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 過去の会議議事録 No.84

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鉄骨の超音波探傷試験について
J2監督 2006/12/13 18:18:49
いつものぞかせてもらってます。
解らないことばかりでどなたか教えてください。
広い敷地(約3万m2)に鉄骨造で倉庫、車庫、事務所等を4棟施工する場合、超音波探傷試験は各棟すべて必要なのでしょうか。
すべてやる方がいいのでしょうが・・・。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J3設計 2006/12/13 19:26:12
>広い敷地(約3万m2)に鉄骨造で倉庫、車庫、事務所等を4棟施工する場合、超音波探傷試験は各棟すべて必要なのでしょうか。
>すべてやる方がいいのでしょうが・・・。

検査率で考えれば結局検査数は一緒なのでは?
何かやりたくない事情がありますか?
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
ホームズ 2006/12/13 21:02:35
>検査率で考えれば結局検査数は一緒なのでは?

そうですね。

通常はすべての建物について検査を実施する必要があるのではないですか?

やらない場合、溶接部の品質はどうやって保障するのでしょう?
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
ひのくま 2006/12/13 21:30:13
>いつものぞかせてもらってます。
>解らないことばかりでどなたか教えてください。
>広い敷地(約3万m2)に鉄骨造で倉庫、車庫、事務所等を4棟施工する場合、超音波探傷試験は各棟すべて必要なのでしょうか。
>すべてやる方がいいのでしょうが・・・。

超音波探傷試験で重要なのは、やるやらないということではなく、「どの部分をどのように行なうか」から出発しないといけないと思います。
単に検査屋に「超音波試験をしてくれや」では、お金がもったいない。担当者の給料分以上に相当する費用ですから。
色々な文献と、豊富な自社の実例やデータを駆使して、最小限の検査箇所を特定すること(工学的判断)です。
溶接工や検査者に尊敬される監督さんはいっぱいいますし、あなたもその一人だと思います。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
ひのくま 2006/12/14 04:57:36
時間的な余裕があれば「朱鷺メッセ連絡デッキ落下事故」の「粗略な鉄骨溶接」などの記事を「建築技術」バックナンバーなどで取り寄せて読んでおくと、迫力があって参考になります。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J2監督 2006/12/14 07:46:12
 初歩的な質問にも色々教えていただきありがとうございます。
これからものぞかせていただき、時には質問いたしますのでご教授願います。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
喰えないラーメン屋 2006/12/15 10:39:04
午後から、検査です。ココで仕入れたことを、知ったかぶりしてこようっと。(^^ゞ
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
ひのくま 2006/12/15 13:27:17
> 初歩的な質問にも色々教えていただきありがとうございます。
>これからものぞかせていただき、時には質問いたしますのでご教授願います。

重要なのは、溶接施工を監督しながら検査する箇所を決めておくことです。あるいは溶接の施工に影響を与える事柄を詳細に記述した施工報告書を見ながらでも。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J2監督 2006/12/15 15:53:06
広い敷地と私の言葉足らずで誤解させていたらすみません。
試験をするべきだという事に異論はありません。
ただ建物は各棟100m2〜300m2程度で、一つの工場(Mグレードで下請けに出していない事は確認済み)で同じ施工要領書に基づき製作されたものです。そのすべてに試験が必要か疑問に思っただけです。
10円単位で商売している施主が銀行から借金して建てている事を思うと、鉄骨工事が1棟百数十万円の工事に十数万かけて検査をする事自体、鉄骨工場グレードって何なのだろうとか考えたたりします。
お金さえいただければ黙ってやればいいのでしょうが・・・。
無知なので話しがずれていたらすみません。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
ひのくま 2006/12/15 17:01:12
私も同じ考えです。私の場合は、現場での溶接をじっくり監理したり、強度確保の重要性などから判断して「検査は不要である」と報告したこともあります。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J3設計 2006/12/15 18:48:37
>10円単位で商売している施主が銀行から借金して建てている事を思うと、鉄骨工事が1棟百数十万円の工事に十数万かけて検査をする事自体、鉄骨工場グレードって何なのだろうとか考えたたりします。

図面には工場グレード・検査率が記載されているのですか?
記載されているなら図面通りで契約をしているのですから
仕方がないのではないでしょうか。
記載されていないのなら監理者に提案して、施主の了解を得て
検査率を下げる事は可能と思います。
検査費の十数万は保険です。これをケチって後で問題がおきた時は
この金額では納まらなくなるはずです。

Mグレードだからと言って、技量が高いとは限りません。
Jグレードでも技量の高い工場はいっぱいあります。
要はいかに品質管理に気を使っているかです。
ISO取得の工場は管理体制になるほどなと思わせる所もあります。
工場のグレードは単に生産能力の差程度に考えた方が無難です。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J2監督 2006/12/15 21:32:12
>図面には工場グレード・検査率が記載されているのですか?
>記載されているなら図面通りで契約をしているのですから
>仕方がないのではないでしょうか。

記載されていません。以前同じ監理者さんで施工した時(20m超のS造)に、Jグレードの鉄骨屋さんを紹介されました。そのような監理者さんでも、図面に記載されているのであればここに相談にはきません。
ここに投稿されているような方々が監理者であればよいのですが・・。

>Mグレードだからと言って、技量が高いとは限りません。

溶接を伴う建築物の規模等により鉄骨工場のグレードは決められていたと記憶してます。(間違っていたらすみません)
ただそれさえ疑わなければならないならば、きりがありません。現場での管理は(監理も)全工種全数検査は不可能ですし、現場を管理する人間としては、協力業者の社長、営業、職長等の人間性に依存している所もあります。(現場の甘えかもしれませんが)

>ISO取得の工場は管理体制になるほどなと思わせる所もあります。

私の会社もISOを取得し、この現場も対象になっています。小さな会社ですので、ISOも現場員がやらなければなりません。
何が言いたいのかというと、現場事務所で書類作成に費やす時間が長くなり、現場を見る時間が以前より短くなっていることです。
長々とすみません。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J3設計 2006/12/15 22:25:37
>記載されていません。以前同じ監理者さんで施工した時(20m超のS造)に、Jグレードの鉄骨屋さんを紹介されました。そのような監理者さんでも、図面に記載されているのであればここに相談にはきません。

なるほど、聞いて見ないと分りませんでしたね。
この監理者では頭が痛いですね。
意匠屋さんの中にはグレードが高ければ何でも良いと思い、
小規模の建物でも平気でHグレードでと言い出す人もいるので
その認識に驚いてしまいます。
それこそ認定外の工場に外注されそうで怖いです。


>現場を管理する人間としては、協力業者の社長、営業、職長等の人間性に依存している所もあります。(現場の甘えかもしれませんが)

いやいや、基本的にはそれが一番でしょう。
今やオークションにも構造計算が出品される時代です。
相手の様子も分らず発注する人がいるとすれば、その人は施主に
何と説明するのか不思議です。
「構造計算はオークションで落札して見つけて発注しました」
とは言えないでしょう。

良い仕事をする工場は何となく工場をみると雰囲気で分りますよね。。
きちんと整理整頓が出来ている、職人さんも礼儀正しいとか。
もうそれだけで99%信用してしまいます(単純です)
それでも、職人さんの中には偶々体の具合が悪かったとか、悩み事が
あったとかでうっかりと言う事が有り得ます。
本当に疑ったら切がないですが。

J2監督のような一生懸命な監督さんの現場なら安心ですね。
もし全棟検査を行わないのなら、工場を見極めその旨施主に報告した上で
決定される事をお勧めします。

ところで今更ですが、超音波探傷試験は社内検査?第三者検査?
どっちのことです?当然第三者の事と思ってましたが。
また、検査率は何%位でお考えでしたか?

>何が言いたいのかというと、現場事務所で書類作成に費やす時間が長くなり、現場を見る時間が以前より短くなっていることです。

お察しします。
世の中には宣伝代わりにISOを名詞に謳って管理体制はどうなってんの
と監督に聞いても担当じゃないから分らないと言う監督もいました。ビックリです。

こちらも長々とすみません。
>
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
もぐら 2006/12/15 22:26:01
>何が言いたいのかというと、現場事務所で書類作成に費やす時間が長くなり、現場を見る時間が以前より短くなっていることです。

最近、監理していて特に感じますね。
監督さんは事務所で書類作りばっかりで現場を把握しているのは職人さん。ISOの弊害です。
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Re: 鉄骨の超音波探傷試験について
J2監督 2006/12/16 07:52:25
J3設計さん

>もし全棟検査を行わないのなら、工場を見極めその旨施主に報告した上で
>決定される事をお勧めします。

全棟検査はします。疑問に思い構造の専門家の方々の意見を伺いたくて質問させていただいただけです。

>ところで今更ですが、超音波探傷試験は社内検査?第三者検査?
>どっちのことです?当然第三者の事と思ってましたが。
>また、検査率は何%位でお考えでしたか?

超音波は全溶接の10%かつ検査数が20か所以上になるよう検査する予定です。(自主検査の記録も提出させます)

土曜の朝の車の少なさ、バス停にいる人の少なさが骨身にしみます。
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好物=スリット 2006/12/13 10:23:51
みなさんご教示願います。型枠の普通型枠と打放型枠の違いって何ですか?曲面型枠はわかったのですが・・・。
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Re: 型枠について
竜太郎 2006/12/13 13:05:58
>みなさんご教示願います。型枠の普通型枠と打放型枠の違いって何ですか?曲面型枠はわかったのですが・・・。

普通型枠はコンパネを使用。
打放し型枠は、表面が樹脂でコーティングされたものを使用。
当然、表面の平滑度、吸水率等の違いにより
打放し用の方が、コンクリートの仕上がりが良くなる。
材料費は打放し用コンパネの方が高い。
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Re: 型枠について
好物=スリット 2006/12/13 14:57:17
>普通型枠はコンパネを使用。
>打放し型枠は、表面が樹脂でコーティングされたものを使用。
>当然、表面の平滑度、吸水率等の違いにより
>打放し用の方が、コンクリートの仕上がりが良くなる。
>材料費は打放し用コンパネの方が高い。


竜太郎さん、ありがとうございます。
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Re: 型枠について
喰えないラーメン屋 2006/12/13 18:12:15
檜板(本実、カンナ仕上げ)の打ち放し型枠もありますよ。打ち放し面に木目がクッキリ。タイル貼りより遙かに高い。(^^ゞ

セパレーターが見えるので、目立たないように打ち放し用セパを使います。
コーン処理モルタル詰めしやすいように、打ち放し用スペーサーを使いますす。相談物件で、補修モルタルが浮いていました・・・浅いカップコーン(名称不明?)を使っていた。梁下にはモルタルスペーサーがクッキリ。

アゴチンがなくて、サッシ廻りがモルタル塗になっているのも見たことがアルス。
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Re: 型枠について
好物=スリット 2006/12/13 19:50:26
>檜板(本実、カンナ仕上げ)の打ち放し型枠もありますよ。打ち放し面に木目がクッキリ。タイル貼りより遙かに高い。(^^ゞ
>
>セパレーターが見えるので、目立たないように打ち放し用セパを使います。
>コーン処理モルタル詰めしやすいように、打ち放し用スペーサーを使いますす。相談物件で、補修モルタルが浮いていました・・・浅いカップコーン(名称不明?)を使っていた。梁下にはモルタルスペーサーがクッキリ。
>
>アゴチンがなくて、サッシ廻りがモルタル塗になっているのも見たことがアルス。

喰えないラーメン屋さん、ありがとうございます。
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Re: 型枠について
ホームズ 2006/12/14 08:59:43
私は意匠の仕上げによって使い分けています。

基礎やスラブ下、建物内部など最終的に矩体面が現れない部分は普通型枠。

矩体面を下地補修程度で直に仕上げる(吹きつけや塗装、クロスなど)場合は、合板型枠で転用なしのもの(通常の打放し型枠)

コンクリート打ち放しの状態で、撥水税程度で平滑に仕上げるときはコーティング型枠

構造図では表示せず、意匠の特記仕様書や仕上げ表で指定します。

建設業者のレベルによっては、「コンクリート打ち放し」の仕上げ程度の解釈が相当違いますので。


ちなみに、躯体つるつるのコンクリート打ち放しの場合は、パネル割り、セパ割りまでとりあえず考えておきます。
それによって、開口寸法やスリットの位置まで決まってくるので、本来はそこまで意匠設計が検討してからでないと、構造計算できないですよね。
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ホームズ 2006/12/12 17:26:19
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20061211/501490/

自分も経験があります。
現場で長辺、短辺を間違えて施工されていたこと。
だから、なるべく長辺、短辺の配筋は変えないようにしています。

計算上問題なくても、一度信用なくしちゃうと大変ですね。
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Re: スラブの配筋
確認検査員A 2006/12/12 17:32:59
 短辺方向筋をスラブの内側に配筋してる現場も多いかも。
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Re: スラブの配筋
?? 2006/12/12 18:03:01
>http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20061211/501490/


この中で、「設計で想定した強度は満たさないものの、建築基準法が求める強度はクリアーしている」とはどういうことでしょうか?
制限値を上げて設計しているので基準法をクリアーしている。
という意味なのでしょうか。
それとも単に計算外規定を満たしているといういみなのでしょうか?
基準法をクリアーしていて使用上支障がなければ補強がいらないのでは。
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Re: スラブの配筋
ひのくま 2006/12/12 20:21:01
現場監督は犠牲者である。

現場監督が時間的にも余裕を持って施工に専念できるように、技術者の増員などの費用を世間が認めてやるべきだ。結局「姉歯事件」も安すぎる収入が原因の一つだったかもしれない。
医食住に価格の競争はマイナスである。
豪邸に住む必要はないが、専門技術の習得に専念できる生活費の分は、賃金に加算すべきだと、なぜ国は理解できないのか?
政治屋へのワイロ分でも還元すべきだと思う。
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Re: スラブの配筋
?? 2006/12/12 20:53:13
これって、プラン的にも、1/4の範囲で配筋をかえていることからも、普通の床スラブではなくてボイドスラブではないの?
また、ボイドスラブなら長辺方向を外側に配筋することは珍しくない。
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Re: スラブの配筋
ひのくま 2006/12/13 07:12:37
>この中で、「設計で想定した強度は満たさないものの、建築基準法が求める強度はクリアーしている」とはどういうことでしょうか?
>制限値を上げて設計しているので基準法をクリアーしている。
>という意味なのでしょうか。
>それとも単に計算外規定を満たしているといういみなのでしょうか?
>基準法をクリアーしていて使用上支障がなければ補強がいらないのでは。

顧客との契約は、「設計図書通り」が原則ですので、たとえそれが建基法をクリアーしていても、売買の約束の条件をクリアーしていない場合は「詐欺」と言われかねない、ということではないでしょうか。
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ベンド
Lion 2006/12/13 10:16:56
話がずれますが・・・

一般スラブ配筋は最近はモチアミしかやらないですが、
未だベンド配筋使っている方おられますか?
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Re: ベンド
喰えないラーメン屋 2006/12/13 10:33:39
>未だベンド配筋使っている方おられますか?

