建築構造設計べんりねっと   

 過去の会議議事録 No.18

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掲示板移転しました。 投稿者:管理人 投稿日:10/29(土) 00:53  [HOME] 
いつもご利用ありがとうございます。
建築構造設計べんりねっと掲示板ですが
皆さんのご要望に答え、ツリー形式に変更
しましたのでこちらにお願いします。

http://www1.ttcn.ne.jp/~arc-structure/bbs.htm


Re: 掲示板移転しました。 喰えないラーメン屋 - 10/29(土) 08:08  

面倒な要望お出ししました。有り難うございます。


接合部について 投稿者:MR 投稿日:10/28(金) 19:27  [HOME] 
「柱梁接合部の構造」のついでという訳ではないのですが、皆さんは杭と基礎フーチングの接合部の設計はどのようにされていますか?
公共建築工事標準仕様書に記載のA形・B形は勿論、杭頭補強方法について道路橋示方書など参考にしているのですが、昨今の杭の高支持力化に接合部がついていけないように思うのはわたしだけ・・・・?


誘発目地の鉄筋 投稿者:初心者建築士 投稿日:10/28(金) 11:38  
書籍で、誘発目地部分の鉄筋を一段置きに切断すると効果的と書いてあったのですが、そのような場合に壁式構造・ラーメン構造共に耐力上関係無い物なのでしょうか?教えてください初心者ですいません。


Re: 誘発目地の鉄筋   - 10/28(金) 12:57

>書籍で
書籍名、発行所は?


Re: 誘発目地の鉄筋 初心者建築士 - 10/28(金) 14:38  

結構昔の、建築技術と言う本なのですが、コンクリートのひび割れの特集だったと思います。


Re: 誘発目地の鉄筋 荷旧 - 10/28(金) 15:22  

それは建築技術の『よくわかるコンクリート建物のひびわれ』のP63ですね。
古いほんですが2年前に改訂版が発行されました。すごくいい本なので皆さん、一度読まれてみては。
ちなみにご質問の件ですが耐力を負担するものは当然、不可でしょう。


Re: 誘発目地の鉄筋 初心者建築士 - 10/28(金) 16:15  

改訂されていましたか!一度本屋で見てきます。耐力を負担できないとなった場合、壁式構造では採用できませんね〜その場合やはりノーマルな目地になってしまうのでしょうか?構造屋さんが考えたなにか良い代案があれば教えてください。お願いします。


Re: 誘発目地の鉄筋 おじゃま虫 - 10/28(金) 18:24  

接合部の話題が横道にそれながらえらく長引いているので、新規投稿でもあっという間に
下方に飛んでしまいますね。
ツリー形式ならいいのになぁ〜。

また、便乗質問ですいませんが、

『よくわかるコンクリート建物のひびわれ』にラーメン構造に比べて壁式構造はひび割れが
出にくいと書かれています。(結構出る場合があるが。)

●壁式構造でも誘発目地を入れていますか?
●壁式、ラーメンでも、誘発目地の大きさや位置を構造図として作成していますか?


次のくえっしょん? 投稿者:Lion 投稿日:10/25(火) 09:26
日本建築センター「建築物の構造規定」に記載されて
いる、”柱梁接合部の構造”はみなさんどのように
適用、あるいは不適用されていますか?

補強方法が無いので、適用すれば、柱を相当太く
するか、梁幅を広げるか、FC強度を上げるしか
手が無いと思いますが。。。

私は不適用にて納めています、但しこのあたりの
考慮としてFCは高い目の材料を使用、梁幅も
広くすることで対応ですが。。。




Re: 次のはっくえっしょん? 喰えないラーメン屋 - 10/25(火) 11:48  

風邪引いたのかと思いました。(^_^;
もう少し・・・で、判定会資料提出できそう。(;´Д`)ハァハァ
耐震壁の反曲点の計算に手こずった。


Re: 次のくえっしょん? もぐら - 10/25(火) 15:02  

”柱梁接合部の構造” ル−ト3の時のみ適用。
マンションの場合桁行き方向は壁量が足りない為、殆どル−ト3→適用。

>私は不適用にて納めています
当地は、不適用なんてトンデモナイです。鬼の首を取ったように言われます。対応策としては、BUS3で全箇所検討すると必ずNGの箇所が出ますので、自作EXCELで代表フレ−ムのみ検討します。
それでもNGの場合は....計算を間違えます!(^^)!


