一貫3のユーザーの方へ 投稿者:仙人
投稿日:08/28(日) 22:04 |
一貫3のユーザーの皆さん、柱脚オプションが、ルート3対応になりましたね。 流してみて、もの凄い柱脚になりますね。コラムの250×12程度の柱になると 一般露出柱脚じゃ、設計不能のようです。アンカーボルトの本数を増やしたり、径を大きくしたり・・・ なかなか、収まりませんね。コンクリート強度も、あげないと収まりません。 S造のRC基礎に、FC24以上を使うとなると、気が引けますね。 秋山博士の柱脚の耐震設計という本を参考にしてあるようですが、これは、 RC立ち上がり柱脚の主筋や、フープの効果を無視した検討に思えますけどね。
ココで、気づいたことを・・・・
1.柱脚オプションにおいて、コンクリートの破壊防止で、定着板を入れない場合は、 現在は、検討3のみ計算しませんが、検討4も定着板による基礎コンクリートの割裂防止ですから これも、計算しなくて良いはずです。SBASEにも、書いてあります。
2.SBASEのマニュアルによると、検討式5、6は、ルート3でアンカーボルトに伸び能力が ある場合に検討するとありますので、伸び能力がない場合は、検討する必要が無さそうですが・・・・・
検討3〜6があると、すべての物件でNOに成りますから、検討させたくないですね。
3.ベースプレートの破断防止の検討が無い。 これは、あったにしても、収まることは確実ですから、無くても良いのですが・・・・
以上です。他に、要望とかありましたら、サポートの方に言って貰えれば助かります。 一人の要望やバグの指摘じゃ、効果が薄いですからね。 よろしくお願いします。
喰えないさん、使ってみられましたか?こちら、過去の物件を、いろいろといじっていますが バネ固定で一般柱脚を使うのは、無理そうな気がしてきました。 スンナリ、ベースパックとかの既製品を使ってくれと言う気の利いた依頼者が 居れば良いのですけどね。
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| Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/29(月) 21:07 |
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ベースPLが厚すぎると思ったら、存在応力から算定していませんね。 アンカーボルト許容耐力からのMで、検討しているようです。 さっそく、存在応力で、検討するよう要望を出しました。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ 喰えないラーメン屋 - 08/30(火) 08:57 |
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やっと、DL、インストしました。 試用はまだ先です。 ルート3なら存在応力は無いのでは。 |
| SS2ユーザーNANODE ガラパゴス - 08/30(火) 11:06 |
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ソフトの計算内容は分かりませんが、もしかして仙人さんは柱脚の保有耐力 接合を満足させようとしていませんか? 建築センター「建築物の構造規定1997版」P.304のフロー8or11,柱脚の 保有耐力接合の判定NO時で検討すれば、□ー250x12でA.BLT:ABR400M-27x8本 B.PLT:470x470x32程度で充分(過大)のはずですが‥ それと既成品でも保有接合満足してるのはベースパック(S3除く)のみで、 ハイベース等はフロー8で検討となっています。個人的に柱脚のフロー8,11 は過大規定だと思ってます。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 12:36 |
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ガラパゴスさん、コンニチワ。 保有耐力接合は無理ですよ。ちゃんと分かって、操作していますよ。 喰えないさん、ベースプレートの厚みは、許容応力度から求めていますよ。 そこのとこも、分かって使っています。 とにかく、厚みが厚いです。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 13:23 |
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一貫ユーザーでない方には、申し訳ないですね。 ベースの算定で、下記のように、XY方向ともbMdが同じ値であることから アンカーボルトの許容引張から、ベースのMを出して、算定しているようです。 短期の存在応力から求めていないので、ベース厚が厚くなります。 圧縮側は、存在応力からのようですね。 SBASEで求めると、25oですみました。 *********************************** +-----------+-------------------------------+- | 符号 | 1C | | | 1F 階 B 通 1 軸 | +-----------+---------------+---------------+- |ベース形状 | 45.0X 45.0 材質 SN490 | | |アンカーボルト | 3- 3- 8-M27 SN490 | | | Jx Jy | 35.0 35.0 | | +-----------+-----X方向----+----Y方向-----+- | NL (NS')| 236 ( 8)| | | | NEL (NER)| -48 ( 48)| 66 ( -66)| | | ML (MS')| -5 ( -0)| 4 ( 0)| | | MEL (MER)| 70 ( -70)| 81 ( -81)| | | QL (QS')| -9 ( -0)| 4 ( 0)| | QEL (QER)| 47 ( -47)| 54 ( -54)| | | Td Ta | 38.3 139.6 | 51.2 139.6 | | | cσc cfc | 7.0 16.0 | 7.9 16.0 | | +--ベース---+---------------+---------------+-+ | tb bMa | 30(mm) 56.3 | | |圧縮bMd/bMa| 9.1/bMa=0.16 | 10.2/bMa=0.18 | | |引張bMd/bMa| 54.9/bMa=0.98 | 54.9/bMa=0.98 | | +--リブ-----+---------------+---------------+-+ | h tr S | 150 9 6 | |rQd τ1 τ2| 98 73.0 85.0 | |fs τmax/fs| 187.6 0.45 | | +-----------+-------------------------------+-+ |警告NO. | | | +-----------+-------------------------------+- *********************************