言葉の意味さえ分かりません。
スラブリストは使い回し・・・ダス。
短辺上 D13,D10-@200 長辺上 DD10-@200
短辺下 DD10-@200  長辺下 DD10-@200

時々
短辺上 D13@@200
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Re: ベンド
天然 2006/12/13 10:53:20
>未だベンド配筋使っている方おられますか?

やらないですね。。
例えベンドにしても現場の要請でもちあみになるし。

ベンド配筋の図面をもちあみでやったら、計画変更かな?
更には詐欺行為になりかねない?^^;
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Re: ベンド
Lion 2006/12/13 11:13:25
喰えないサン

>言葉の意味さえ分かりません。

(o^^o)嘘ばっか〜、

>短辺上 D13,D10-@200 長辺上 DD10-@200

さすがオーソリティー、計算外に短辺には必ず
D13を混ぜる、踏み込み防止ですなぁ・・・
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Re: ベンド
Lion 2006/12/13 11:16:45
天然サン

>ベンド配筋の図面をもちあみでやったら、計画変更かな?
>更には詐欺行為になりかねない?^^;

昔はスラブ1枚ずつ平面+縦断面配筋図を書かされた
です、今は表で逃げますから、短辺長辺の意味が
掴めない現場監督さんが居るのだと思った次第・・・
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Re: ベンド
恥柿構造 2006/12/13 11:38:37
ついでに、スラブの大きさがイレギュラーに接している場合、短辺長辺に固執すると鉄筋の通りが悪くなるので、長辺方向を外側にすることもありますし、スパンが2.5m以下程度の場合短辺でも@250としています。

図面でかいておく時もありますし、現場で指示する場合もあります。
これも計画変更?
更には詐欺行為?^^;
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Re: ベンド
恥柿構造 2006/12/13 12:00:09
>短辺−@250???ですよ。

え、短辺って@250ではまずいんですか?
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Re: ベンド
喰えないラーメン屋 2006/12/13 12:10:20
RC基準18条5.(1)を参照して千代。
 但し書き・・も有りますが・・
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Re: ベンド
Lion 2006/12/13 13:08:25
>え、短辺って@250ではまずいんですか?

短、長辺ともに私は@200以上は使いませんね
短辺は@200以内の記載は昔からありんす。。。
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Re: ベンド
2006/12/13 13:39:42
デッキプレートのように、主筋方向を矢印で示すことがあります。
また、短辺・長辺別に鉄筋の並べ方の詳細図を作成することもあります。
施工会社の監督さんの技量に合わせています。
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Re: ベンド
恥柿構造 2006/12/13 15:31:10
>RC基準18条5.(1)を参照して千代。
> 但し書き・・も有りますが・・

この但し書きです。
スラブの大きさに拘らず短辺だから@200以下とする方が不合理で、軽微なスラブであれば@200に拘らなくてもよいのでは。
具体的は大きさは書かれていませんが、厚150で応力もたわみも充分過ぎるほど余裕のある短辺スパン2500以下を軽微なスラブとして扱うと計算書に明記しています。
長辺を@250としているので、短辺@250とすると鉄筋の通りがよくなる場合が多いです。
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Re: ベンド
ホームズ 2006/12/13 16:49:28
ベンド筋、懐かしいですね。やったことないかも・・。

@250も耐圧や土間以外はやったことないな。配筋検査で歩きにくそうだし。

最低でもD10@200、上端筋はD13を混ぜとかないとコンクリート打ちのときぐしゃぐしゃになる気がするので、D10,D13@200が多いです。

スラブの計算では、短辺、長辺どっちが外側に配筋されてもいいように鉄筋位置を余裕を持って計算してますね。

構造計算上余裕を持っていても、設計図と現場が違うと施工ミスになってしまうのは理解できますが、そうなると計算上の配慮があまり意味がないのだろうか?

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施工費アップ分
喰えないラーメン屋 2006/12/13 17:52:58
@200は@250の+1本/1m
(2.5+0.35+0.35)*2.5m*上下2*XY2=32.0m
32.0*0.56=18kg
18kg*120円/KG(材工運搬)=2160円/1スラブ

@200はひび割れ防止なので、屋根は必ず@200にしてます。
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Re: 施工費アップ分
恥柿構造 2006/12/13 18:28:26
>@200は@250の+1本/1m
>(2.5+0.35+0.35)*2.5m*上下2*XY2=32.0m
すいません。参考になりそうなのでここの所を詳しく教えてもらえないでしょうか?

>32.0*0.56=18kg
>18*120=2160円/1スラブ
>
>@200はひび割れ防止。
>屋根は必ず@200にしてます。

スパン2500を@250とするのは鉄筋をケチる目的ではなく
接するスラブが長辺方向で@250の場合鉄筋の通りを良くするためです。
接するスラブが@200であれば、スパン2500でも@200としています。
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Re: 施工費アップ分
Lion 2006/12/13 19:10:42
>接するスラブが@200であれば、スパン2500でも@200と
>しています。

面倒だし、見た目も荒いから長短@200固守・・・
D13は必ず混ぜる、現場で施工時踏みますから。
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Re: 施工費アップ分
ホームズ 2006/12/13 19:45:14
同じことを書いてもLionさんが書くと説得力があるのはなぜ?(笑)

>面倒だし、見た目も荒いから長短@200固守・・・
>D13は必ず混ぜる、現場で施工時踏みますから。

結束線はすぐ切れますもんね。

ちなみにスターラップも@200にしてます。
一度、@250の基礎梁のコン打ちに立ちあっていて、太ももまで生コンに浸かってしまったことあり。おまけに捻挫した。
私、足が小さいのかしら?
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Re: 施工費アップ分
Lion 2006/12/13 21:26:22
ホームズさん

>同じことを書いてもLionさんが書くと説得力があるのはなぜ?

掲示板カキコ20年の実績? お気楽人間です・・・
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Re: 施工費アップ分
ロム専 2006/12/13 21:55:43
>掲示板カキコ20年の実績? お気楽人間です・・・
>
10数年前からナントカ通信のNで良く拝見しました。
Lionさん、喰えないさん、流山ナントカさん、その他多数常連さん
今と違い、電話代気になってあんまり覗けませんでしたが。
今はNETが気になって仕事捗らない・・・・ヤバ
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Re: 施工費アップ分
Lion 2006/12/14 10:40:26
ロム専サン

>今と違い、電話代気になってあんまり覗けませんでしたが。
>今はNETが気になって仕事捗らない・・・・ヤバ

初期は300bpsでしたもんね、ロム専さんもラム専さんに
変わって下さい(^_-)、私の知り合いもRAM(読むだけ)の
方が多いです。。。

スレに無関係のゴミでした。
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Re: 施工費アップ分
ホームズ 2006/12/14 11:59:31
平米あたりにすると、上下、縦横で合計4m(定着無視)@200の方が増えます。

4.0*0.56=2.24kg→定着などロスを考えて2.5kgとする

2.5kg*120円=300円/平米あたりアップ

仕上げで十分吸収できる金額ですよね


>@200は@250の+1本/1m
>(2.5+0.35+0.35)*2.5m*上下2*XY2=32.0m
>32.0*0.56=18kg
>18kg*120円/KG(材工運搬)=2160円/1スラブ
>
>@200はひび割れ防止なので、屋根は必ず@200にしてます。
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ひのくま 2006/12/12 15:53:14
↓の「雑壁からのひびわれの誘発」がまだ議論途中で、このテーマのご相談をすることは失礼だと思っておりますが、お許し下さい。
平成3年ごろからブームになった超高層マンションも、新しい工法で増えてきました。しかし、「のれん力学」(飯野富士雄著:朝日新聞社)などで、長周期地震の危険性が指摘されていますが、それについて自分の建物はどうなんだと、施主が元施工(超大手建設会社)に相談しても「信頼の出来る回答が得られない」という場合、超高層建物(マンション含む)の長周期地震に対する構造チェック(見直し)は現実に第三者が行なうことは可能なのでしょうか?当然建築センターの評定を取得している建物です。
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Re: 超高層建物の長周期地震に対する安全性
モモタロ侍 2006/12/12 19:37:58
超高層建築物における構造性能評価審査会(評定委員会)にて長周期地震動に対する指摘があるかどうかはわかりません。
構造性能評価でも適合させる項目が、決められています。私の知る限りでは、長周期地震動に対する評価項目は無かったと思います。

ただ、もしかしたら日建設計・日本設計など大手の設計事務所では、独自の評価方法を持っているかもしれません。
その場合でも、外力の大きさではなく、入力エネルギー量に対する検討のような感じがするので、想定地震波を作成し、時刻歴応答解析をおこなうことで、影響を考慮しているかもしれません。

あくまでも予測論ですが・・・
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Re: 超高層建物の長周期地震に対する安全性
ひのくま 2006/12/12 19:47:12
>ただ、もしかしたら日建設計・日本設計など大手の設計事務所では、独自の評価方法を持っているかもしれません。
>その場合でも、外力の大きさではなく、入力エネルギー量に対する検討のような感じがするので、想定地震波を作成し、時刻歴応答解析をおこなうことで、影響を考慮しているかもしれません。
>
>あくまでも予測論ですが・・・

想定地震波を何種類か選定して行なうのではないか、と聞いたことがあります。
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Re: 超高層建物の長周期地震に対する安全性
ひのくま 2006/12/12 19:56:42
その長周期地震に対する検討費用として、方や1000万円、方や50万円と正体がつかめません。
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Re: 超高層建物の長周期地震に対する安全性
モモタロ侍 2006/12/12 23:10:30
構造性能評価で利用する想定地震波(模擬地震波や告示波)ですが、”きわめて稀に発生する時震動”(大地震:M8クラス)で、120秒以上の時刻歴応答解析を行っているはずです。(一般的には120秒で収まるような波だったはずです)

問題になっている長周期地震動は、300秒以上でかつ卓越周期が3秒〜10秒に存在していると思われます。

100m以下の超高層マンションで、弾性1次周期が1.5〜2.5秒と思われます。(100m長のマンションもありますが)

多分、RC造超高層マンションよりもS造の超高層事務所ビルが、危険ゾーンに入ってくるような気がします。

最近の超高層事務所ビルはほとんどといっていいほど制震構造となっています。つまり減衰効果が非常に高いこととなります。

しかしながら、それ以前の超高層事務所ビルは純ラーメンとなっているはずですので、減衰効果が低いため長周期地震動の影響が大きいと思います。

西新宿当たりの超高層事務所ビルは今後 制震補強が促進されるかもしれませんね。(都庁も含めて・・・)
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Re: 超高層建物の長周期地震に対する安全性
ひのくま 2006/12/13 00:04:45
>構造性能評価で利用する想定地震波(模擬地震波や告示波)ですが、”きわめて稀に発生する時震動”(大地震:M8クラス)で、120秒以上の時刻歴応答解析を行っているはずです。(一般的には120秒で収まるような波だったはずです)

>問題になっている長周期地震動は、300秒以上でかつ卓越周期が3秒〜10秒に存在していると思われます。
>
>100m以下の超高層マンションで、弾性1次周期が1.5〜2.5秒と思われます。(100m長のマンションもありますが)

飯野氏が言われていることは、「今回改訂の目玉たる応答スペクトル法で、原発設計と同じ手法の採用は一歩前進だが、基盤振動への模擬地震波の採用に至らなかったのは遺憾である。・・・・この手法は、超高層建物のように一次共振の可能性があるものにはこの方法は適用されるべきではない。・・・・この場合(超高層建物)は、共振の様子と継続時間が大勢を決める低サイクル疲労がらみの問題となり、本来静荷重に対して定義される限界耐力や耐力曲線などの概念が顔を出す余地などないからである。」と。
そして「塑性域における部材の曲げ剛性の喪失と、塑性域で繰り返される曲げに起因する深刻な事態(低サイクル疲労)の発生に注目すべきである。」と。

そういう方のご意見も尊重するとしまして、まず採用する「模擬波」選定の根拠をどう考えるか、ですが・・・・・。
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ガラパゴス 2006/12/12 15:27:13
鉄筋の継手、学会基準ではD35未満は重ね継手可となっていますが、実際には太物で重ね継手なんてしないですよね?
で質問なのですが、みなさんはどの径まで重ね継手としていますか?当方の標準書だとD19以上は溶接となっているのですが、所長に理由を聞いたら「なんでだったかなぁ」根拠無しです‥
特に非RC造では、溶接が必要になるのが地中梁配筋だけなので、重ねとしたい旨のVEが来ることも多いです。

皆さんはどこら辺で分けていますか?
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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
Lion 2006/12/12 16:14:57
>皆さんはどこら辺で分けていますか?

