建築構造設計べんりねっと   

 過去の会議議事録 No.5

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公共建物の設計 投稿者:もぐら 投稿日:06/07(火) 10:15  
お知恵をお貸し下さい。
某県立高校の基礎を検討中。地盤が悪い為、節杭の摩擦杭を考えているのですが、支持力式がメ−カ−によって違います。(大臣認定)
この場合、計算書はどうしているのでしょうか?全部のメ−カ−の支持力式にて検討して、その一番低い値を採用するのでしょうか?
ご経験ある方、教えて下さい

メ−カ−はジオトップ、ミタニセキサン等を考えています


Re: 公共建物の設計 喰えないラーメン屋 - 06/07(火) 11:08  

公共工事ですから、会検対策として基礎工事工法の比較検討をしてると思います。
単価が同じなら性能の良い製品を選定します。
性能は1割増、価格は2割増なんてことになれば、選択した理由を説明しなければなりません。
営業がよく廻ってくるから・・・×
3社以上の杭の耐力×施工費を比較して、一番ローコストの製品を選択して計算すればよいと思います。・・・と、簡単に言う。
(^_^; やっかいなんですよね。
発注役所に訪ねる方がよいと思います。
自分から比較表を作りますかとは決して聞かないように。(^^ゞ


Re: 公共建物の設計 旅人 - 06/07(火) 12:15  

>節杭の摩擦杭を考えているのですが。
節杭の摩擦杭(異形摩擦杭)の扱いは3通り在るかと思います。
1)以前から在る行政が示す異形摩擦杭。
2)旧38条の認定工法による節杭。
現在は告示式で支持力を算定するのが建て前ですが、メーカーの以前の認定式をそのまま用いています。
3)新たに材料及び工法認定を取得した節杭。上記の告示式に示されている各数値α、β、γの設定方法を確認時に示さなくても良いことになっています。
>支持力式がメ−カ−によって違います。
違うのは当然で、各メーカーの工法とセットで認定式を採用するのなら問題ないと思います。
私は現在、2)、3)の方法を建物の規模と地盤の状況から判断して使い分けています。ただ”2)の旧38条による認定杭は、告示式を盾に建て前で言われると困ることになりますが、まだ大丈夫です(いつまで旧38条の威光が通用するか問題ですが)
喰えないラーメン屋さんの言われるように公共工事ですから、役所の担当者
とよく打ち合わせした方が良いのではないでしょうか。
「自分から比較表を作りますかとは決して聞かないように。(^^ゞ」これよく
分かります(笑)



Re: 公共建物の設計 もぐら - 06/07(火) 14:18  

喰えないラーメン屋さん、旅人さん 早速ど−もです。
やはり3社検討ですか。
ジオトップと三谷は何度も使っているのでexcelで支持力式を作ってます。
あと1社を探してきて式をぶっこんでみます。

「自分から比較表を作りますかとは決して聞かないように。(^^ゞ」
はい。心得ています。役所から言わせます。
だけど結局私が作る事になると思います。まぁ3社の違いには興味有るので良いですけど。

役所物件は面倒ですね。特に直に請け負っていないので担当者と直接話せません。もどかしいです。


Re: 公共建物の設計 喰えないラーメン屋 - 06/07(火) 16:52  

もぐらサン
>はい。心得ています。役所から言わせます。
言われたら、ひとしきりブツブツ言ってから渋々作るんだという態度を見せましょう。


Re: 公共建物の設計 青虫 - 06/07(火) 22:53  

 もぐらさんの基礎工法の計画はコストとクオリティをトータル的
に考慮した場合、良い計画であるのだと思います。

 でも私なら基本的には告示式による通常のPHC杭
とします。(250・N・APでも良いですが)
 
 役所の担当者は公共工事であるのであるメーカーの工法を特定する
のはイヤがるのではないでしょうか?


Re: 公共建物の設計 もぐら - 06/08(水) 07:08  

>青虫さん
有意義な掲示板の運営、ありがとうございます。

> 役所の担当者は公共工事であるのであるメーカーの工法を特定する
のはイヤがるのではないでしょうか?