Re: 次のくえっしょん? 締切り際の魔術師 - 10/25(火) 15:49  

これには苦労してます・・・

SRCだとHOOP効果を見込めるのですがRCだと躯体サイズ変更or梁主筋をギリギリ最小にしないと〜(保有水平耐力が下がっちまうが・・・)
いずれにせよ 設計の最終局面ですからしんどい所です
終局でやらずにメカニズムでやると非ヒンジ部は少しok気味に!

>それでもNGの場合は....計算を間違えます!(^^)!
奇遇ですねぇ 自分もよく間違えます (笑


Re: 柱梁接合部のごまかし おじゃま虫 - 10/25(火) 17:31  

横から便乗してすいませんが、

これは、何度か話題にでたことですが、
検討しなかったり、誤魔化したり、意図的に間違えたり(誤魔化すことと同じか)しなければOK
の結果が得られないというのは、何が原因でしょうか?
これに対して、審査側に相談したことがありますか?
審査側もわかっていて、知らん振りをしているのでしょうか?
根本的にどうすれば(どうなれば)よいと思いますか?


Re: 次のくえっしょん? 仮免 - 10/25(火) 20:56  

>補強方法が無いので、適用すれば、柱を相当太くするか、梁幅を広げるかFFC強度を上げるしか手が無いと思いますが。。。
本当に接合部の検討は鉄筋による補強方法がないのが困りものだと思いす。
ところが他の事務所が、「建築耐震設計における保有耐力と変形性能(1990)」のP-404の(4-16)式 τp=τc+τs を使って接合部のフープ筋間隔の調整で確認を通していました。P-405には「接合部は・・・・当面、期待する靭性のいかんによらずコンクリートだけで十分なせん断耐力をもたせるようにする。」と記述されているのにです。この矛盾はなんだろうと疑問を抱いています。上記のせん断強度式による接合部の補強は有りなのでしょうか?


Re: 次のくえっしょん? 2満 - 10/25(火) 21:33  

RCは接合部で断面が決まる時代といっても
過言ではないと思います。

もぐらさん
>当地は、不適用なんてトンデモナイです。鬼の首を取ったように言われます。
共感します。

Lionさん
>私は不適用にて納めています
とんでもないですよ。
梁が長期で決まってて主筋がたくさん入っているような場合を除き
Fcあげたり、梁成あげて梁の主筋落としたり、柱断面・梁幅をあげたり
みんな苦労してますよ。



Re: 次のくえっしょん? Lion - 10/25(火) 22:16  

2満サン

>>とんでもないですよ。
>>梁が長期で決まってて主筋がたくさん入っているような場合を除き
>>Fcあげたり、梁成あげて梁の主筋落としたり、柱断面・梁幅をあげたり
>>みんな苦労してますよ。

ご忠告ありがとうございます、でもね納まらないような規定は
どうかと思われません? 長年設計してきてパネルゾーンで壊れた
経験が無いですし、ごまかすならやらない方が賢いかなと、、、

2満サンは全てクリヤーされているのですね、尊敬です。。。


Re: 次のくえっしょん? もぐら - 10/26(水) 06:59  

>長年設計してきてパネルゾーンで壊れた経験が無いですし
阪神の震災では調査建物の1/4に仕口部にひび割れを確認したそうです(文献1)
要因として(文献2)
1.高強度コンクリ−ト使用による柱、梁の断面が小さくなった
2.主筋の高強度化
3.建物外周部では柱と梁が同一面となり有効面積が少ない

*文献1 鉄筋コンクリ−ト建物の最新耐震設計(工業調査会)
*文献2 阪神大震災の教訓を反映させた構造設計解説(大阪建築士事務所協会)