当然D16迄。。。
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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
喰えないラーメン屋 2006/12/12 16:52:40
>>皆さんはどこら辺で分けていますか?
>
>当然D16迄。。。

D22まで使って、全部、重ね継ぎ手。(^^ゞ
先週、D22をうっかりデフォのSD345で計算して、SD295に計算書を作り直した。D| ̄|_
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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
ひのくま 2006/12/13 08:01:42
フレアグルーブの形状の場合は現場の溶接施工管理が行き届いていない場合、溶接部分の強度の確保に心配があります。フレアグルーヴ溶接自体、あまり信頼されている溶接ではないように思います。
そういう監理ができない場合や施工者の能力に不安がある場合などはD16位までではないでしょうか。
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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
喰えないラーメン屋 2006/12/13 09:15:29
>で質問なのですが、みなさんはどの径まで重ね継手としていますか?当方の標準書だとD19以上は溶接となっているのですが、所長に理由を聞いたら「なんでだったかなぁ」根拠無しです‥

横に重ねるかタテに重ねるか問い合わせを受けたことがあります・・・
梁の場合、横に重ねるとコンクリートの廻りが悪くなる。タテに重ねるSTと隙間が出来てしまう・・・取り敢えず、ヨコッ。(^^ゞ
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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
恥柿構造 2006/12/13 09:47:04
>横に重ねるかタテに重ねるか問い合わせを受けたことがあります・・・
>梁の場合、横に重ねるとコンクリートの廻りが悪くなる。タテに重ねるSTと隙間が出来てしまう・・・取り敢えず、ヨコッ。(^^ゞ

そうなんですよね。
STが浮いてしまう。これがいやで圧接にしてもらっています。
横でも内側にくる主筋のところではSTが浮いてしまう。
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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
喰えないラーメン屋 2006/12/13 10:24:00
>横でも内側にくる主筋のところではSTが浮いてしまう。

しまった。STのタテ側ですね。(^^ゞ
快答集に書いてあったと思いますが、初期の頃?は、2回折り曲げて重ねて軸が通るようにしていたようです。

             ↓こんな感じ
           −−−−−−−
−−−−−−−/ −−−−−−−−−−−−−−

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Re: 鉄筋の重ね継手はどのサイズまで?
ひのくま 2006/12/14 14:47:47
ご存知だと思いますが、「日本圧接協会」や「土木学会」にも有益なデータはありますよ。
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yayoi 2006/12/12 13:22:35
昭和43年に建築された建物のRC造部分にHD25と言う鉄筋表示があるのですが、異形筋とは違うのでしょうか。
初めて見る表示なので、内容について知りたくて書き込みました。
ご存知の方いらっしゃいましたら、宜しくお願い致します。
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Re: 鉄筋表示
確認検査員A 2006/12/12 13:38:46
 T中工務店さんが良く表記する方法です。

 SD295A・・・・・LD
 SD345・・・・・・HD
 SD390・・・・・・UD です。

 HD25は、SD345のD25という意味です。
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Re: 鉄筋表示
yayoi 2006/12/12 18:46:10
>
> T中工務店さんが良く表記する方法です。
>
> SD295A・・・・・LD
> SD345・・・・・・HD
> SD390・・・・・・UD です。
>
> HD25は、SD345のD25という意味です。

ありがとうございました。
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モモタロ侍 2006/12/12 10:28:14
初めて質問します。教えてください。

工場・倉庫の設計において、折半屋根部分に水平ブレースを入れますが、これは剛床仮定を成立させるためなのでしょうか?

たとえば、建物外周フレームにしかブレースを配置していなくて、内部フレームはピン接合の場合(ブレース構造)、せん断力は全て外周フレームに流れます。
水平ブレースを介して流れるのですが、この水平ブレースの軸剛性が低い場合、剛床仮定とはいいがたと思うのですが、いかがですか?

また、屋根面大梁の設計は軸力考慮で皆さん行っておりますでしょうか。

ご指導お願いいたします。
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Re: 工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
(no name) 2006/12/12 11:06:45
規模にもよりますが、規模が大きい場合は剛床仮定はできないものとして計算し
水平ブレースの検討をしました。

梁の断面算定については、角度によります。。
軸力が大きかったら考慮して決めてます。

同僚と話してもココらの話は意見が分かれるところですよね?
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Re: 工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
喰えないラーメン屋 2006/12/12 11:59:56
>たとえば、建物外周フレームにしかブレースを配置していなくて、内部フレームはピン接合の場合(ブレース構造)、せん断力は全て外周フレームに流れます。

その場合は、剛床とは別(同じと言えば同じ)に、ブレースの短期軸力の検討をします。ついでに梁の短期軸力の検討もします。
一貫計算のσ/fにN/fcを足します。大抵足りるので、σ/fがきわどいときだけ検討すればよいかと・・・。
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工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
モモタロ侍 2006/12/12 12:26:32
皆様、ご意見ありがとうございます。
とても、参考になります。

ついでに、ご質問させていただきます。
屋根材の水平変形追従性能は皆様ご確認されているのでしょうか。

概略計算すると、ブレース構造のブレース構面とピン接合フレームとの間(距離約20m)で40〜50mmの水平変形差が生じるのですが・・・
やっぱり、水平ブレースの軸剛性が低すぎるのかな・・
丸棒ではなくて最低L型鋼を利用するべきなのでしょうか?
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Re: 工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
喰えないラーメン屋 2006/12/12 13:54:25
>概略計算すると、ブレース構造のブレース構面とピン接合フレームとの間(距離約20m)で40〜50mmの水平変形差が生じるのですが・・・

鉛直ブレースの変形+外から 1番目の水平ブレースの変形+2番目・・・・
ですから、相当大きくなります。層間変形角がNGになることもあります。内側から外側に向かってブレースを大きくしてみては?
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Re: 工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
Lion 2006/12/12 14:35:28
>丸棒ではなくて最低L型鋼を利用するべきなのでしょうか?

20〜40mくらいの相互スパンでブレース構造の場合は
周辺及び途中の数カ所のスパンはアングル使用ですね、
廻りを固めておきます、残りはRB.でも良いですが。。。

構造の要はプロポーション&バランスです。
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Re: 工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
モモタロ侍 2006/12/12 15:13:29
皆様 本当にありがとうございました。

応力伝達を考慮した、部材配置のバランスは大事ですね!

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Re: 工場・倉庫の折半屋根における剛床仮定
鉄骨屋 2006/12/12 15:18:09
中間のフレームは、水平力をヤネブレースで妻まで持っていくとしても
大梁をピンにすると鉛直変形が大きくなりませんか?

中間もラーメンにして、ヤネブレースと水平力を按分。
これが本当の折半(折板、折版)とか。
大梁に勾配があるとヤネブレースが鉛直に対しても効きますし
いろいろと答えはあると思います。
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ひのくま 2006/12/11 17:02:30
最近、雑壁の評価について議論が盛んですが、雑壁に生じる初期ひびわれが柱、壁あるいは梁に伝染して、それらのひびわれを誘発しやすくなることはないでしょうか?
文献や委員会でもあまり議論されていないようですが。
雑壁を評価するとIs値が0.2以上アップするケースもあります。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/11 17:38:41
>最近、雑壁の評価について議論が盛んですが、雑壁に生じる初期ひびわれが柱、壁あるいは梁に伝染して、それらのひびわれを誘発しやすくなることはないでしょうか?

雑壁は剪断で壊れますので初期ひび割れの影響は少ないの鴨。
連層雑壁の場合は梁ヒンジになることもあります。壁脚回転の計算をしてみませう。

>雑壁を評価するとIs値が0.2以上アップするケースもあります。

既存建物の保有耐力を求めるのですから、全ての耐震要素を評価します。と書きながら、現在提出中の物件は、教室廊下間の間仕切りが木造(一部RC雑壁)のため、スクールパーティションに改修する可能性があるので評価しませんでした。方針欄に明記しておきます。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/11 18:04:47
>雑壁は剪断で壊れます。
>壁が大きく境界梁(大梁・小梁)の押さえが小さい場合は、Mu&Qmuを算定してみてはどうでせう。

雑壁ですから算定が出来ない正体不明なものもあります。診断の時に、費用などの関係から配筋や壁厚などまともに調査していなくて、図面でそのありかを確認する場合も多いと思います。そで壁付き柱などと違ってまともに評価できない壁という現実を考慮せず「規準」でまともに評価することは間違いではないでしょうか。

Is値がIsoを超えた場合、地震が来て壊れて、実は評価できない壁だった場合、「規準」に従った設計者が責任をとるのですから、やはり「雑壁」の調査規準を明確にしてから議論すべきものだと思いますが。

雑壁を詳細に調査しなかった設計者が悪い、といえばそれまでですが、主要な柱、壁または梁、コンクリート強度など調査するのでさえも時間と費用が極端に不足するのが現実です。

経年指標と言う「伝家の宝刀」でそれらを工学的にカバーする、と言うのでしたら、それでもいいのですが。それでいいのかどうか、ですが。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/11 18:33:35
評定委員会で「OK」と言われた場合、責任は、評定委員会に大部分移動するのでしょうか?
地震が来て、お墨付きがあったにも関わらず壊れた場合、報道機関は「やり玉」を求めてどこへ向かうのでしょうか?

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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/11 19:38:05
>雑壁を詳細に調査しなかった設計者が悪い、といえばそれまでですが、主要な柱、壁または梁、コンクリート強度など調査するのでさえも時間と費用が極端に不足するのが現実です。

(゚o゚) 費用が不足なのでそれなりの診断をしたと・・・発注者には言えません・・・。
時間と費用が不足?・・理解不可ダス(酩酊酎)

どう転んでもOKです・・・ならば省略して構わないと思います。
補強1個所当たり、150〜250万円掛かりますので、診断費用が不足するからと過剰な補強は出来ません。

>経年指標と言う「伝家の宝刀」でそれらを工学的にカバーする、と言うのでしたら、それでもいいのですが。それでいいのかどうか、ですが。

経年指標では落とすのは不自然なのでいじりません。
SD指標は工学的判断で上げることがあります。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/11 19:40:31
>評定委員会で「OK」と言われた場合、責任は、評定委員会に大部分移動するのでしょうか?

一般の設計と同じく、構造技術者の責任だと思っています。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/11 20:08:28
>>評定委員会で「OK」と言われた場合、責任は、評定委員会に大部分移動するのでしょうか?
>
>一般の設計と同じく、構造技術者の責任だと思っています。

委員会の前の「部会」でIs値を上げるために「雑壁」を評価しろ、としつこく迫る委員の方がいます。いうことを聞かないと時間がかかかり、委員会へも上程してもらえないので、とりあえず言うことを聞いて、雑壁を評価してIs値がIso値をクリアーします。議事録にもそのように記録します。

そういうケースの場合、どうでしょう。責任はやはりすべて設計者でしょうか。現地調査内容にも特に雑壁の調査記録はありません。元の図面には掲載されています。

最終的には、色々な状況を加味して公的に裁断されるのでしょうが。

私なら、雑壁の調査費用も診断入札時に考慮しますが、受注確率はかなり低下します。「雑壁については詳細な調査はしておりません」と「部会」で話し、無償の追加調査の命令を待って、納入期限に間に合わないというような施主に迷惑をかけることは、避けたいと思います。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
恥柿構造 2006/12/11 20:20:28
横から失礼します。

>一般の設計と同じく、構造技術者の責任だと思っています。

この場合、法的な責任という意味なのでしょうか?

一般の設計の場合、設計に誤りがなく基準法を満たし確認申請が降りた建物が地震で倒壊しても法的にはその建物を設計した構造技術者には責任がないと思っているのですが。
施主には道義的に申し訳ないとは思いますが。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
もぐら 2006/12/11 20:52:39
不真面目と怒られるかもですが。

耐震診断はあまり数値に捕らわれると壺にはまります。
雑壁だって耐力取れれば取って良いはず。
調査してなくっても図面を見ながら...

過去の震災結果の調査からの診断式です。
そこまでシビアに考えなくても良いはずです。
でないと、数字に遊ばれちゃいます。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/11 21:04:50
>不真面目と怒られるかもですが。
>
>耐震診断はあまり数値に捕らわれると壺にはまります。
>雑壁だって耐力取れれば取って良いはず。
>調査してなくっても図面を見ながら...
>
>過去の震災結果の調査からの診断式です。
>そこまでシビアに考えなくても良いはずです。
>でないと、数字に遊ばれちゃいます。

そう思います。でも、結果としての「数値」は100%の力があります。特に不等号「>」が付くと命が助かったような印象が素人にはあります。「この「>」があんたらの食い扶持でもあり命や財産だ」といわんばかりに。
「>」にいたる過程や理屈はどうでもよい、というのです。
特に木造の耐震診断なんか調査もろくに出来ないので、簡易診断なんかは恐ろしくて手が出ません。

「>」が無いとたぶん施主はお金を払ってくれないのではないでしょうか?
診断業務は、社会の緊急的な要請によって政治的に進めているきらいがあります。完全なものを求めても仕方が無い面はあります。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
2006/12/11 21:09:25
>雑壁を評価するとIs値が0.2以上アップするケースもあります。

1次診断でも成立する程度の壁量があるのではないでしょうか?
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/11 21:15:56
>>雑壁を評価するとIs値が0.2以上アップするケースもあります。
>
>1次診断でも成立する程度の壁量があるのではないでしょうか?

1次診断では検討していないようですが、社会の要請は3次診断を最高としているきらいがあります。
全体的に耐震壁が少なくて、柱も細く、そのため雑壁の効果が出ているようです。

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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/11 21:18:15
↑の追記ですが、雑壁の小さいF値群に対する「強度寄与率」が大きいのです。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/12 03:23:49
>そういうケースの場合、どうでしょう。責任はやはりすべて設計者でしょうか。現地調査内容にも特に雑壁の調査記録はありません。元の図面には掲載されています。

元の図面に書いてある雑壁があるかないかの調査を行っていないと言うことでしょうか。
調査と診断計算は別発注?
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/12 04:05:13
>一般の設計の場合、設計に誤りがなく基準法を満たし確認申請が降りた建物が地震で倒壊しても法的にはその建物を設計した構造技術者には責任がないと思っているのですが。

その通りだと思います。
設計に誤りが有れば建築確認に関係なく設計者の責任だと思います。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
確認検査員A 2006/12/12 09:17:23
>>一般の設計の場合、設計に誤りがなく基準法を満たし確認申請が降りた建物が地震で倒壊しても法的にはその建物を設計した構造技術者には責任がないと思っているのですが。
>
>その通りだと思います。
>設計に誤りが有れば建築確認に関係なく設計者の責任だと思います。


 またまた、横からすいません。

 必ずしもそのとおりとは思いません。
 例えば、ツルツル床仕上げとして設計された建築物において、人が転倒した場合、その建築物の設計者は建築基準法に適合するよう設計していたと主張しても、責任があると思います。
 耐震設計においても、地震が起きた場合、付近の建築物には大きな損傷が生じていないにもかかわらず、ごく少数の建築物だけ著しく損傷が大きかった場合等では、それらの建築物の設計者が責任を追及されることもあろうと思います。
 建築基準法に適合していれば設計者の責任を果たしていると司法が判断するとは思いません。建築基準法は、人命・財産を保護するための最低基準であって、人命・財産を保護できることを保障しているわけではありません。

 追加
 また、『設計業務』を『建築基準法に適合する建築物をせっけいすること』と定義した規定を見たことがありません。建築基準法、建築士法、民法、その他すべての法令を遵守する必要があります。

 追加
 建築主事及び指定確認検査機関は、建築基準法第6条第4項及び同法第6条の2第1項の規定のとおり、建築基準関係規定に適合することを確認するだけで、その他の規定に適合することは確認していません。建築士と同じ規定で業務をしていません。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/12 10:39:53
> 耐震設計においても、地震が起きた場合、付近の建築物には大きな損傷が生じていないにもかかわらず、ごく少数の建築物だけ著しく損傷が大きかった場合等では、それらの建築物の設計者が責任を追及されることもあろうと思います。