そこが、私も悩んでいます。県は”予算が無いので少しでも安くなる工法”を要求しますが、3社見積もりや比較検討でこちらは苦労しています。
担当者に確認する必要がありそうですね。


Re: 公共建物の設計 喰えないラーメン屋 - 06/08(水) 07:56  

摩擦杭では問題にならないと思いますが、特殊な工法だと議会で説明を求められることもあります。


Re: 公共建物の設計 旅人 - 06/08(水) 12:15  

もぐらさん、基本設計の段階で比較検討を要求されなかたのですか?
去年、某市の設計で基本設計3案に対して、場所打ち杭、既製埋め込み杭、
摩擦杭(認定杭)の概算工事費を含む比較検討をさせられました(この仕事を請けたことを凄く後悔しました)。その結果摩擦杭を採用したのですが、実施設計では3社見積もりや比較検討は言われませんでした。役所の考え方も在るのでしょうから担当者と打ち合わせたらどうでしょうか、検討をしなければしないで後で嫌味を言われ、再度提出を求められるだけです、担当者にしてみればそれらが成果図書として記録で残ればいいのですから、そのような煩わしさから逃れようとするなら公共建築共通仕様の範囲で納めてしまえばどうでしょうか。


Re: 公共建物の設計 もぐら - 06/08(水) 12:57  

皆さん いろいろありがとうございます
>喰えないラーメン屋さん
>議会で説明を...
あまり脅かさないで下さい(^^;)

>旅人さん
今回は某構造屋の下請けですので、直接担当者とは話せません。
基本設計の段階は様子がわかりませんが、支持杭38mだったみたいです
(38mまではN=2〜5程度が続きます)
予算が無いので安くなる工法はないかと相談され、摩擦杭、柱状地盤改良等がいいんじゃない?と提言したら、”お前に任せる”と。

当方、基礎だけ請けてしまいました。ホント後悔してます。
設計料も多分安いでしょう..トホホ


鉄骨造梁1.5Muについて 投稿者:WA 投稿日:05/30(月) 17:56   
以下の@、Aについて誰か教えて下さい。
@角形冷間柱を使う場合(BCPなどSTKRは除外)ルート2で終わりたいのですが
耐力比 柱>梁1.5Muが満足しないロングスパンの場合どうすればよいのでしょう。ルート3行って全体・局部崩壊検討が必要でしょうか。
この以外の場合、熱間成形コラム使えば上記1.5など全く検討しなくても良い?
A柱脚ベースにハイベースなど使わず一般のアンカーボルト使うとき、伸び能力がない(降伏比0.7以下を確認していないとき)はどのように確認するのでしょうか


Re: 鉄骨造梁1.5Muについて ガラパ - 05/30(月) 19:12  

@私はルート3計算してます。でないと角部等梁が2本しか付かない箇所の
柱梁が、1.5満足するためだけの不合理な断面になりますから‥
1.5は冷間のみへの適用なので、熱間使えば外せますけど、熱間って今でも市
場に流通してるんでしょうか?

A建築物の構造規定1997版のP.304に設計フローが載ってます。
 大抵構造ランク4のDsでってことになりますが‥伸び能力のあるアンカー
ボルトが市販されているので、これを使ってDs0.05割増で収める方がベター
かと思います。


Re: 鉄骨造梁1.5Muについて WA - 06/01(水) 12:43  

ご回答有り難う御座います。大変参考になりました。熱間はナカジマなどで今も
流通してますが1社単独なので使いにくいです。


Re: 鉄骨造梁1.5Muについて Lion - 06/07(火) 14:24  

冷間成型角形鋼管柱でルート(2)止まりで設計出来るのは
平屋又はXY方向1スパン、それも小スパンの建物のみです、
私は全てルート(3)にて設計しています、でなければ
超不経済な設計となってしまいます、これは構造屋の常識で
しょう。。。


