金物チェック?
peu 2006/11/25 19:08:11
性能表示の接合金物のチェックは、告示、N値または、別もものから、またどちらの方法でも良いのでしょうか?
宜しくお願いします。
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Re: 性能表示の金物チェック?
恥柿構造 2006/11/25 20:28:45
>性能表示の接合金物のチェックは、告示、N値または、別もものから、またどちらの方法でも良いのでしょうか?

先々月、耐震等級2で設計したいと言うので、「木造住宅のための住宅性能表示」の本を購入しました。
その中のp117、p126に、接合部チェックは告示仕様でもN値計算でも良いとかいてあります。
ちなみに、私は告示仕様でもN値計算でもなく許容応力度計算でやりました。
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Re: 性能表示の金物チェック?
木初心者 2006/11/27 12:17:00
横からすみません。

許容応力度計算でやりました。
^^^^^^^
どのソフトを使っているのでしょうか?
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Re: 性能表示の金物チェック?
恥柿構造 2006/11/27 15:16:27
>許容応力度計算でやりました。
>^^^^^^^
>どのソフトを使っているのでしょうか?

定番の「木造り」で、標準設計法で計算しました。
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Re: 性能表示の金物チェック?
木初心者 2006/11/28 16:43:43
>>許容応力度計算でやりました。
>>^^^^^^^
>>どのソフトを使っているのでしょうか?
>
>定番の「木造り」で、標準設計法で計算しました。

有難うございます。それにしても30数万円とは高いですね。

しょうがないのかな?
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Re: 性能表示の金物チェック?
ヒロ0 2006/11/28 19:05:02
>有難うございます。それにしても30数万円とは高いですね。
>
>しょうがないのかな?

こんばんわ、

私はWD3v2を使ってます。値段も\126,000-とお手ごろです。
入力項目が多く使うのに少々知識が要りますが、実務で使うのに結構融通が利くこと、建物の細かい仕上げの使い分けや、部分的な床補強も簡単に検討できるのでお勧めです。

↓販売元はここです。体験版があるので試してみてください。
http://www.atllc.co.jp/top.cgi
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恥柿構造 2006/11/25 09:28:02
下のスレでケミカルアンカー使用についての記述があります。
耐震補強では使用可ですが、新築物件では使用が認めておらず、どうしても使用する場合は個別認定取得が必要のようです。

ですが、差し筋忘れや台直ししきれない場合やアンカーボルト設置忘れ等かなり使用されているのが現実ではないかと思われます。
大規模に斫つっての打ち直し決断はなかなか出せないし鉄筋1〜2本のために躯体をいじることが現状より改善するとも思えない場合もあります。ケミカルアンカー使用がベストでなくてもベターとして選択しています。

どう思われますか?
絶対使用しませんか?
使用する場合には事前に耐力確認等行っていますか、個別認定取得してますか?
後からケミカルアンカー使用不可を指摘されたらどうしますか?
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Re: ケミカルアンカー使用について
Lion 2006/11/25 16:38:18
>どう思われますか?

どう思われると言われても、使えない材料は使えない
のでは? あくまで内緒で使っている現状でしょう・・・

>後からケミカルアンカー使用不可を指摘されたらどうしますか?

反論の余地は無いでしょうね、先ずは構造設計者が監理に
関わるケースが少ない現状を改善しなければ駄目です。
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Re: ケミカルアンカー使用について
喰えないラーメン屋 2006/11/25 17:40:00
>どう思われると言われても、使えない材料は使えない
>のでは? あくまで内緒で使っている現状でしょう・・・

設備機器の取り付けによく使っていますね。・・・

看板の基礎を本体と繋いだら、確認図面にケミカルアンカーと書いてはいけませんと指導をうけたっす。
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Re: ケミカルアンカー使用について
推奨? 2006/11/26 10:05:41
初めて投稿いたします。

さて、ケミカルは駄目ですね。
無機(グラウト)系の定着剤を指定されたらどうですか?

要は耐火性能がないから駄目なわけで、無機系ならその辺は問題なしです。費用の面は知りませんがどうですか?
私個人は、改修工事等そのように指示しています。
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Re: ケミカルアンカー使用について
教えて 2006/11/26 12:21:57
>さて、ケミカルは駄目ですね。
>無機(グラウト)系の定着剤を指定されたらどうですか?
>
>要は耐火性能がないから駄目なわけで、無機系ならその辺は問題なしです。費用の面は知りませんがどうですか?

では、セメントモルタル接着系アンカーならどうでしょうか?
たとえば、 Q-タイト など
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Re: ケミカルアンカー使用について
推奨? 2006/11/26 13:22:46
>
>では、セメントモルタル接着系アンカーならどうでしょうか?
>たとえば、 Q-タイト など

勉強不足で「Q−タイト」の詳細はわかりませんが、
H12建告1463号 4項二号 が流用できるかどうかです。

つまり、モルタルの圧縮強度が50N/mm2あるのかどうか。

ただ、この辺はカタログにも載っていないはずですから、
メーカーに要確認でしょう。
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Re: ケミカルアンカー使用について
教えて 2006/11/26 14:03:02
>>
>>では、セメントモルタル接着系アンカーならどうでしょうか?
>>たとえば、 Q-タイト など
>
>勉強不足で「Q−タイト」の詳細はわかりませんが、
>H12建告1463号 4項二号 が流用できるかどうかです。
>
>つまり、モルタルの圧縮強度が50N/mm2あるのかどうか。
>
>ただ、この辺はカタログにも載っていないはずですから、
>メーカーに要確認でしょう。


 http://www.kfc-net.co.jp/Qtitecement.htm
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Re: ケミカルアンカー使用について
教えて 2006/11/26 14:13:51
追伸

ケミカルアンカーほど固化するまでの時間が早くは無いが、
値段が安くて使いやすい。
公共の耐震補強工事で使用済みです。
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Re: ケミカルアンカー使用について
推奨? 2006/11/26 17:43:11
>公共の耐震補強工事で使用済みです。
>

耐震補強工事は問題ないんです。ケミカルでも。
議題に上がっているのは、新築(確認)物件です。

HP(カタログ)拝見しましたが、強度は載っていませんね。
材料強度まではわからないんです。
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Re: ケミカルアンカー使用について
喰えないラーメン屋 2006/11/26 18:02:53
>耐震補強工事は問題ないんです。ケミカルでも。
>議題に上がっているのは、新築(確認)物件です。

うろ覚えで確認してません・・間違ったらスミマセン。
後施工アンカーは使用できない。ただし、耐震補強ではケミカルアンカーを使用して良い・・・デハ?
引っ張りアンカーの埋め込み長さが変わったらしい・・・15d?
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Re: ケミカルアンカー使用について
2006/11/26 20:04:25
現実に使われているのですから、条件付で認知しても良いのではないかと思います。
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Re: ケミカルアンカー使用について
喰えないラーメン屋 2006/11/27 03:13:35
>現実に使われているのですから、条件付で認知しても良いのではないかと思います。

公の場ですから言いにくいこともありますし・・・。
条件というのは、Fc18以上の強度が出ている、余剰水がほどほど抜けて乾燥している、ジャンカがない、鉄筋を切っていない・・・等でしょうか。
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Re: ケミカルアンカー使用について
恥柿構造 2006/11/27 17:52:44
皆さん、ご意見ありがとうございます。

>現実に使われているのですから、条件付で認知しても良いのではないかと思います。

ですよね。
使わざるを得ない場合が必ず生じます。
内緒にこそっとではなく、個別認定でなくても条件を明確化して使えるように改正して欲しいです。
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