禿同。
設計の誤りは、基準法に適・不適合してない言う意味ではないです。
2階の窓の手摺り高さの規定がないからと、設計図面に手摺りを書かないで転落事故が有れば設計者に法的な責任になります。
追記)個人見解ダス。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ホームズ 2006/12/12 11:18:58
>設計の誤りは、基準法に適・不適合してない言う意味ではないです。
>2階の窓の手摺り高さの規定がないからと、設計図面に手摺りを書かないで転落事故が有れば設計者に法的な責任になります。

私も同感。
事故があれば責任を感じるし、使い勝手が悪くても設計者として責任を感じます。
構造規準を満足していても、床にたわみが生じれば民事上の責任は発生するでしょう。
「法律、規準どおりだからわしは知らんもんね」と胸を張る設計者もいれば、手がけたものに対して責任を感じる設計者もいるんだと思います。
どちらが正しいのかは、自分では判断するのはむずかしい。

雑壁って簡単に言うけど、構造設計者の考えによって雑壁になったり、ある程度耐力を負担する壁だったり、あるいは余力として見込まれていたりしますよね。

もしかしたら、壁の方からしたら「勝手に雑とか言うなよ」って怒ってるかも。


昔、地元の評価委員会で『厚さ10cm以下の壁は雑壁として一切無視する』っていわれたことがあって、2階建ての保育園を純ラーメンとして診断したけど、「おかしいなぁ」ってずっと思ってます。

主題とそれてしまいましたm(__)m
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
喰えないラーメン屋 2006/12/12 12:12:18
>もしかしたら、壁の方からしたら「勝手に雑とか言うなよ」って怒ってるかも。

カワイソス (´;ω;`)ウッ・・・

>昔、地元の評価委員会で『厚さ10cm以下の壁は雑壁として一切無視する』っていわれたことがあって、2階建ての保育園を純ラーメンとして診断したけど、「おかしいなぁ」ってずっと思ってます。

地元委員会では8cmRC壁、CB壁、煉瓦も正しく評価するようにと指摘されます。煉瓦造腰壁が悪さをすることもあります。大分地震でCB腰壁が悪さをした例が有りましたからね・・。
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Re: 雑壁からのひびわれの誘発
ひのくま 2006/12/12 15:13:01
>>そういうケースの場合、どうでしょう。責任はやはりすべて設計者でしょうか。現地調査内容にも特に雑壁の調査記録はありません。元の図面には掲載されています。
>
>元の図面に書いてある雑壁があるかないかの調査を行っていないと言うことでしょうか。
>調査と診断計算は別発注?

調査を行なっていないようです。調査のノウハウが不足しているように思えます。鉄骨部分の溶接の詳細調査や、柱脚のアンカーボルトの調査など、構造計算に必要な条件を提供できる調査内容になっていません。
補強の時に詳細にやろうとしているのかも知れませんが。
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杭のせん断耐力式(終局)
momo 2006/12/10 10:25:40
みなさんこんにちわ。

休みがない・・・12月は毎年鬼のスケジュール・・・。
なかなか掲示板ものぞけませぬ^^;

今、杭の終局せん断耐力を算定しています。
学会の基礎指針ほか、基礎設計例集、保有耐力と変形性能にある
方法(chang)でやっているのですが、

荒川式の変形で円柱のせん断耐力式や、PHC(円筒)の式があるのですが、式の解説にコンクリートの項の分母のせん断スパン比の上限下限 1≦M/(Qd)≦3 がどこにも記述されていないと思うのです。

これはやはり制限無いと考えるのでしょうか?
PHC杭などは径が小さい上に円筒から換算するのでdがかなり小さく、M/(Qd)は5以上に大きくなってしまいそのまま採用するとコンクリートの耐力はあまり見れなくなってしまいます。

上部の梁や、柱では当然あるせん断スパン比の採用範囲1〜3の諸元などご教授いただけたらありがたいです。
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Re: 杭のせん断耐力式(終局)
2006/12/10 17:55:46
既成コンクート杭-基礎構造設計マニュアル-建築編(発行COPITA)

(プレストレスコンクリート設計施工基準 71条に準ずる)

p61
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Re: 杭のせん断耐力式(終局)
momo 2006/12/10 21:10:21
>既成コンクート杭-基礎構造設計マニュアル-建築編(発行COPITA)
>
>(プレストレスコンクリート設計施工基準 71条に準ずる)
>
>p61
>

雀さんありがとうございます。

その式はあまりにも耐力が出すぎるためあまり実情に沿わないものと考えています。今回基礎指針や、基礎設計例集に載っている式で設計。杭頭はJIS強化型(hoop巻き)を採用しようと思っています。
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Re: 杭のせん断耐力式(終局)
toyochan 2006/12/11 09:30:07
momoさん こんにちは

>荒川式の変形で円柱のせん断耐力式や、PHC(円筒)の式があるのですが、式の解説にコンクリートの項の分母のせん断スパン比の上限下限 1≦M/(Qd)≦3 がどこにも記述されていないと思うのです。

あくまでも推測による私感ですが...
荒川式の元になった実験値(RC規準)を見る限り、「M/Qd≧3の範囲ではせん断耐力にシアスパン比は影響しない」と読み取れます。
同じ耐力式を踏襲しながら、「杭断面用に変換した場合には、シアスパン比に限界無く影響を受ける」と考えるのは工学的に不自然だと考えますがいかがでしょう?

余談ですが、上記マニュアルCPRC杭のQ−N図は、林・岸田の式においてM/Qd=2.0として算出したものから作られているようです。(根拠はわかりません)
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Re: 杭のせん断耐力式(終局)
momo 2006/12/11 13:58:43
>toyochanさん こんにちは
>

ありがとうございます。

いろいろ知り合いにも聞いてみたのですが、toyochanさんのおっしゃるようにせん断スパン比の影響を受け続けるのもおかしいと言うことで3程度でとめといて良いのではという結論になりました。

でも何故書いてないのだろう・・・。当然すぎるからかな?
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Re: 杭のせん断耐力式(終局)
muga 2006/12/11 17:31:30
>でも何故書いてないのだろう・・・。当然すぎるからかな?

参考にはなりませんが、単なる気休めとして、

http://www.k-neturen.co.jp/catalog/koukyoudo/koukyoudo.html

場所打ちコンクリート杭のせん断補強筋としてウルボンを使用する工法 設計指針・同解説 (1666k)
のp21には書いてあります。。。
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Re: 杭のせん断耐力式(終局)
momo 2006/12/12 10:47:26
>mugaさん

ありがとうございます。

やはり方針は間違ってないようですね。
勉強になります。
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若輩者 2006/12/09 11:22:50
いつも勉強させていただいております。
既出の話題なのかもしれませんが・・・
直接基礎下の地盤柱状改良について質問させてください。

某確認検査機関より、鉛直力のほかに、水平力
(曲げ・せん断)の検討を行うよう指摘を受けました。
このような検討は柱状改良の場合、必要なのでしょうか?
また、指針等にも記載されている内容なのでしょうか?
経験不足のため、諸先輩方のご教授をお願いいたします。
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地盤柱状改良について
ochaochag3 2006/12/09 12:30:03
>直接基礎下の地盤柱状改良について質問させてください。
>
>某確認検査機関より、鉛直力のほかに、水平力
>(曲げ・せん断)の検討を行うよう指摘を受けました。
>このような検討は柱状改良の場合、必要なのでしょうか?
>また、指針等にも記載されている内容なのでしょうか?
>経験不足のため、諸先輩方のご教授をお願いいたします。
>


通常水平力(曲げ・せん断)の検討は要求されるでしょう、
自分でやるなら「建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針」日本建築センター発行に例題ともありますので勉強してください。
私の場合は全て改良地盤を施工するのデーターを添付しています、業者は地盤柱状改良のいいソフトを持っているので、手計算よりはるかにいいデーターがもらえます。
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Re: 地盤柱状改良について
若輩者 2006/12/09 16:44:47
>通常水平力(曲げ・せん断)の検討は要求されるでしょう、
>自分でやるなら「建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針」日本建築センター発行に例題ともありますので勉強してください。
>私の場合は全て改良地盤を施工するのデーターを添付しています、業者は地盤柱状改良のいいソフトを持っているので、手計算よりはるかにいいデーターがもらえます。

ご教授有難うございます!
やはり検討が必要なのですね…
早速、自分で勉強してみます。

取って返す質問で大変恐縮なのですが、この場合、
「改良体からの曲戻し応力の考慮は必要ない」
と聞いたことがありますが、同指針を読めば、
その旨についての記載があるという事なのでしょうか…
教えてくれくれ君でスミマセン。
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地盤柱状改良について
ochaochag3 2006/12/09 16:57:17
>「改良体からの曲戻し応力の考慮は必要ない」
>と聞いたことがありますが、同指針を読めば、
>その旨についての記載があるという事なのでしょうか…
>教えてくれくれ君でスミマセン。
>
PHC杭等コンクリート杭の場合は、地震時杭頭曲げに対しては地中梁にその曲げを負担させなければならないが、そもそも改良杭体とは名のみで単なる地盤改良であり、曲げ応力等は発生する前に折れてしまうので(鉄筋も何もない、粘土を硬くしたようなものなので2〜3mが限度)せん断力に対して折れないかどうかの検討だけでいいのです。
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Re: 地盤柱状改良について
若輩者 2006/12/10 07:14:29
>PHC杭等コンクリート杭の場合は、地震時杭頭曲げに対しては地中梁にその曲げを負担させなければならないが、そもそも改良杭体とは名のみで単なる地盤改良であり、曲げ応力等は発生する前に折れてしまうので(鉄筋も何もない、粘土を硬くしたようなものなので2〜3mが限度)せん断力に対して折れないかどうかの検討だけでいいのです。

ochaochag3様
よく解りました。
お忙しい折、有難うございました。
早速、指針読んでみます。
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鉄筋の定着
好物=スリット 2006/12/08 18:54:51
みなさんご教示願います。
梁上の増打が1.5m〜2.5m程度あるとき、定着はどこからにしますか?
本来は梁の天端からの定着になると思うのですが、増打高さが大きいときはアンカーだけでもかなりの長さになります。
学会の配筋指針にも載っていないもので・・・。
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Re: 鉄筋の定着
momo 2006/12/08 19:10:59
>好物=スリット さん

それが増打ちかどうか。増打ちを含めた梁の挙動はどうなのか。

机上でエイヤと分けた呼び名がその通りの挙動を示すとは限りません。2mも増打ちがあれば、耐力、剛性とも無視できる範囲を超えています。それはどのようにお考えでしょうか?

2mもアンカー・・・ナンセンス過ぎるような。
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Re: 鉄筋の定着
喰えないラーメン屋 2006/12/08 19:14:26
>それが増打ちかどうか。増打ちを含めた梁の挙動はどうなのか。

元のの梁の方が増し打ちに見えそうな希ガス。
元の梁せいが5mぐらい有るのかも知れませんが。
ん・・・モシカシタラ、増築用柱型のことですか。
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Re: 鉄筋の定着
好物=スリット 2006/12/09 09:41:56
>>momoさん
>
>>2mもアンカー・・・ナンセンス過ぎるような。


確かに自分でもナンセンスだと思います。地下1階〜1階でこのような増打があるのです。実は自走式の駐車場でスロープ部を受けるために増打があります。
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Re: 鉄筋の定着
STAR 2006/12/09 09:56:21
>確かに自分でもナンセンスだと思います。地下1階〜1階でこのような増打があるのです。実は自走式の駐車場でスロープ部を受けるために増打があります。

増打じゃなくて、厚めの壁じゃダメなの?
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工学的判断
toyochan 2006/12/09 10:11:15
>学会の配筋指針にも載っていないもので・・・。

このようなときこそ、下で話題となった工学的判断です。
工学的判断とは、工学の原点に立ち戻って考えることだと思います。

定着しようとする鉄筋の応力分布は?
増打部にどのような応力が生じるか?
梁への力の流れ(伝達機構)は?
これらを考え増打部を設計してやればよいのではないでしょうか。
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Re: 鉄筋の定着
亀山耕造 2006/12/09 12:16:19
>梁上の増打が1.5m〜2.5m程度あるとき、定着はどこからにしますか?
>本来は梁の天端からの定着になると思うのですが、

すみません、よく解らないのですが
スラーラップの元梁へのアンカーですか?
それとも、増し打ち梁の補強主筋の柱?元梁へのアンカーですか?

>増打高さが大きいときはアンカーだけでもかなりの
>長さになります。
>学会の配筋指針にも載っていないもので・・・。

増し打ち高さが2m有るとなぜアンカー長さが
2mに成るのですか?
アンカーは定着長さなので40dとか35dとか
計算に依って求めた定着長さに成るのではないのかな〜

私の認識が間違って居るかもしれませんので教えて下さい
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Re: 鉄筋の定着
喰えないラーメン屋 2006/12/11 12:38:54
>スラーラップの元梁へのアンカーですか?
>それとも、増し打ち梁の補強主筋の柱?元梁へのアンカーですか?