Re: 鉄骨造梁1.5Muについて こうぞうこぞう - 06/08(水) 00:24  

わたしもルート3でやってます
柱がかなり不経済であること、過去物件とのからみがあったりで
急に大きくできないなど、梁も保有耐力横補剛を満足させてないので
鉄骨造は、ルート3でやってます。


軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 投稿者:yuji 投稿日:06/02(木) 15:37  
木造の梁で長スパンの場合,軽量溝型鋼等で梁をサンドイッチして補強する工法(合わせ梁?)があると聞いたのですが,詳しく知っている方,それについて詳しく書いてあるサイトまたは本を知っている方,また実際に設計された方がおりましたら,教えてください。イメージとしては分かるのですが,具体的に柱,梁の接合部がどういう納まりなるのか,スパンに対してどの程度の断面が必要なのか,漠然としています。
 宜しくお願いします。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/02(木) 18:23  

合成してもあまり強度アップにならないような気がします。効果がない・・・?
鉄骨梁だけの場合は、両端の木柱を軽量溝形鋼で挟みます。
計溝は横座屈に弱いので飼い木(35角@910)をはさみ、束の上に木梁(35角など)を載せます。横補剛の木梁が必要です。
柱の受け部分はしゃくるか合わせ柱にします。
計算例
理工学社 わかりやすい鉄骨併用木造建築の実際・・・1970
標準寸法
新日鐵 建設用資材ハンドブック 赤色の手帳サイズ




Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/02(木) 18:24  

補)
サイズは計算しないと分かりません。


喰えないラーメン屋 ありがとうございます。 yuji - 06/02(木) 21:02  

喰えないラーメン屋さん どうもありがとうございました。本当に助かります。未熟ゆえ,てっきり木梁を挟むものだと思っていました。紹介していただいた本を探してみます。本当にありがとうございました。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/03(金) 09:29  

なにぶん古い本なので・・・
書き忘れがありました。
桁(鉄梁端部の直交)の下に入れますので、天井高さが確保しにくい。
筋違い上部が鉄梁に干渉して取り付かない。
の2点です。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 木屋 - 06/03(金) 10:43  

木造の梁で長スパンの場合に、喰えないラーメン屋のコメントの様に、
軽量溝型鋼等で梁をサンドイッチして補強しても期待した程の性能に
ならずコストアップとなる可能性があります。

他の方法として、木質構造設計規準・同解説に書かれている「重ね梁」
「重ね透し梁」又は「釘打ち充腹梁」等があり、や施工性・梁性能と
コストの面で良い場合がありますよ。

当方でも、小断面国産材+面材+Z金物で構成した合成梁でスパン約12m 
を飛ばし、その合成梁が2階床+屋根荷重を受けても、撓み量も1.5o程度の
性能を確保する事が出来ました。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について もぐら - 06/03(金) 12:01  

素朴な疑問。
木梁に軽鉄でサンドイッチすれば、単純に耐力も剛性も上がる気が
しますが、なんで上がらないんですかね?

I=木I+sIではないんですかね?


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について  - 06/03(金) 12:19  

サンドイッチした時の 木材と鋼材の触れる面で応力のやりとりが
問題になるのではないのでしょうか?

ヤング係数も違いますす、変形の問題もあるとおもいます。



Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 木屋 - 06/03(金) 12:37  

>サンドイッチした時の 木材と鋼材の触れる面で応力のやりとりが
問題になるのではないのでしょうか?

そうです。 接触面でのせん断力の伝達が、単純なボルト止めだと
ボルト穴の隙間でスリップが発生し、見た目一体でも材の相互関の
ズレが生じます。

また、木材と鋼材の触れる面で滑りを止める為「接着材」を塗っても
木材の表面剥離が発生する場合がありますので、注意が必要です。

どうしても、木材と鋼材で合成梁を構成したいのならば、
釘やシャープレート及びジベル等で、ズレ留を設けた方が
良いと思います。(コストの関係もありますが・・・)