秋山博士のコンクリート破断の検討は、省略して 下記のTd/Pbが収まりません。ボルト径をあげるとOKですが 今度は、剛性が上がり、いたちごっこになります。 このコンクリートの検討が?ですね。 FC24でも、収まりません。コラム250×12でですよ。、 物件によっては、FC46でも収まりません。 これは、どうも、バグ臭いです。
********************************* 9.2.2 露出型柱脚のボルトとコンクリートの応力の検討
Tb :アンカーボルト群に生じる引張力 (kN) Pb :アンカーボルト群の耐力 (kN) σc:コンクリートの最大圧縮応力度 (N/cm2) Fc :コンクリートの基準強度 (N/cm2)
9.2.2.1 X方向左加力
+----+------+----+-----+-----+------+------+------+ | 階 | 通り | 軸 | Tb | Pb | σc | Fc | 判定 | +----+------+----+-----+-----+------+------+------+ | 1F | A | 1 | 457 | 448 | 1836 | 2400 | NG | | 1F | A | 2 | 457 | 448 | 2528 | 2400 | NG | | 1F | A | 3 | 463 | 448 | 2434 | 2400 | NG | | 1F | A | 4 | 347 | 448 | 1902 | 2400 | OK | | 1F | B | 1 | 451 | 448 | 1840 | 2400 | NG | | 1F | B | 2 | 467 | 448 | 2611 | 2400 | NG | | 1F | B | 3 | 462 | 448 | 2479 | 2400 | NG | | 1F | B | 4 | 340 | 448 | 1905 | 2400 | OK | +----+------+----+-----+-----+------+------+------+
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| Re: 一貫3のユーザーの方へ もぐら - 08/30(火) 14:03 |
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>仙人さん 私はBUS3ユ−ザ−なのですが、柱脚に関してはBUSで計算しません。 ベ−スやボルトが感覚よりも大きくなってしまうからです。 自家製EXcelで柱脚バネを計算→BUSに入力→出た応力でEXcelで断面算定。 自家製なので計算結果は多少は塩をふれます。
たしかBUSはBPLの計算を片持ちとして計算してた..かな?(不確定情報) なので厚くなってたような???使っていないので確かではありませんが。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 15:53 |
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ガラパゴスさん再びです。 一貫の柱脚オプションは、フロー12に対応したと言うことです。 でも、構造規定では、この場合の設計例が説明されていないので 構造ソフト側も、検討方法が分からないから、ルート2までの対応と していたそうです。 SBASEが、それに対応しているよと教えたから、それを真似して ルート3対応となったのです。
構造規定見ると、アンカーボルト算定は、構造ソフトのやり方が正解みたいですね。 ボルトの許容応力算定までも、構造規定の例題に従う必要があるのか?ですね。 P=at×ftを使ってありますね。 SBASEでは、存在応力ですね。 どちらを選ぶかは、ユーザーの選択に任せれば良いと思いますけどね。 Tb/Pbを満足させるために、径を大きくすると、ベースプレートも 厚くなることになりますね。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/30(火) 21:09 |
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もぐらさん、どうもです。 >たしかBUSはBPLの計算を片持ちとして計算してた..かな? そう言うことはないと思いますよ。構造規定の例題に従って居るんでしょうね。
まあ、おかしいところは、エディタでチョコチョコと書き換えて 出力させる手もありますね。SBASEとかで、確証を得てからですね。
もう、モルモット役は、コリゴリです。 動作確認したうえで、UPすればよいのに・・・・・ ユーザーからの指摘を待って、修正するのが、構造ソフトのやり方ですからね。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ ガラパゴス - 08/30(火) 22:06 |
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フロー12ですか‥それはまた‥
で上の計算例の「B1通り1軸」の応力を使って、手計算とSS2の柱脚でやっ てみたのですが、Tbの値がおかしいようです。 手計算,SS2ともTb=約110kN(安全率1.2で計算)で出てきますので‥δc=1840 の方はTb=451KNとした場合、手計算の結果とほぼ一致するようです。
どうも、柱脚保有耐力接合時の必要耐力でA.BLT群に生じる引張力を、A.BLT 群に生じる引張力でRCの最大圧縮応力度を求めているような感じです。 |
| Re: 一貫3のユーザーの方へ 仙人 - 08/31(水) 13:37 |
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ガラパゴスさん、どうもです。 よく、あれだけの資料から逆算されましたね。 メカニズム時応力とかも必要だったのじゃないですか? 相当、手慣れた感じの方だとお見受けしましたが・・・・・ 柱脚の回転剛性は、施工性を考慮と、少しでもボルト等を小さくするために 0.8に低減しています。 やはり、Tbが間違っていますか。 これも、一応、再検討するよう、構造ソフトに言っています。 |
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