スラブ筋の元梁への定着です・・・・と、推測。
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喰えないラーメン屋 2006/12/08 18:07:14
メッキの厚さを指定しますが、メッキ工場では付着量の管理はどうするのでしょうか。
温度や入浴?時間で決めるのでしょうか。
監理者として確認する方法を教えてください。
増えた重量を量りなさいと言わんで。
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溶融亜鉛メッキの付着量の検査方法
4年ぶり 2006/12/08 18:12:40
喰えないラーメン屋 さん

参考にして下さい。

www.jlzda.gr.jp/mekki
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Re: 溶融亜鉛メッキの付着量の検査方法
喰えないラーメン屋 2006/12/08 18:24:20
>喰えないラーメン屋 さん
>
>参考にして下さい。
>
>www.jlzda.gr.jp/mekki

有り難うございます。hp画面の上の段だけ見ていました。下方に有ったんですね。kwsk読んでみます。
以前の現場で、斑があったことがありまして・・・おそらく下処理が拙かったのではないかと推測しているのですが・・・。

明日は忘年会なので練習酎です。
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Re: 溶融亜鉛メッキの付着量の検査方法
ひのくま 2006/12/11 18:20:11
以下のサイトもあります。
http://taz.co.jp/q_and_a/index.html

溶解アルコールメッキの体内吸収量の検査方法は、顔色とか口調で判断しますか。
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Re: 溶融亜鉛メッキの付着量の検査方法
喰えないラーメン屋 2006/12/12 16:46:41
>溶解アルコールメッキの体内吸収量の検査方法は、顔色とか口調で判断しますか。

有り難うございます。
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RC 最上階の梁主筋の定着長さの取り方
KOMATTA 2006/12/08 16:28:59
RCの最上階の梁上端主筋の定着長さの取り方で、
一般に 折り曲げ後 余長部分でL2+5dをとりますが
直行梁が逆梁で 柱が500程度上まである場合、一般階の
梁主筋の定着長さでも良いのではと、思えるのですがいかがでしょうか。
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Re: RC 最上階の梁主筋の定着長さの取り方
KOMATTA 2006/12/08 16:34:54
表現がまずくてすみません。

一般階の梁主筋の定着長さのとり方でも良いのではと、思えるのですがいかがでしょうか?
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Re: RC 最上階の梁主筋の定着長さの取り方
恥柿構造 2006/12/08 20:32:55
>RCの最上階の梁上端主筋の定着長さの取り方で、
>一般に 折り曲げ後 余長部分でL2+5dをとりますが
>直行梁が逆梁で 柱が500程度上まである場合、一般階の
>梁主筋の定着長さでも良いのではと、思えるのですがいかがでしょうか。

外端部の定着ですよね。
梁上端主筋が柱に入ってから外端部までの範囲のコンクリートがかぶり分しかなくて付着を期待できないので、折り曲げ後から定着長をとっていると理解しています。
柱が500程度上まである場合は付着を期待できると思われますので、一般階の定着長さで良いと思います。

ところで、この5dは必要なんですかね。
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まっしい 2006/12/07 15:42:32
雪の降っている札幌で、養生なしでそのままベースコンクリートを打ち、コンクリートがドロドロの状態で上に水が1〜2cm貯まり、その水がそのまま凍り3日間そのままで、今バーナーで溶かしてます。コンクリートを打って5日経ちますが表面は固まってなく触るとボロボロと崩れる状態です。

ベースコンクリートの強度は何Nくらい必要なのでしょうか?
このままで大丈夫なものですか?
ちなみに我が家は1Fは鉄筋コンクリートで2,3階は木造の3階建てです。建築面積25坪延べ床面積60坪です。

それと杭芯のずれはどのくらいまでが許容範囲でしょうか?
我が家は10mのコンクリートパイル(丸で直径20cmの電柱みたいなやつ)を40本打ったのですが、

そのうち最大15cmずれていて布基礎の上に乗ってない杭が8〜10本くらいありました。

今ベースぶっ壊してやり直すように交渉しようかと悩んでます。。。

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Re: ベースコンクリートの強度
まっしい 2006/12/07 16:05:57
ちなみにコンクリートは心配だったので自ら追加を払って27Nのものを打ってもらってます。

気温は打設直後からマイナス3度くらいでそのまま3日間は日中もプラスになってないくらいです。最低はマイナス4度くらいだと思います。

私が指摘して3日後からブルーシートで養生を始めました。

本当に我が家のベースコンクリートはこのままで大丈夫なのだろうか?
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Re: ベースコンクリートの強度
(no name) 2006/12/07 18:24:04
それはきちんと養生が出来ていないので
やり直しです、解体しかないです

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Re: ベースコンクリートの強度
サリー 2006/12/08 07:49:57
>雪の降っている札幌で、養生なしでそのままベースコンクリートを打ち、コンクリートがドロドロの状態で上に水が1〜2cm貯まり、その水がそのまま凍り3日間そのままで、今バーナーで溶かしてます。コンクリートを打って5日経ちますが表面は固まってなく触るとボロボロと崩れる状態です。

工事監理者はいないのですか?
施工業者の説明はないのですか?

2〜3年前の冬、軽井沢の木造住宅で土間コンを打ち、コンクリートがかき氷状態になったという連絡を受けた事がありました。コンクリートは撤去しやり直しました。
北海道では冬は工事しないと聞いたことがありました。寒い時期なぜコンクリートを打設したのでしょうか?
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Re: ベースコンクリートの強度
山本 2006/12/08 08:32:36
コンクリート中の水分が、化学反応を起こす前に
凍ってしまった場合
後から氷が溶けるとそこに空洞が出来るため
コンクリートの内部はスポンジのようになるそうです
強度なんて期待できないでしょうね
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Re: ベースコンクリートの強度
ヒロ0 2006/12/08 09:04:26
>雪の降っている札幌で、養生なしでそのままベースコンクリートを打ち、コンクリートがドロドロの状態で上に水が1〜2cm貯まり、その水がそのまま凍り3日間そのままで、今バーナーで溶かしてます。コンクリートを打って5日経ちますが表面は固まってなく触るとボロボロと崩れる状態です。

おはようございます。

結論から言うと、基礎は全部やり直さないと手の施しようが無いです。このまま建築を続行すると自然に倒壊しかねないです。

一般にコンクリートは+2度C以下になると正常に水和反応(硬化)せず必要な強度が出ないといわれています。
日中も氷点下になる気温で保温養生もせずにほったらかしなんて、コンクリートの品質管理を知っている者からすれば正気の沙汰じゃないです。
書き込みの内容を見る限り現場の実強度はゼロに近いのではないかと思います。


>それと杭芯のずれはどのくらいまでが許容範囲でしょうか?
>我が家は10mのコンクリートパイル(丸で直径20cmの電柱みたいなやつ)を40本打ったのですが、
>
>そのうち最大15cmずれていて布基礎の上に乗ってない杭が8〜10本くらいありました。

杭芯ずれの許容値は傾斜1/100以内で、水平ずれ100mm以内且つ、D(直径)/4以内ですので、明らかにオーバーしています。
杭に関しては、ずれた先に基礎フーチング(杭を受けるところ)をつくり、ずれによって生じる曲げモーメント等に耐えられるように基礎を補強してやればいいです。
この点からも基礎コンクリートのやり直しが必要かと思います。


>今ベースぶっ壊してやり直すように交渉しようかと悩んでます。。。

壊してやり直す以外選択肢はないかと思います。
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Re: ベースコンクリートの強度
KI 2006/12/08 10:12:06
>ちなみにコンクリートは心配だったので自ら追加を払って27Nのものを打ってもらってます。

設計基準強度が多分21でしょうから、品質管理強度は24
温度補正も含めると少なくとも30以上必要です。(札幌の事は良くわかりませんが。)
打設時期もわかっていたはずですから、
追加なんて払う必要はありません。
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Re: ベースコンクリートの強度
ルート345 2006/12/08 11:49:16
>追加なんて払う必要はありません。

監理者はどのように考えていてどう対処しようとしているのでしょうか。まさか、すべて施工者まかせではないですよね。

よくあるのが、すべて施工者にまかせておいて、疑義が生じた時だけ、無料で有識者に相談して解決しようする虫の良い施主が少なくないことです。1階がRC造であれば、監理料を払って監理者に現場を見てもらうべきです。
寒中コンクリートになるのですから初期凍結を防止するための対策を施工者に確認しておくのが当然です。
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Re: ベースコンクリートの強度
あいま〜る 2006/12/08 13:14:45
>雪の降っている札幌で、養生なしでそのままベースコンクリートを打ち、コンクリートがドロドロの状態で上に水が1〜2cm貯まり、その水がそのまま凍り3日間そのままで、今バーナーで溶かしてます。コンクリートを打って5日経ちますが表面は固まってなく触るとボロボロと崩れる状態です。
>
>ベースコンクリートの強度は何Nくらい必要なのでしょうか?
>このままで大丈夫なものですか?
>ちなみに我が家は1Fは鉄筋コンクリートで2,3階は木造の3階建てです。建築面積25坪延べ床面積60坪です。
>
>それと杭芯のずれはどのくらいまでが許容範囲でしょうか?
>我が家は10mのコンクリートパイル(丸で直径20cmの電柱みたいなやつ)を40本打ったのですが、
>
>そのうち最大15cmずれていて布基礎の上に乗ってない杭が8〜10本くらいありました。
>
>今ベースぶっ壊してやり直すように交渉しようかと悩んでます。。。
>
>
>
専門用語を多く使われているので意匠系のかたでしょうか、せれともよく勉強されているのでしょうか

いずれにしても解体しかありません(私以前、捨Conを凍らしてしまいました>< アンカー打ったら割れる、割れるw 外構門扉の基礎なので砕石の替わりだから大丈夫と祈ってそのままいっちゃいましたが・・・)

さらに業者の変更を検討されてみては(今後も思いやられますヨ)
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Re: ベースコンクリートの強度
ルート345 2006/12/08 13:32:49
>さらに業者の変更を検討されてみては(今後も思いやられますヨ)

そうですね。
業者を変更してまただめだったら、こちらにまた相談すればいいですね。
そしてまた業者の変更を検討すればいいですよね。

そうじゃないでしょ。
業者を変更する必要があるとは思いますが、
業者にきちんとした施工をやらせるために構造の知識のある監理者が必要なんですよ。
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Re: ベースコンクリートの強度
鉄骨屋 2006/12/08 16:31:01
12月3日の気温(気象庁 札幌(石狩支庁))
最高気温-1.3°最低気温-5.7
平均気温-3.7°
前後の日も似たようなもの。

コンクリート打設には適していない環境と、私も思います。

スランプ試験はちゃんとできるのだろうか?

皆さんがおっしゃるように問題大ですので
コンクリートの強度試験を行い
設計強度が出ていない場合は、あきらかな施工不良ですから
基礎解体後に、来年の春まで待って再施工させることに
なろうかと思います。
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Re: ベースコンクリートの強度
KI 2006/12/08 16:40:49
>業者を変更する必要があるとは思いますが、
>業者にきちんとした施工をやらせるために構造の知識のある監理者が必要なんですよ。

そうですね。
確かに施主が工事業者に直接交渉している事自体、大変な話です。
質問者自身で監理はできないでしょうし、責任の所在もはっきりしません。

監理者を通さずに、ご自分で監理しようと思わないほうが良いのでは。
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Re: ベースコンクリートの強度
momo 2006/12/08 19:14:56
>監理者を通さずに、ご自分で監理しようと思わないほうが良いのでは。

工務店の設計施工では?
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Re: ベースコンクリートの強度
こ〜ちゃん 2006/12/08 19:31:54
残念ながら冬期の養生を怠ったといわれてもしょうがない
状況かと思われます。
1FがWRC OR RCでの計画でしょうが、ベース筋と立ち上げ筋
の状態でコンクリートを打設後に、低温が予想される場合は
シート養生+練炭またはジェットヒーターや温床線等で温度が
下がらない様にすることが多いと思います。
一般住宅の布基礎の場合、間口にもよりますがビニールハウスの
ようなもので囲って施工することがあります、今回の1FがRCと
いう場合は使えませんが。

さて現実問題として考えると、施工業者内に現場管理担当者が
いる程度で外部に監理者がいないのではないと思いますが、
いかがでしょうか。
一般住宅で、設計&施工を施工業者に一任することはよくあると
思います。
今回の問題を機に瑕疵担保の保証がどうなっているか確認されて
見てください。
契約書の約款に関わらず、住宅品質確保促進法により業者は10年間の瑕疵担保の保証をしなければいけません。
そこで自社保証というのは、説得力がないので(倒産したら終わり),最近は第三者の保証機関を利用することが多いと思います。
そこの保証機関によっては、コンクリートの強度まで試験したり、構造体に不具合がないかチェックします。
具体的にいうと「日本住宅保証機構」通称jioなんかに
保証を頼んでいてくれれば、施主がいわなくても変わりにNGを
出してくれるので、今回のような場合救われると思いますが。
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Re: ベースコンクリートの強度
締切り際 2006/12/10 01:49:24
工事ののっけからこの有様では 今後の工事を含めて信頼が置けず、正当な工事だとしても絶えずなにかしら騙されている気がして気苦労が多くなる事が予想されます。

お金払ってる側が なんで苦労しなきゃいけないんだろう。
(書かれている追加費用は 払わなくてよいお金です)
仮に瑕疵による保障が成立しても 精神的な苦労は大変です。

上で書かれている通り第3者依頼とか建築相談の機関を利用するなど相談出来るスジを見つけ、高額な買い物であるわけですから金銭負担になりますが監理者を雇うのがベストかと思います。 
それだけの価値がある仕事をしてくれるはずです。
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column 2006/12/07 08:55:59
お世話になります.
http://arc-structure.sakura.ne.jp/cgi-bin/src/up0010.jpg

上記のURLがマンガです.
小梁Bは,2連梁となると思いますが,
1-2間の小梁と2-3間の小梁において,断面・配筋を替えていいのでしょうか?
▲ page top
Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 09:23:44
columnさん

>小梁Bは,2連梁となると思いますが,
>1-2間の小梁と2-3間の小梁において,断面・配筋を替えて
>いいのでしょうか?

逆に何故変えてはいけないとお思いなのですか?
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Re: RC連梁
喰えないラーメン屋 2006/12/07 09:36:54
>逆に何故変えてはいけないとお思いなのですか?

等断面・等スパンの連続小梁のモーメント表をそのまま使っちゃ拙いかも。
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Re: RC連梁
もぐら 2006/12/07 09:42:18
>>逆に何故変えてはいけないとお思いなのですか?
>
>等断面・等スパンの連続小梁のモーメント表をそのまま使っちゃ拙いかも。

そうですね。学会の基準式ではまずいでしょう。
固定モ−メント方なら問題ない。

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Re: RC連梁
よんぶんのいち 2006/12/07 09:48:13
しかしながら学会式では外端部の固定度考慮しているのですから、
2通Gの固定度が存在すれば左右で設計モーメントが異なるのは
おかしくないかも。
確か学会には直交梁捩れ剛性を評価する方法が載ってましたよね?
▲ page top
Re: RC連梁
もぐら 2006/12/07 10:09:13
>しかしながら学会式では外端部の固定度考慮しているのですから、
>2通Gの固定度が存在すれば左右で設計モーメントが異なるのは
>おかしくないかも。
>確か学会には直交梁捩れ剛性を評価する方法が載ってましたよね?

例の多スパン1.2C..の式の採用条件として
各スパン、荷重分布がほぼ同じ。とありますので今回は問題があるカモ
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Re: RC連梁
column 2006/12/07 10:17:28
また,言葉足らずだったかと思っています.

固定モーメント法で2連小梁を設計しようと思っています.
2通りでモーメントが跳ね上がるので,1-2小梁と2-3小梁の
断面/配筋が異なる.剛性など何か影響が出てくるのではと思いました.
▲ page top
RC連梁
ochaochag3 2006/12/07 10:20:27
>小梁Bは,2連梁となると思いますが,
>1-2間の小梁と2-3間の小梁において,断面・配筋を替えていいのでしょうか?