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について もぐら - 06/03(金) 13:51  

ボルトで600@位で閉めていけば実際には効きそうですけどね。
数字で表せって言われると面倒なんですね。

確か長野のMウェ−ブの梁はS(鉄板)+木の合成梁だった記憶があったので
疑問に感じました。



Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/03(金) 14:40  

ふみゅ?
一体化しても剛性の大きい方だけが負担して、小さい方は負担しないと思って書いたのですが。(^_^;
竹の橋と石の橋(1本もの)を縄でぐるぐる巻きにして1体の橋にします。
竹の方は全く効かないのでは。? (^_^;

上下材を溝形鋼で、中間を木梁なら効果がありそう・・・が、計算できない。(^_^;
地元に上下は米松、中間は地杉を使った集成材梁があります。
地産材を少しでも使用するためらしい。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 横入り - 06/04(土) 00:23  

僕も、もぐらさんの考えように、合成梁としてきくのではないかと思います。
木梁の両側にチャンネルをボルト締めし、その上に合板厚28を乗せて、荷重を加えると、初めのうちはボルト穴の緩みによって木梁とチャンネルのずれが生じますが、穴いっぱいまでボルトが移動した後は、ボルトのめり込み耐力がせん断力より大きければ、木梁とチャンネルは同一鉛直変位すると思われます。つまり、合成梁として曲げ剛性に応じて応力分担されるのではないでしょうか?
ボルト穴をできるだけ小さくしたり、ボルトの緩み分だけ木梁をチャンネルより上げておくようにすれば、ききがよくなるように思います。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について もぐら - 06/04(土) 07:43

気になって眠れなかったので調べてみました
鉄のE=2.1x10^6 木のE=100x10^3(べいまつ)
その比21倍。木梁の断面形状にもよるが同じたわみにするなら21倍ものIが必要。
仮に2チャンネル-150x75で挟むと sI=2x1050=2100
木梁150x150として 木I=4218.75x1/21(ヤング係数比)=200.9
合成梁としてのI=2100+200.9=2300 鉄骨梁のみの場合と殆ど変わらない

こういう事でしょうかね?(計算間違いあるかも)


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/04(土) 08:11  

もぐらサン
>気になって眠れなかったので調べてみました
夜更かしはサッカーのせいだとは言わないのね。(^^ゞ

木梁10×15とします。I=10*15*15*15/12=2812 EI=281*10~6
一体化されてるならば 撓みが等しいはずですから負担する荷重はS梁と木梁のE*Iの比率で按分されます。
2コ150*50*302 I=2*488=976 EI=2050*10~6
合成梁は鉄梁の1割増しの荷重を負担できないことになる・・・ような木ガス。
それぞれ50kgの人が渡れる竹の橋と石の橋を一体化しても100kGの体重の人は渡れません。石橋がが折れてから竹の橋が働き始めるので50kgまで・・と思います。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 木屋 - 06/04(土) 09:36  

少し、勘違いしていたのかも知れませんので、補足いたします。

側面に対してであれば、横入りさんやもぐらさん、喰えないラーメン屋さん
の仰る通りの想定で、良いと思います。

ただ、木材の上下面のに対し 軽量溝型鋼等で補強された合成梁
とした場合、「穴いっぱいまでボルトが移動した後は・・」の考えは
撓みの検討時に考慮が必要です。

特に、「ボルトで一体化出来ている」と思い込んでIやZを
算出し、各応力にたいして検定した場合は算出値以上の撓みが生じます。

これは、ドリフトピンの接合部性能の実験等で見られる、ルーズホール
による「ガタ」で、スリップが発生し初期剛性等の低下がそれに当ります。

また、木材の乾燥収縮による「やせ」で、木と軽量溝型鋼等の接合部
が緩み、思わぬ「きしみ音」や「不快な震動」が発生しますので、
木材の水分コントロールが重要です。

老婆心ながら、頓珍漢なコメントをしたようで補足させて頂きました。



Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 第2種構造事務所 - 06/05(日) 19:54  

皆さん構造的見地からいろいろご苦労様です。
私の場合、むかし「エコン梁」と言われた頃の資料で、105×450の梁に対しては、軽量型鋼 ○○○×○○×○t 以上を適用的な表があり、それでやっていました。
その資料には確か、スパンに対しての標準メンバーも載っていたように思います。
さらに、上階の用途によっても違っており、レギュラーサイズ、スーパーサイズ的なこともあったように記憶しております。
とは言うものの、今手元になく、その資料探しています。
どっかにあったはずなんだけどなあ〜〜
いずれにせよ、キーワードは むかしの「エコン梁」だと思うのですが・・・

答えになってなくてゴメン・・・


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/05(日) 20:37  

そりは、新日鐵の赤い手帳のハンドブックに載ってますだ。
第2種兼業・・・?