固定モーメント法で解法の上2端部モーメントをG梁に定着するなら、応力通り別々の配筋でいいでしょう、でも小梁の上端筋を1−3間通すなら2端部上端は左右同一配筋にすべきでしょう。
スパンが短いので、そんなに配筋多くないでしょう余裕をもって安全側に。
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Re: RC連梁
column 2006/12/07 10:25:48
>固定モーメント法で解法の上2端部モーメントをG梁に定着するなら、応力通り別々の配筋でいいでしょう、でも小梁の上端筋を1−3間通すなら2端部上端は左右同一配筋にすべきでしょう。

固定モーメント法で解放し,応力からみると,
1-2小梁はD19ぐらいで,2-3小梁はD22ぐらいで納まるような応力です.2大梁でアンカーを落とそうと考えていました.

(なぜ,質問をしたのか.→先にも記述しましたが,何らかの影響+「連梁ならば,2端部上端は左右同一配筋」というのが,頭の中にあったからです.)
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Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 10:32:51
column さん

>固定モーメント法で解放し,応力からみると,
>1-2小梁はD19ぐらいで,2-3小梁はD22ぐらいで納まるよう
>な応力です.2大梁でアンカーを落とそうと考えていました.

大梁定着では配筋が混雑するので、私なら径は左右揃えて
内端部は通し配筋としますね、Mも持ち上がって左右
対称の値でしょうし(固定法)
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Re: RC連梁
よんぶんのいち 2006/12/07 10:37:05
多分1-2小梁は2通端応力でD19、
2-3小梁は中央下端を余力を持たせてD22、2通端はそのバランスをみながらD22で本数決定
結果⇒2通左右で径、本数が異なるけどどう?てなトコですかね?

私ならたとえ梁成変えても上端は通してしまいますが。施工性いいし。
▲ page top
Re: RC連梁
column 2006/12/07 10:43:55
>多分1-2小梁は2通端応力でD19、
>2-3小梁は中央下端を余力を持たせてD22、2通端はそのバランスをみながらD22で本数決定
>結果⇒2通左右で径、本数が異なるけどどう?てなトコですかね?
>
>私ならたとえ梁成変えても上端は通してしまいますが。施工性いいし。

その通りです.
応力図
http://arc-structure.sakura.ne.jp/cgi-bin/src/up0011.jpg

1-2小梁と2-3小梁の梁せいを変えるということは,2大梁部分で
上端は通し,下端は大梁定着となるのですよね
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Re: RC連梁
たかお 2006/12/07 10:51:28
師匠の違いかと思いますが私は外端部はピンで解析しなさいと習いました。もし、固定度を見るのなら大梁のねじれ耐力確認しなさいと・・・(今でも外端部はピンでやっています)
だから先ほどの応力図は違和感があります。
▲ page top
Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 10:58:25
たかおサン

>師匠の違いかと思いますが私は外端部はピンで解析しなさいと
>習いました。

私は0.3C〜0.6Cの固定度にて計算します、大梁ねじれ
までは検討しませんが、実情は半固定ですので・・・
▲ page top
Re: RC連梁
column 2006/12/07 11:01:51
>師匠の違いかと思いますが私は外端部はピンで解析しなさいと
>習いました。
>
>私は0.3C〜0.6Cの固定度にて計算します、大梁ねじれ
>までは検討しませんが、実情は半固定ですので・・・

師匠からはまだ教わっていませんが,「RC建築構造の設計」など参考書を見て,固定度0.6で検討しました.そして,大梁のねじれ検討を・・・と思い,考えているところです.
▲ page top
Re: RC連梁
たかお 2006/12/07 11:06:54
lionさん
>たかおサン
>私は0.3C〜0.6Cの固定度にて計算します、大梁ねじれ
>までは検討しませんが、実情は半固定ですので・・・
実状は半固定になるのは理解してるので外端部にも0.4C程度保つようには配筋しています。
また、内端の断面配筋の件ですが曲げが先行しているのなら同配筋・同断面としますね。2−3間のたわみ・せん断で決まっているのなら2−3間の断面を若干UPさせて調整すると思います。
▲ page top
Re: RC連梁
hum 2006/12/07 11:10:41
私も、1.3端ピンで、固定モーメント法で手計算します。
ただし、1、3端は、それぞれの0.6C以上は必ず確保。

配筋は、径を揃えますよ。

伏図から想像すると、1-2間と、2-3間の小梁断面形状は同じ?変えています?。

違う断面形状としても、幅は極力揃えるようにしますね。
また、固定法でも、当然ながら剛比による分配率は考慮(あたりまえですね)

はりせいDの違いによって、下端を2通り大梁に定着をとるより、施工性を考えれば同一断面で下端も通すことのほうが多いです。
▲ page top
Re: RC連梁
momo 2006/12/07 11:35:05
私は外端0.2Cで中央もやっちゃいます。が、中央ぎりぎりにはしません。

まあ、配筋のバランス考えると外端0.4〜0.6C位入ってますが。
▲ page top
Re: RC連梁
もぐら 2006/12/07 11:40:14
>私も、1.3端ピンで、固定モーメント法で手計算します。
>ただし、1、3端は、それぞれの0.6C以上は必ず確保。

小梁ひとつ取ってもいろいろ有るのに、今後ピアチェックは大変そう。

私も、1.3はピンで解析。配筋は0.6C程度。
鉄筋径は揃えた方が、現場での混乱少なくて良いでしょうね
▲ page top
Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 11:40:50
>まあ、配筋のバランス考えると外端0.4〜0.6C位入ってますが。

すべては「さじ加減」です、RCは明快ではない>審査官殿
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Re: RC連梁
column 2006/12/07 11:46:37
>>まあ、配筋のバランス考えると外端0.4〜0.6C位入ってますが。
>
>すべては「さじ加減」です、RCは明快ではない>審査官殿

そうだと思います.少し変えただけで,いろいろ変化・・・

ところで,恥ずかしいのですが,
0.6Cなどの固定度なのですが,「0.6」の定数はどうやって
求めるのでしょうか・・・
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Re: RC連梁
column 2006/12/07 11:46:55
>>まあ、配筋のバランス考えると外端0.4〜0.6C位入ってますが。
>
>すべては「さじ加減」です、RCは明快ではない>審査官殿

そうだと思います.少し変えただけで,いろいろ変化・・・

ところで,恥ずかしいのですが,
0.6Cなどの固定度なのですが,「0.6」の定数はどうやって
求めるのでしょうか・・・
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Re: RC連梁
よんぶんのいち 2006/12/07 11:58:52
columnさん

>1-2小梁と2-3小梁の梁せいを変えるということは,2大梁部分で
>上端は通し,下端は大梁定着となるのですよね

そうなると思います。以前うっかりして大梁の成が小梁より
小さいなどという恥ずかしい設計をして現場から叱られた経験あり。
下端筋は何処へ定着するのかと・・・。
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Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 12:57:38
columnサン

>0.6Cなどの固定度なのですが,「0.6」の定数はどうやって
>求めるのでしょうか・・・

経験と勘と独断と偏見で決めます(笑)、エイヤー!
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Re: RC連梁
(no name) 2006/12/07 13:12:34
>経験と勘と独断と偏見で決めます(笑)、エイヤー!

え?Lionさん、お得意のジョ−クですか?
学会の例の基準からですよね。
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RC連梁
ochaochag3 2006/12/07 14:30:45
>>経験と勘と独断と偏見で決めます(笑)、エイヤー!
>
>え?Lionさん、お得意のジョ−クですか?
>学会の例の基準からですよね。


私も、経験と勘と独断と偏見で決めまてます。
RC造は小梁であろうと、大梁であろうと、一体のコンクリートである限り、仕口は完全固定です(ピンの仮定などは切らない限りありえない)で完全固定で解法する際、取り付く大梁の剛性、スラブ壁の有無、等を考慮すれば端部固定度1.0〜0.3が求まるので、安全性を考えながら「経験と勘と独断と偏見」で決めています、
もちろん学会の基準を無視するわけではありませんが、その建物に対してもつとも適切な解法何回か行い、一番不利な応力状態でも安全が確認できるようにしています。
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Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 16:52:36
>え?Lionさん、お得意のジョ−クですか?
>学会の例の基準からですよね。

なんでもかんでも、数式に当てはめねば納得出来ない
のは構造屋の悪い慣習でしょう、もっとマクロに
構造全体を眺めましょう。。。
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Re: RC連梁
喰えないラーメン屋 2006/12/07 17:33:58
>なんでもかんでも、数式に当てはめねば納得出来ない
>のは構造屋の悪い慣習でしょう、もっとマクロに
>構造全体を眺めましょう。。。

来年4月からのピアチェックで引っかかりますヨン。(^^ゞ
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Re: RC連梁
Lion 2006/12/07 18:47:49
>来年4月からのピアチェックで引っかかりますヨン。(^^ゞ

そんなのは全く気にしていません、蹴散らすのみ!
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Re: RC連梁
裏道 2006/12/07 20:17:01
>>来年4月からのピアチェックで引っかかりますヨン。(^^ゞ

>そんなのは全く気にしていません、

同じく。
私の場合、質疑の説明に行くときにはいつも懐に10万円程を用意しています。

ここがオレンジ本の中高層のこの規定を満足していませんよ。
ちょっとだけオーバーですからそこはなんとか。
ちょっとでもだめです。

そ、そんなことをされては困ります。
いや、ティッシュの束ですよ。
でも、やはりまずいので。
だれでもやっていることですよ。
・・・・・・

るるるるる〜。
あんなにうるさくいっていたのに、昨日降りたと連絡がありましたよ。

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Re: RC連梁
STAR 2006/12/07 23:37:16
まさかこの質問でこんなにレスがつくとは、
思いもよりませんでした。

小梁の計算ひとつでも考え方色々ですね。
この先の構造審査は一体どうなることやら。
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Re: RC連梁
column 2006/12/08 09:28:58
>まさかこの質問でこんなにレスがつくとは、
>思いもよりませんでした。
>
>小梁の計算ひとつでも考え方色々ですね。
>この先の構造審査は一体どうなることやら。

私も同感です.これほどレスがつくとは・・・.
皆様,ありがとうございました.

本当に,ここのサイトは勉強になります.
(師匠が他店にいて一人ぼっちで,時々来る設計を行っている私)
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Re: RC連梁
Lion 2006/12/08 10:19:29
STARサン

>小梁の計算ひとつでも考え方色々ですね。
>この先の構造審査は一体どうなることやら。

審査を一々気にしていては良い構造設計は出来ないです
私はこの世界(構造設計)は全く外れたコースに向かって
いる気がします、ピアチェックには反対はしませんが
本来構造屋は自己の最大限の知識を生かしてより良い
構造物を自己責任(重要)に於いて設計すべきです。

折角ここ数年で構造屋の自由度と力量を問われる方向に
向かって居たのに、例の事件で業界は全く逆方向の選択を
しようとしていると思われますが如何>ALL
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Re: RC連梁
STAR 2006/12/08 11:48:06
Lionさんに噛みつかれた〜〜(; ;)。。。

Lionさんの意見はごもっとも!

なんだけど・・・
どんなに説明しても自説を曲げない審査官がいたとしたら
平行線で時間と労力の無駄で、挙句に客からは「構造はまだか!」
と怒られた時には堪らんです。
仮に鉄筋1本増やして済む話ならそちらを選択してしまいます。
お互い議論してなんて悠長な事言ってる時間的余裕はないです。

今後どんな方向に向かうのか、実務者の考えとは違和感のある
制度になる事は間違いないでしょう。

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Re: RC連梁
もぐら 2006/12/08 12:06:29
今度の法改正で”差し替え”は認められなくなるみたいです
構造審査が始まるまで仮計算書を出しておき後で差し替える。
今まではアタリマエ?のコレができません。

又、指摘を受けての訂正。
構造図が変更になって差し替え→申請出し直し?

もし、そうなると構造屋の責任で又申請費を払うのかしらん?
だとしたら大変です。慎重に設計するのはもちろんですが、
審査側にあれこれ言われたときにはますます徹底抗戦?
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RC連梁
ochaochag3 2006/12/08 12:57:49
もぐらさん

なんだか本題と違う方向に行ってしまってcolumnさんごめんなさいね、私のレスの続きみたい感じなので、一つ質問を。

>今度の法改正で”差し替え”は認められなくなるみたいです
>構造審査が始まるまで仮計算書を出しておき後で差し替える。
>今まではアタリマエ?のコレができません。

私は”差し替え”など一度もした事はありませんが?(バブル期にこれをやり役所に始末書を取られました)、現在は申請時に全て完成したものを提出していますが、”差し替え”など出来るとは初耳です、ただ審査機関は構造後ほど提出で、後着けは認めてくれますので、差し替え等面倒な(無駄な)事はしなくてもいいですが。

>
>構造図が変更になって差し替え→申請出し直し?