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/06(月) 10:59  

八幡製鉄の規格資料集の焦げ茶色の本に軽鉄合成梁なども載っていますよ。
軽鉄基準の前身の薄板耕造基準もあったかも。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 第2種兼業事務所 - 06/06(月) 12:35  

添削ありがとうございます。
パクらしていただいたのにすいません。正式名はこちらでしたね!
やはり本家かな?

新日鉄の赤い手帳版、見たんですけども見つけ方が悪いのか見つからなかったので、あのような内容にしてしまいました。申し訳ありません。
(軽量型鋼はありましたが、エコン梁 的な表示及び変換表的なものも見当たらず・・・?)


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/06(月) 14:10  

版が違うかも知れません。角形鋼管が載っている版では、P132〜にあります。荷重とスパンの表はP134です。
年に数件、RCかS住宅の構造計算を受注する程度の兼業事務所です。食べられるラーメンは作っておりません。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 亀山耕造 - 06/06(月) 15:14  

喰えないラーメン屋さんへ

私も見つけ方が悪いのか、発見できません
新日鐵の赤いハンドブックとは
新日本製鐵・関連会社 『建設用資材ハンドブック』の事ですよね?
この本のページは 3−78 の様な表記になっているのですが
タブン、可成り昔からこの様なページの付け方です。
もしかして他の本ですか?


何で軽量なの? Lion - 06/06(月) 15:30  

初めて参加させて貰います、Lionです。

みなさん苦労されているようですが、今時何故
高価な軽量を使われるのでしょうか???
私は普通のH形鋼を相当以前から使っております
かの阪神淡路大震災でも自宅の2間とばし梁に
使いましたが、全く問題なく無傷ですみました
この梁の上部には2段並びの本棚が置かれて
いました、この参考Detailを私の下記の
HPに掲載しました、みなさんのご意見を
伺いたいです。。。

http://www.nag21.jp/sub7.htm



Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/06(月) 16:36  

亀山耕造サン
その本です???。
通しページです。
1度古いのと替えたのだけど、それでもかなり昔なのかも。(^_^;
東京の市外局番が03になっています。

LIONさん。
初めまして。・・・ココデハ。ippeidonサンのお名前も見かけましたよ。
オイルショックの頃です。撓んだというので現場に見に行ったら、軽溝が溶接で繋いであった。(゚o゚)
町内に米松の製材所、隣町に米ヒバの製材所があるので大抵間に合っています。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 亀山耕造 - 06/06(月) 18:28  

気になったので自分の本で探して見ました
彰国社 『木造の詳細 (1)構造編』に
出ていました。もっとも元々の出典は
『日本鋼管カタログ』より、となっていました
参考になれば良いのですが。


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について もぐら - 06/06(月) 19:26

>喰えないラーメン屋さん
>東京の市外局番が03になっています
だいぶ古いみたい。私は2,3年ごとに替えていますが、どれにも載っていません


Re: 軽量溝型鋼等で補強された木造の梁について 喰えないラーメン屋 - 06/07(火) 03:24  

亀山耕造サン
「木造の詳細」木造の勉強に良いですね。
施工図を書くときに大いに役に立ちました。

もぐらサン
H鋼にZpが書いてあるので新耐震以降のものです。
鋼材はSS41になってる・・・(^_^;