で、こんなことはありません。
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Re: RC連梁
ホームズ 2006/12/08 13:15:42
Lionさんのご意見にまったく同感です。

構造設計は設計という作業です。
確認申請を通すことだけが目的ではありません。
法律違反は無理としても、実用にあわないと設計者が判断した場合は、工学的判断があってしかるべきです。

工学的な判断が人によって違ってもかまわないと思います
最終的には責任は設計者にあるのですから。

ということで、私がピュアチェックする立場にあったら、ここで議論をされている皆さんのような、きちんと設計のポリシーを持ち、説明できる設計はOKにすると思います。

逆に、規準だけを積み重ねたような設計にはクレームをつけるかも


>審査を一々気にしていては良い構造設計は出来ないです
>私はこの世界(構造設計)は全く外れたコースに向かって
>いる気がします、ピアチェックには反対はしませんが
>本来構造屋は自己の最大限の知識を生かしてより良い
>構造物を自己責任(重要)に於いて設計すべきです。
>
>折角ここ数年で構造屋の自由度と力量を問われる方向に
>向かって居たのに、例の事件で業界は全く逆方向の選択を
>しようとしていると思われますが如何>ALL
>
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Re: RC連梁
もぐら 2006/12/08 13:25:15
>ochaochag3さん

お恥ずかしい...最近は滅多にやりませんが、東京修業時代は
しょっちゅうでした。
構造図が途中なんてものは良い方で、別物件を付けることもしばしば。
当然、構造審査までには正規品に差し替えますが。(ここで1週間ほど稼げるんです)

まぁこういう差し替えはおいといても、訂正による差し替えは認めてくれるのかなぁ?
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Re: RC連梁
column 2006/12/08 13:42:50
>なんだか本題と違う方向に行ってしまってcolumnさんごめんなさいね、私のレスの続きみたい感じなので、一つ質問を。

全然OKです.これもいい勉強になりますから
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Re: RC連梁
B反建築士 2006/12/08 14:35:04
>構造図が途中なんてものは良い方で、別物件を付けることもしばしば。
>当然、構造審査までには正規品に差し替えますが。(ここで1週間ほど稼げるんです)

当地でも昔、別物件を添付して後で差し替えしようという輩がおりまして、たまたま早く構造審査に廻ってしまい、偽装が発覚してしまいました。その設計者の処分はどうなったか定かではありませんが、それ以後受付の段階で精査されるようになり、えらい迷惑を被りました(現在はその様な手口を思いつく人が無く、CHECKもありません)
姉歯も初期の段階は、この手口だったのでは?、段々と面倒になり味をしめた結果、今度は全国的に連帯責任?。
やめましょう、こんな事は・・・。
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ひのくま 2006/12/07 02:09:25
次のような場合、皆さんはどのようにお考えになりますか?
2階に駅の改札がある時に、両側の壁が無いRC階段で上がります。構造的に対象となるRC部分は段板だけとなります。
このときに、水平方向に力がかかったとして、この階段を等価剛性を持つRC耐震壁に見立てて解く場合です。
この等価な耐震壁の壁厚を求める時の考え方です。
皆さんお忙しいので、お時間があるときで結構です。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 02:21:51
上記の場合、水平方向は、階段を上るときの横方向ではなく、上り下りする方向の水平方向です。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
もぐら 2006/12/07 09:40:31
当然、耐震壁とは評価しません。
何故そのような事を考えるか?よくわかりませんが
現実は階段がブレ−ス的な役目をするかもしれません。
しかし、それを誰もが納得いくように評価するのは難しいかもしれません。FEM解析という手もありますが。

耐震壁評価するには上下梁、左右柱をどう評価するか?
階段ですとそのあたりが存在しない?
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 09:54:44
>当然、耐震壁とは評価しません。
>何故そのような事を考えるか?よくわかりませんが
>現実は階段がブレ−ス的な役目をするかもしれません。
>しかし、それを誰もが納得いくように評価するのは難しいかもしれません。FEM解析という手もありますが。
>
>耐震壁評価するには上下梁、左右柱をどう評価するか?
>階段ですとそのあたりが存在しない?

有難うございます。
これは某耐震診断評定部会で先生方からの提案で対応した件です。
ちょうど外壁の斜め壁で面外方向からの効き具合を検討するのに似ていますが。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 09:58:46
上下の梁ですが、2階のステージの床梁、階段の最下段の地中梁、左右の枠は、階段のささらを梁として考えざるを得ないのではと思います。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
もぐら 2006/12/07 10:14:38
>これは某耐震診断評定部会で先生方からの提案で対応した件です。

ちょっと愚痴を失礼。

学者センセイは時々トンデモナイ事を平気で言いますね。
当然、判定会の席上では誰も反論できません。

先日の判定会では”学者サンは実務を知らないからそんな事が言えるんだ!!”と心の中で言いました。(笑)
結局、言われるままに直しましたが。(弱い立場<私)
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 10:25:32
>>これは某耐震診断評定部会で先生方からの提案で対応した件です。
>
>ちょっと愚痴を失礼。
>
>学者センセイは時々トンデモナイ事を平気で言いますね。
>当然、判定会の席上では誰も反論できません。
>
>先日の判定会では”学者サンは実務を知らないからそんな事が言えるんだ!!”と心の中で言いました。(笑)
>結局、言われるままに直しましたが。(弱い立場<私)

他に何も指摘がなくても先生としての立場上何かを言わなければならないからでしょう。またご自信の研究テーマの一環になれば、と思っておられるのかも知れません。「学生や助手よりもまともな検討が返ってくる期待感が・・・・」
しかし、色々な見方の参考にもなります。
そのうちジャンカとかひびわれに伴う耐力の低減率について試算を求められるかも知れません。

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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
toyochan 2006/12/07 11:03:22
>上記の場合、水平方向は、階段を上るときの横方向ではなく、上り下りする方向の水平方向です。

>上下の梁ですが、2階のステージの床梁、階段の最下段の地中梁、左右の枠は、階段のささらを梁として考えざるを得ないのではと思います。

この表現は矛盾していませんか?
上の表現だとスラブ式階段をブレースのように線材として扱うイメージでしたが、下の表現だと面内剛性を考慮して直交方向に効かせたいイメージですが?
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 11:13:47
>この表現は矛盾していませんか?
>上の表現だとスラブ式階段をブレースのように線材として扱うイメージでしたが、下の表現だと面内剛性を考慮して直交方向に効かせたいイメージですが?

このケースの場合、色々な考え方が出来ると思います。ブレースで考えるのがよいか、面内剛性を直交方向で考えるのがよいか、です。

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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
toyochan 2006/12/07 11:38:32
>このケースの場合、色々な考え方が出来ると思います。ブレースで考えるのがよいか、面内剛性を直交方向で考えるのがよいか、です。

地震の加力方向によって考え方は変わります。

いずれにせよ、支点の拘束力の評価(剛性、耐力)、面外曲げの影響、座屈等多くの問題があるため、普通は考えないのではないでしょうか?
後はもぐらさんのおっしゃるとおりです。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
もぐら 2006/12/07 11:44:02
>このケースの場合、色々な考え方が出来ると思います。ブレースで考えるのがよいか、面内剛性を直交方向で考えるのがよいか、です。
>

評価しない。という考え方も入れておいてください
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
喰えないラーメン屋 2006/12/07 13:11:52
>有難うございます。
>これは某耐震診断評定部会で先生方からの提案で対応した件です。
>ちょうど外壁の斜め壁で面外方向からの効き具合を検討するのに似ていますが。

傾斜に平行な方向は、市民ホールの階段床で計算したことがあります。何度計算・・・(;_;)

傾斜方向は学校の外階段で・・・(;_;)。
1階だと脚は同時に動くので、地中梁で繋がっている物と見なして、3角形を釣り合い式で解きました。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
喰えないラーメン屋 2006/12/07 13:23:02
>そのうちジャンカとかひびわれに伴う耐力の低減率について試算を求められるかも知れません。

某屋体がジャンカだらけ・・・やっとジャンカ無しと思ったらアンカーピンが・・、9本目にして1本採取。
低減率を思案中。

望遠レンズが故障していて、屋体の写真が撮れなかったですが、修理がすんだので再調査に行かなくては。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 13:44:45
>傾斜に平行な方向は、市民ホールの階段床で計算したことがあります。何度計算・・・(;_;)
>
>傾斜方向は学校の外階段で・・・(;_;)。
>1階だと脚は同時に動くので、地中梁で繋がっている物と見なして、3角形を釣り合い式で解きました。

釣合い式ですか?3角形とは、ブレース置換ですか?
せん断弾性係数とかヤング係数を使って変位の考え方で解くことはありませんでした?
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
喰えないラーメン屋 2006/12/07 15:44:13
>釣合い式ですか?3角形とは、ブレース置換ですか?

耐震壁の回転と同じ考え方です。仮想仕事法です。
P×高さ=重量×スパンその他反力側のモーメント


>せん断弾性係数とかヤング係数を使って変位の考え方で解くことはありませんでした?

耐震診断は塑性ですから弾性係数は使いません。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 18:38:45
>当然、耐震壁とは評価しません。
>何故そのような事を考えるか?よくわかりませんが
>現実は階段がブレ−ス的な役目をするかもしれません。
>しかし、それを誰もが納得いくように評価するのは難しいかもしれません。FEM解析という手もありますが。

この部分が偏心率や剛性率にどのような影響を与えるか、Isoぎりぎりの時には補強をしたくないという理由でいろいろと努力するのでしょう。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 18:56:11
>当然、耐震壁とは評価しません。
>何故そのような事を考えるか?よくわかりませんが
>現実は階段がブレ−ス的な役目をするかもしれません。
>しかし、それを誰もが納得いくように評価するのは難しいかもしれません。FEM解析という手もありますが。

FEM解析のフリーソフトはどこかにありますでしょうか?
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
喰えないラーメン屋 2006/12/07 19:29:29
>この部分が偏心率や剛性率にどのような影響を与えるか、Isoぎりぎりの時には補強をしたくないという理由でいろいろと努力するのでしょう。

難儀して仕事を減らすジレンマ・・・。
1物件で*回耐震判定を受けた記録保持者・・・σ(^^;)(;_;)(;_;) 平均受判定記録保持者・・・(;_;)(;_;)

市民ホールで階段床の計算をしたのは、強度のためではなくて偏心率のためです。
強度=剛性として偏心率を計算しました。

コの字型に耐震壁が配置された平面はスラブが変形しない限り、直交壁が効いて偏芯しない・・・。立体で考えてみませう。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 20:15:01
建築防災協会推薦の「1996年度版 RC造およびSRC造建築物の耐震診断マニュアル(日本建築総合試験所)」の本ってどこかにありますか?
建築防災協会は頭がおかしく、手に入らないような本を平然と推薦してきます。先生方が書いた内容をチェックしていないのですね。役に立ちません。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 20:21:54
耐震改修支援センターという機関はふさわしくないと思います。
「耐震改修いいなりセンター」と名前を変えたほうがよいように思えます。
NPO程度のものです。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
もぐら 2006/12/07 20:53:50
>FEM解析のフリーソフトはどこかにありますでしょうか?

フリ−ソフトは知りませんがこれなら\5250/月です。
http://www.archwear.jp/products/SAP-IV-MAIN.html

私が使っているのは、別の市販されているものです。
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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/07 21:12:58
>>FEM解析のフリーソフトはどこかにありますでしょうか?
>
>フリ−ソフトは知りませんがこれなら\5250/月です。
>http://www.archwear.jp/products/SAP-IV-MAIN.html
>
>私が使っているのは、別の市販されているものです。
>

わざわざ、お忙しいところ有難うございます。
色々なレンタルソフトを拝見できます。

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Re: RC階段と等価剛性を持つ壁
ひのくま 2006/12/08 00:36:05
ここでのご議論の終着駅の一つと思っていました算定式が、診断規準の付1−3 強度指標、形状係数を算定するためのモデル化および留意事項のp139に出ておりました。
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ぱーまん2号 2006/12/06 11:12:19
計画中の15階建てマンションについて、施主側からアドバイスを求められています。
設計ルートについて教えていただきたいのですが、皆さんなら、どんな理由でどのルートを採用されますか?

SRC造 ルート3
RC造  ルートB・C
RC造  限界耐力計算

また、ルートCで求められる応答解析の内容は、一般に言う応答解析とどのように違うのでしょうか?設計や審査の難易度についても知りたいのですが。 よろしくおねがいします。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
マータ 2006/12/06 11:35:12
>計画中の15階建てマンションについて、施主側からアドバイスを求められています。
>設計ルートについて教えていただきたいのですが、皆さんなら、どんな理由でどのルートを採用されますか?
>
>SRC造 ルート3
>RC造  ルートB・C
>RC造  限界耐力計算

●SRC造 ルート3
たぶん予算があわずVEでゼネコンに純RCに変えられると思う。なのでコスト高くなってもいい場合以外は進ない。

●RC造  ルートB・C
ルートBの場合SRCよりはコスト安く、限界よりはコスト高と説明する。基本は保有で別途検討項目が少し増える。

●RC造  限界耐力計算
基準が変更になるので、施工中又は竣工直後に既存不適格になると説明する。コストメリットはあるので、それでもやりたい場合のみ。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
天然 2006/12/06 11:56:13
とりあえずコストを無視して施主に提案するとすれば

1位 SRC造 ルート3
2位 ルートB・C
3位 限界耐力計算

けど結局予算の都合で・・
1位 ルートB・C
1位 限界耐力計算
2位 SRC造 ルート3

あとは建物形状によります。
マータさんの回答が的を射てるのではないでしょうか。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
ぱーまん2号 2006/12/06 12:01:02
マータさんありがとうございます。

やはり、ルートBが無難ですかね。ただ、ルートBに規定の、保有耐力比、柱梁耐力比を何とかクリアしても、耐震壁を曲げ破壊モードにするのはかなり困難な気がしますが、どう対処されていますか?
結局、ルートCまで必要になるような気がしなくも無いんですが。

通常、ルートBを選択される皆さんは、ルートBで詰まってしまった場合、ルートCまで進まれるんでしょうか?それともSRCに変更?応答解析の実績が無いので不安です。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
ぱーまん2号 2006/12/06 12:06:30
天然さんありがとうございます。

ルートCまで進む割合はどの位有りますか?私を含め、周りにルートCの設計実績を持つ人がいなくて、情報が無いのですが。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
確認検査員A 2006/12/06 12:26:03
 横からすいません。
 
 全くの無知でもうしわけありせん。

 『ルートB・C』って、どういうことですか?
 
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Re: 中高層マンションの設計ルート
天然 2006/12/06 12:35:18
>ルートCまで進む割合はどの位有りますか?