木造住宅で火打ちが不要に・・・? 投稿者:木造住宅の未来 投稿日:06/05(日) 14:57  
6月1日から4日まで、大坂のインテックス大坂でけんざい2005が開かれていました。
全体的には地味でしたが、珍しいものが展示されていました。
木造住宅の金物を提供している潟^ナカという会社が展示していた「ラフターロック」という金物です。
垂木を固定する金物で、垂木を従来のひねり金物に比べて比較にならない程強固に固定していました。
その結果として屋根面が剛床になり、火打ちが不要になるそうです。
ちょっと考えないと、直感ではわかりにくいです。
でも、火打ちがはずせるのはありがたいですね。
これから、全国販売の新製品だそうです。
ちょっとめずらしいものを見つけたので報告です。
潟^ナカて住宅用金物の大手なんだよね。


屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 投稿者:ima 投稿日:06/01(水) 21:29   
 告示第1458号の屋根ふき材用風圧力(負圧)は、建物屋根構造用風圧力(負圧)の3〜4倍に達します。
 本来この告示は、瓦、石綿板、ガラス板など小型屋根ふき材の破損、脱落、吹き飛び等を防止する目的で制定されたものと思われますが、『屋根ふき材』という範疇に入るため、長尺折板にも適用されているようです。そのため各社のカタログにある折板の許容スパンは、負圧に対してかなり小さくなっています。

 そこで、次のような不合理が生じています。

@折板を支持する小梁の数が増え、よけいな鉄骨量を増加させている。
A折板支持部の反力(屋根ふき材用)と小梁設計用荷重(建物用) とに3〜4倍の違いが生じ、力の流れが不自然である。

 これは、告示第1458号を長尺折板にも適用したことの誤りだと思い、折板メーカーにただしてみましたが、見直す気はなさそうです。

 私はおかしいと考えるのですが、皆さまはどのように思われますか。


Re: 屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 いちぱぱ - 06/01(水) 23:21  

折版の負圧は、形状からみて断面係数の小さいほうと言うだけと解釈してますが・・・
積雪で2連の中央支点で上向きの曲げが生じるときも負圧でみます。


Re: 屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 喰えないラーメン屋 - 06/02(木) 08:50  

初めて条文を読みました。(^_^;。確かに何か変なきがします。
ただ、小型屋根葺き材とは書いてないので折版も適用されると考えるべきでは?。
下地(小梁)のことは書いてありませんので従来のままでよい、屋根葺き材(折版)を厚くしなさい。と、言うことで不合理ではないと思います。
折版の種類を替えたくなければ、小梁間隔を狭くしなければならないので、
コストアップになることは間違い有りませんが・・・(^_^;


Re: 屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 通りすがり - 06/02(木) 10:29  

屋根葺き材用の風圧力はそんなに増えるのでしょうか?
建物本体と屋根葺き材用の速度圧は計算式が違うので
風力係数は大きくなりますが平均速度圧は下がるため、
驚くような数値にはならなかったと思いますが・・・。
間違っていたらすいません。


Re: 屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 亀山耕造 - 06/02(木) 10:58  

ima さん こん○○は

そうですね、確かに折版を検討する荷重と小梁の設計荷重が異なるのは
なにか変です。
しかし、私の場合、H=88 ならこのくらいのスパン、H=150 ならこのくらい
という自分の感覚と屋根葺き材用の荷重で検討してもそれほど違って
いませんので、折版メーカーに対してもそれで好いのではないかと
感じています。
只、最近使用頻度の多いい丸馳タイプですと、T型、U型で大きく
負圧の断面性能が違っていて痛い目を見ました。
又、『通りすがり』さんがそんなに大きく荷重が違わないのでは?
という意見を書かれていますが、私の間隔では2〜3倍程度大きく
なるのではないかと思っています(3〜4倍とあまり違いませんが)


Re: 屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 ima - 06/02(木) 21:13  

 皆さま、ご意見ありがとうございました。

 屋根ふき材用風圧力(負圧)と、建物構造用風圧力(負圧)を比較すると、
平均速度圧はほぼ 1:2.5、風力係数は(2.5〜4.3):0.5、両者を掛けると
(2〜3.44):1 となります。3〜4倍というのはちょっとオーバーで、実際
は亀山耕造さんのおっしゃるとおり2〜3倍というところです。