幸い?ルートCまでやった案件は無いですね。
偏心率がどうしてもクリア出来なくてSRCにした事は有りますが。

去年まではルートBでダメなら限耐に進むパターンが多かった
のでは無いでしょうか。今でもそのパターンの所はありますが。

確認検査員Aさま
東京都だけの扱いですかね?
都の設計指針(オレンジ本)の取り扱いです。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
(no name) 2006/12/06 12:57:41
>去年まではルートBでダメなら限耐に進むパターンが多かった
>のでは無いでしょうか。今でもそのパターンの所はありますが。

私も今のところ、SRC又は限界耐力計算です。その先のハードルを越えたいと思ってるんですが、難易度、高そうですね。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
パーマン2号 2006/12/06 13:08:07
皆さん ありがとうございます。

それにしても、ルートCの適用件数は何だか相当少なそうですね。
実態はどうなんでしょう。
元請け事務所に「ルートCでやれるんでしょ?RCにしてね」って軽く言われて困ってるところです。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
確認検査員A 2006/12/06 13:12:32
 天然 さま

 ありがとうございました。
 当方大阪のため、オレンジ本とは思いつきませんでした。
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中高層マンションの設計ルート
ochaochag3 2006/12/06 13:27:09
ぱーまん2号 さん

>
>SRC造 ルート3
>RC造  ルートB・C
>RC造  限界耐力計算
>

私もルートB・C何ぞは知りません(30年構造やっています)
東京だけですか?
大阪では、14Fともなれば、一部SRCか全SRCの選択肢しかありません、それ以外は、センター行きなのでお断りです、
依頼されてくる、SRCは耐震的にいいですよと、施主さんにう説明して、12〜15Fは全てSRC(一部含む)にしています。

今は地震が来ないので、机上の計算のみですが、全RC造の限界耐力はお勧めしません、見た目でも不安です、又限界の計算も
不安です(許容応力でやった仕事を、限界で計算した大手が私の部材よりワンランク下げて仕事を取りました)、プログラム自体も???で問題になったら姉歯事件以上にえらい事なので、???で隠していると言う噂もあります(他のサイトもごらんあれ)


それにしても、大阪より地震の危険がある関東で、センターいきを逃れる計算方法があるなんて驚きです、でどんな計算方法ですか?
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Re: 中高層マンションの設計ルート
確認検査員A 2006/12/06 13:45:11
 ochaochag3 さま

>私もルートB・C何ぞは知りません(30年構造やっています)
>東京だけですか?
>大阪では、14Fともなれば、一部SRCか全SRCの選択肢しかありません、それ以外は、センター行きなのでお断りです、


 大阪(近畿圏)も平成15年4月から指導が変わり、フープを溶接閉鎖型又は同等品(高強度等)を使用するだけで、高さ45mまでセンターの技術評定は、不要になっています。

【参考】
http://www.pref.osaka.jp/kenshi/kakunin/kouzou/chukoso.pdf
▲ page top
中高層マンションの設計ルート
ochaochag3 2006/12/06 14:10:39
確認検査員A さま


ご指摘有難うございます。
指針が変わっていますね、気付きませんでした、最後に14Fをやったのが平成12ですから、以後MAXで11Fなので、用なしでした。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
よんぶんのいち 2006/12/06 14:10:59
わたしもルートCの経験はないです。

但し地震応答解析は設計費用も設計・審査時間も桁違い(オーバー?)
と聞いていますから、どのルートで設計するかという次元ではないような気がしますが。

現実性としては皆さんの意見どおりルートBが一番無難なせんじゃないかと思います。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
パーマン2号 2006/12/06 14:30:49
よんぶんのいちさん ありがとうございます。

>但し地震応答解析は設計費用も設計・審査時間も桁違い(オーバー?)
>と聞いていますから、どのルートで設計するかという次元ではないような気がしますが。

確かに次元が違うと思います。
ただ、センター評定などとは別に、都のオレンジ本では、ルートBの延長(諸規定の緩和策)のような記述になっているように思えたものですから、実態としてどういうレベルの応答解析を要求されるのかな?と思ったしだいです。(全く同じ内容であれば、わざわざオレンジ本に取り上げる必要が無いのではとも)
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Re: 中高層マンションの設計ルート
パーマン2号 2006/12/06 14:53:34
ochaochag3 さん ありがとうございます。>>

>プログラム自体も???で問題になったら姉歯事件以上にえらい事な>ので、???で隠していると言う噂もあります(他のサイトもごらん>あれ)


ぜひ、サイト教えてください。興味あります。


>それにしても、大阪より地震の危険がある関東で、センターいきを逃れる計算方法があるなんて驚きです、でどんな計算方法ですか?


ルートBはルート3の強化版?です。
ルートCは応答解析です(程度は良く判りません)

センター行きを免れるというよりも、ルートB・Cまでは都が直接審査OKという風に解釈しています。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
マータ 2006/12/06 14:57:28
>やはり、ルートBが無難ですかね。ただ、ルートBに規定の、保有耐力比、柱梁耐力比を何とかクリアしても、耐震壁を曲げ破壊モードにするのはかなり困難な気がしますが、どう対処されていますか?

幸い耐震壁付きはまだ無く、純ラーメンだけなので、ちょっとわからないです。ただ通常の保有で連層耐震壁の時はそれほど苦労せずにせん断破壊させずに設計できてますが。境界梁ヒンジで壁脚部浮き上がり崩壊ですが。

>結局、ルートCまで必要になるような気がしなくも無いんですが。

がんばってルートBで納めてます。無理なら黙ってセンター行きと思ってます。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
パーマン2号 2006/12/06 15:25:36
>ただ通常の保有で連層耐震壁の時はそれほど苦労せずにせん断破壊させずに設計できてますが。境界梁ヒンジで壁脚部浮き上がり崩壊ですが。

ルートBだと保有耐力比が1.5倍以上&柱梁耐力比1.4倍以上&耐震壁は曲げ破壊、ですよね。浮上り考慮だと、耐震壁方向の耐力比を満足させる事も結構難しいような気がします。

で、形状その他の条件に相当恵まれない限り、結局、ルートC(またはSRC、限耐)に行かざるを得ないような。最近は限耐も嫌われる傾向だし...


改めて、

ルートCとセンター送りの違い、具体的にご存知の方、ぜひ、教えてください。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
投稿初心者です 2006/12/06 15:36:49
>計画中の15階建てマンションについて、施主側からアドバイスを求められています。
>設計ルートについて教えていただきたいのですが、皆さんなら、どんな理由でどのルートを採用されますか?
>
>SRC造 ルート3
>RC造  ルートB・C
>RC造  限界耐力計算
>
>また、ルートCで求められる応答解析の内容は、一般に言う応答解析とどのように違うのでしょうか?設計や審査の難易度についても知りたいのですが。 よろしくおねがいします。
>
分譲マンションについては姉歯の事件以前は限界が主でしたが、事件後は全てルートCです。大手のデベさんは足並みそろえるように限界での設計には難色を示し、RCにするなら応答解析をとの要求が出るのが現状です。
応答解析の内容は確認審査機関により様々ですが、多くは基本的な観測波を3、告示波を2〜3(機関によっては必要なし)との要求をしますが、応答結果に対しては特に内容の質疑は受けたことはありません。どちらかというと大手デベさんの構造の方のほうが内容を確認したりしています。
マンションの大手デベさんは、買手(お客さん)の受けが良い計算方法をすぐに取り入れますが、年々計算の要求難易度が上がっていくのに設計期間は変わらず、設計料の上昇は微々たるもので非常に厳しいです(肉体的にも相当厳しいです)。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
マータ 2006/12/06 15:51:13
>ルートBだと保有耐力比が1.5倍以上&柱梁耐力比1.4倍以上&耐震壁は曲げ破壊、ですよね。浮上り考慮だと、耐震壁方向の耐力比を満足させる事も結構難しいような気がします。

壁付の場合でルートB採用する時は浮き上がりとめて保有の耐力比1.5倍でいいようです。あとはせん断破壊しないようにがんばるんでしょうか。やった事ないですが。

耐震壁を耐火間仕切に変えてもらって純ラーメンで耐力比1.2倍、Ds0.3で設計だとぎりぎり行くと思います。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
(no name) 2006/12/06 16:08:45
>ルートBだと保有耐力比が1.5倍以上&柱梁耐力比1.4倍以上&耐震壁は曲げ破壊、ですよね。浮上り考慮だと、耐震壁方向の耐力比を満足させる事も結構難しいような気がします。

保有耐力比をまともに1.5以上とってるのは少なくないですかね?
結構、解説の但し書きを採用してるのが多いのではないでしょうか。
耐震壁は曲げ破壊→ひび割れ考慮して壁の縦筋・横筋変えてもも難しいですか。
浮上り考慮→場所打ち杭なら摩擦力結構とれますよね。
高層の取り扱いが出る前の準大手のセンター評定を受けたマンションの計算書が手元に有りますが、応答もやってないし特別なことは無いですよ。靭性確保のための追加検討がある程度です。
今のルートB相当ですかね。内容は
と、言うのは簡単ですが・・・
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Re: 中高層マンションの設計ルート
投稿初心者です 2006/12/06 16:44:07
一般的なマンション形状(桁行:純ラーメン、張間:独立耐震壁)の場合でルートBを選択した場合は桁行はQu/Qun>1.2、張間はQu/Qun>1.5とし、張間方向の浮き上がりに対しては一次設計時には浮き上がりを許容しないが、二次設計時には転倒モーメントに対してDs換算にして0.4を確保すれば、問題は無いと思います。
ただし、桁行の部材の靭性確保の項目は一応満足させた方がよいと思います。
一般的には桁行の最大層間変形角1/100でQu/Qun>1.2が厳しい場合は、ルートCにて検証すればOKですが、Qu/Qun>1.2程度の余力を持たしておくか、設計自体を予備応答を行なってやらないとなかなかOKとはなりません。(応答解析のやり方しだいではOKとなるみたいですが?)
張間はルートBで頑張ってQu/Qun>1.5を満足させた方が良いと思います。応答解析では、壁の剛性が高いため応答値が大きすぎてOKにするために、基礎関係も考慮しないといけないため大変です。
ちなみに評定に行った場合は応答は必要有りませんが、基礎関係の二次設計及び部材の詳細検討(靭性確保のための)、建物外部の外階段、EV壁等の詳細検討など要求が多いですよ。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
パーマン2号 2006/12/06 18:17:16
マータさん nonameさん 投稿初心者ですさん ありがとうございます。ちょっと席を空けている間にたくさんのレスが...感謝いたします。ペコリー(かなり古い?)


>耐震壁を耐火間仕切に変えてもらって純ラーメンで耐力比1.2倍、Ds0.3で設計

>保有耐力比をまともに1.5以上とってるのは少なくないですかね?
結構、解説の但し書きを採用してるのが多いのではないでしょうか。

>桁行はQu/Qun>1.2、張間はQu/Qun>1.5とし、張間方向の浮き上がりに対しては一次設計時には浮き上がりを許容しないが、二次設計時には転倒モーメントに対してDs換算にして0.4を確保

現実的なご意見で参考になります。

>応答解析では、壁の剛性が高いため応答値が大きすぎてOKにするために、基礎関係も考慮しないといけない

SRモデルという事でしょうか?
簡易なモデルですんなりクリアできなければ、設計期間/料金的に厳しいものが有りますよね。

>ちなみに評定に行った場合は応答は必要有りませんが、基礎関係の二次設計及び部材の詳細検討(靭性確保のための)、建物外部の外階段、EV壁等の詳細検討など要求が多い

どちらが楽という事も無さそうですね。

ルートBでの設計を目指して、元請けを口説いてみることにしよと思います。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
B反建築士 2006/12/07 10:05:14
>●RC造  限界耐力計算
>基準が変更になるので、施工中又は竣工直後に既存不適格になると説明する。コストメリットはあるので、それでもやりたい場合のみ。

マータさん
自分の周りでも、限耐法に関しては否定的(懐疑的=元請/施主)です。
基準が変更との事ですが、さわりだけで教えていただければ・・・。
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Re: 中高層マンションの設計ルート
マータ 2006/12/07 12:06:45
>自分の周りでも、限耐法に関しては否定的(懐疑的=元請/施主)です。
>基準が変更との事ですが、さわりだけで教えていただければ・・・。

変更になることだけが確定していて、その内容は情報をどこも持ってないと思います。変更内容は頭のいい先生たちが考え中のようです。

噂では、ベースシアの最低値を決めるとか、精算法と略算方で整合性がなく、地盤のいい場合に極端に小さくなるGsを大幅変更という話。あくまで噂ですが・・・
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Re: 中高層マンションの設計ルート
(no name) 2006/12/07 12:49:55
>噂では、ベースシアの最低値を決めるとか、精算法と略算方で整合性がなく、地盤のいい場合に極端に小さくなるGsを大幅変更という話。あくまで噂ですが・・・

JSCA会員の方は会員専用コ−ナ−に情報が書いてありました
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kHの式
おNEW 2006/12/05 17:52:00
久しぶりに投稿します、よろしくお願いします。

地盤の横方向反力係数kHの式なんですが、
kH=0.8*Eo*D^3/4(kg/cm3)だと思うのですが、
2001年版の基礎指針に新しい式が載ってるんですか?
情け無いけど、2001年版をもっていません!
どなたか、お持ちの方、教えていただけませんか??
式が変わってるなら結果も変わる??

皆さん、新しい規準書なりが発行されたら、
即購入するのですか?
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Re: kHの式
ひのくま 2006/12/05 19:05:04
>地盤の横方向反力係数kHの式なんですが、
>kH=0.8*Eo*D^3/4(kg/cm3)だと思うのですが、
>2001年版の基礎指針に新しい式が載ってるんですか?
>情け無いけど、2001年版をもっていません!
>どなたか、お持ちの方、教えていただけませんか??
>式が変わってるなら結果も変わる??
>
>皆さん、新しい規準書なりが発行されたら、
>即購入するのですか?

2001年版を他人に貸したまま返ってきていないので、詳細はわかりませんが、基本的には変わっていなかったと思います。
群杭の係数はもとからあったものだと思いますし、またSI単位のためにαの値が変わっていたように記憶しています。
こういうときは、親しくされている構造ソフトメーカーに聞くと教えてくれます。

新しい規準書の購入は、どこかから拝借できるかどうか、それによって今後の貸し借りの負担の多寡によって決めざるを得ない場合があります。
各種耐震診断の規準書など講習会を含めて数十万円のお金がでていく割には比例した収益が得られない場合もあると聞いています。
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Re: kHの式
ma-da 2006/12/05 19:13:26
>kH=0.8*Eo*D^3/4(kg/cm3)だと思うのですが、


私も知りませんでした。今本を見ると

kH0=α・ξ・E0・B^3/4(kN/m3)となっています。

kH0 :基準水平地盤反力係数
α  :評価法によってきまる定数  

    平均N値よりEo=700*Nで推定した場合 粘性土ならα=60
その他ならα=80です。(その場合旧基準と同じです)

ξ :群杭の影響を考慮した係数で単杭の場合1.0です

>皆さん、新しい規準書なりが発行されたら、
>即購入するのですか?

なかなか即購入はしません。
この本はたまたま直接基礎の支持力の荷重の傾斜をみる必要があって購入しました。
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Re: kHの式
ひのくま 2006/12/05 19:38:13
>kH0 :基準水平地盤反力係数
>α  :評価法によってきまる定数  
>
>    平均N値よりEo=700*Nで推定した場合 粘性土ならα=60
> その他ならα=80です。(その場合旧基準と同じです)
>
>ξ :群杭の影響を考慮した係数で単杭の場合1.0です
>

群杭の係数っていままであったんですよね?今回初めて登場したわけではないですよね。
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Re: kHの式
ホイホイ 2006/12/05 20:51:49
>地盤の横方向反力係数kHの式なんですが、
>kH=0.8*Eo*D^3/4(kg/cm3)だと思うのですが、

2001年度版
建築物の構造関係技術基準解説書 P-295 で良いと思いますが。
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Re: kHの式
おNEW 2006/12/05 21:06:50
皆さん、素早いレスありがとうございます、本当に助かります。
結局、砂質土の場合、変わらないのですね。

>群杭の係数っていままであったんですよね?今回初めて登場したわけではないですよね。

群杭の効果って考慮していますか?

専門書って結構高価なので欲しくてもすぐに購入できませんよねぇーー。
発行されてることすら知らずに、人に聞いて恥をかくこともあります。
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