 2倍と3倍の違いは屋根の場所によって異なるということですが、折板
の設計は最も不利な条件で行われるので、結局3倍の風圧力で決まる小梁
間隔が屋根全体に適用されます。すなわち小梁の数が過剰になります。

 いっぽう、折板が厳しい条件で設計されるにもかかわらず、それを支持
する小梁はその1/2〜1/3の荷重で設計されるというのも変な話です。本当
に屋根ふき材用風圧力が折板全体にかかったら、小梁はもたないことにな
ります。

 似たケースに塔屋の局部震度(=1.0)があります。この場合は直下の梁柱
を塔屋の地震反力を用いてチェックすることで整合性を保っていますが、
あくまで部分的な話なので筋が通っています。しかしもし折板屋根にこの
考え方を適用させられたら、屋根全体の小梁の補強が必要になるという変
なことになります。

 要するに、そもそも告示第1458号は、長尺で1枚あたりの面積の大きい
折板のような屋根ふき材は対象としていなかったのではないかというのが
私の意見です。
 今のところ、行政もメーカーもこの意見に与してくれませんので、しか
たなく私も現状に従っていますが、釈然としないものがあるので、皆さま
のお考えをうかがったのでした。

 ご協力ありがとうございました。



Re: 屋根ふき材用風圧力を長尺折板に適用することの疑問 Y-O - 06/03(金) 14:21

 今更ながら失礼します。
 私が思うには、小梁を構造骨組みとしてみるかどうかにもよると思います(あるいは下地等)。局部的な荷重がどこの時点(下地等)で平均化された物と見なすかと言うのもあるように思います。
 あまり具体的ではなく失礼しました。


耐震診断時(二次)の壁抜けについて 投稿者:かけだし 投稿日:06/02(木) 16:46  
耐震診断の知識/経験が乏しいので考え方や参考図書など教えていただけませんか?

全体は5階×1スパン×4スパンです。
1スパン方向は基本的に連層耐震壁架構ですが、4階と2〜1階が壁抜けとなる架構があります。

@ 二次診断での計算を指定されていますが、市販のソフトで計算可能でしょうか?必要なモデル化、注意する点などありましたら教えてください。

A 下階壁抜け柱はどのように検討したらいいのでしょうか?(最下階のみ壁抜けの場合の計算例しか見た事がないのですが)


Re: 耐震診断時(二次)の壁抜けについて 喰えないラーメン屋 - 06/02(木) 18:50  

2001年版になってから、詳細な記述がされてます。
赤い本の272ページです。
手引きの58ページにもあります。

@2次診断では壁の回転は計算できませんので、手計算することになります。
注意事項は、付加軸力を受けると曲柱だったものが剪断柱になることが多々あります。付加軸力を変化させて曲げ耐力が最大になるときの剪断耐力を算定する必要があります。0.4BDFc付近。

A壁が2つに分かれてる場合ですよね。
浮き上がり抵抗を上下に按分できないので、仮想仕事法では計算できません。適当に按分するしか・・・(^_^;
中間壁無し階の柱の剪断耐力を超えないような外力分布を仮定する方法もありますが、正しい開放かどうか分かりませんので詳細省略。m(_._)m


Re: 耐震診断時(二次)の壁抜けについて もぐら - 06/02(木) 21:21

@市販ソフトで良いと思います。回転壁は2次診断なので検討しなくても良いかと。プロポーションにもよりますが。
A上部壁が全て破壊したとき等のパターンで検討します。一番下だけの場合と同じ考えで良いと思います。

案件の評定書通りました。(^_^)v
でも次の入札物件、取れませんでしたorz


Re: 耐震診断時(二次)の壁抜けについて かけだし - 06/02(木) 23:23  

喰えないラーメン屋さん、 もぐらさん、 早速のご教示ありがとうございました。

まずは、やってみる事にしました。 難関にブツかったら、また教えてください。


Re: 耐震診断時(二次)の壁抜けについて 喰えないラーメン屋 - 06/03(金) 09:25  

もぐらサン
>案件の評定書通りました。(^_^)v
良かったですね。

>でも次の入札物件、取れませんでしたorz
昨年は耐震物件(意匠事務所経由)に追われて、設計物件の方が外注だらけになってしまい・・・トホッ。(-_;)
先週引き合いがありましたが・・・今年は少し控えめに。



Re: 耐震診断時(二次)の壁抜けについて もぐら - 06/03(金) 11:59  

喰えないラーメン屋さん
当地では毎年、耐震診断+補強物件(主に学校)が出るのですが、
最近意匠屋さんが出張ってきて..6掛け、7掛けでさらっていきます。
そしてその物件を8掛けで構造屋に出します。やってられませんわ..

ボヤキ失礼。


フレアー溶接形状 投稿者:知識不足の構造屋 投稿日:06/01(水) 11:37   
こんにちは。

場所打ち杭フープの継手溶接のように鉄筋同士のフレアー溶接形状について記載されている書籍を教えてください。


Re: フレアー溶接形状 知識不足の構造屋 - 06/02(木) 17:37  

どなたも相手にしてくれないので自分でレスします。(^_^;)

フレアー溶接形状は「配筋指針」に載っているのですが、鉄筋径がD13同士の場合、溶接幅は7〜9mmとなっています。確か、溶接幅は鉄筋径分は必要だと記憶していたのですが、「配筋指針」の根拠についてご存知ありませんでしょうか?


Re: フレアー溶接形状 喰えないラーメン屋 - 06/02(木) 18:31  

鋼構造設計基準の溶接記号製図に図が書いてあります。
フレアV形、フレアX形など。
谷間を埋めるような溶接だと記憶していましたが、全部埋まっては居ませんね。


Re: フレアー溶接形状 知識不足の構造屋 - 06/02(木) 20:32  

喰えないラーメン屋さん、こんにちは。

お相手ありがとうございます。
谷間を一杯に埋めて片側10dだと思っていたのですが・・・


施行令 第62条の8 (塀) 投稿者:鯉鯉鯉鯉! 投稿日:05/30(月) 18:21  
CB造の塀について御願いたします。
塀の高さが1.2m以下の小規模なものは、控え壁と基礎の丈と根入れ深さの規定は除外される。

この塀の高さ1.2mとは地盤面からなのですか、それともブロック6段なのですか?
ブロック6段積み+上部に目隠しパネル=tolal 1.2m超える では控え壁が必要になるのですか?

ご意見よろしく御願いします。


Re: 施行令 第62条の8 (塀) 亀山耕造 - 05/30(月) 18:42  

普段構造設計を生業にしている方なら容易に
想像が付くと思いますが?
私は、とても暇なのでお教えしますが、
当然、GLから笠木に天端までです。
これは、CB構造基準(日本建築学会)に図解で
解説してあります。
ここで、質問して解決するのも好いですが、一応
職業なので、学会基準やその他の基準を当たってから
質問した方が身に付くと思いますよ!


Re: 施行令 第62条の8 (塀) 鯉鯉鯉鯉! - 05/31(火) 10:31  

亀山様、すいません
いろいろ調べてるつもり(←これがダメ?)なのですが・・・
学会基準は来年改定予定で販売されていません

例)GL+1000までRC造でCB2段積みになるとH=1400になるから控えが必要
  いやこれは、RC造であり補強CB造ではない

ここら辺の定義がもう一つ理解できていません






Re: 施行令 第62条の8 (塀) 亀山耕造 - 06/01(水) 17:28  

鯉鯉鯉鯉! さん

>例)GL+1000までRC造でCB2段積みになるとH=1400になるから控えが必要
>  いやこれは、RC造であり補強CB造ではない
>ここら辺の定義がもう一つ理解できていません

例にあるような構造を普通するとも思えませんが?
何の定義が理解できないのか判りません。
どうゆうケースで、RC造になり、またはCB造になるか?
という意味ですか?
もしそうなら、主体が何か?ということです。
つまり、外力に抵抗する要素が何かということです。