Re: 次のくえっしょん? Lion - 10/26(水) 09:02  

もぐら サン

>>阪神の震災では調査建物の1/4に仕口部にひび割れを確認したそうです

ちと、誤解を招くような書き方でした、ごめんなさい、
”私が設計した建物は”が抜けています、実はその
阪神大震災のまっただ中なのです>私


Re: 次のくえっしょん? おじゃま虫 - 10/26(水) 09:51  

阪神の震災被害事例といえば、被害が比較的少なかったと言われ、
OKにするのがきわめて困難なL型やT型部分まで
クリヤーしなければならないのでしょうかね?
先にあげられた、柱梁接合部について詳細に解説している
「鉄筋コンクリ−ト建物の最新耐震設計(工業調査会)」
の設計例でも一部NGのままとし、全体の余裕度を検討すること
で設計を終了しています。
建築技術のQ&Aでも同様の解説がありますよね。
修復困難な接合部が母材部より先に損傷することは好ましくないのはわかるが、
構造だけのために建物を作るわけではないので、このような解説があると、
すべての部分でOKとする必要もないのでは?と思いますね。


Re: 次のくえっしょん? もぐら - 10/26(水) 10:19  

>「鉄筋コンクリ−ト建物の最新耐震設計(工業調査会)」
の設計例でも一部NGのままとし、全体の余裕度を検討すること
で設計を終了しています。

仕口部に限らず構造設計はまさにこれで良いかと思います。部分的に検討するよりも全体で検討する。
この本にある”部分的にはNGであるが全体的な余裕を見てOK”とする記述を見た時には驚きと尊敬のまなざしでした
こういう参考書には部分的にNGでも..というくだりは見た事が無かったので。

し、か、し、..行政には通じないんだな..これが。

なのでNGという文字をDocuworksでOKにしている私。


Re: 次のくえっしょん? おじゃま虫 - 10/26(水) 10:32  

以前、事前に民間審査機関の本部の構造課に相談したことがあります。
柱梁接合部のこの式はL型やT型ではOKにするのは無理があるのではと。
担当者は、式について議論する立場にはないが、どうしてもOKにできない場合は、
接合部のフープを0.2%以上にしてもらっています。とのこと。
「あり〜」でした。


Re: 次のくえっしょん? 急急者 - 10/26(水) 11:28  

>「鉄筋コンクリ−ト建物の最新耐震設計(工業調査会)」
の設計例でも一部NGのままとし、全体の余裕度を検討すること
で設計を終了しています。

突然ですが、おじゃま虫さん、もぐらさん、何ページでしょうか?


Re: 次のくえっしょん? もぐら - 10/26(水) 12:50  

>急急者さん
P215


Re: 次のくえっしょん? 天婆〜さん - 10/26(水) 13:18  

この柱梁接合部の構造について考えてみると、木質構造と同様な
「せん断抵抗要素の先行破壊による軸要素接合部の安全確保」と
言えるのでしょね。

木質ラーメンでは上記のようにならず、接合部破壊によるエネルギー
吸収システムなので、混構造の場合皆さんのような議論がとても参考に
なります。





Re: 次のくえっしょん? 急急者 - 10/26(水) 14:58  

>P215
もぐらさん、ありがとうございます。


Re: 次のくえっしょん? 喰えないラーメン屋 - 10/26(水) 17:57  

阪神震災で仕口部分が壊れたのが原因で倒壊した例があるのかどうか。
軽微な被害であれば構造設計者が判断すればよいのではないのでしょうか。

もぐらサンへ
DOCUWORKSで耐震書類を作りました。
24Hで基礎回転・壁脚降伏の計算をして集計、2部ずつファイル。厳しかった。(^_^;


Re: 次のくえっしょん? toyochan - 10/26(水) 18:20  

おじゃま虫さん
>柱梁接合部のこの式はL型やT型ではOKにするのは無理があるのではと。

学会の「終局強度型指針」のせん断強度式を使うと若干楽になるので、せめてこれは満足させるようにしています。
あとは、梁先行降伏でない時はメカニズム時のせん断力を採用するとかですかね...
NGとなる場合は、確かに柱と梁の断面のバランスが悪いような気もします。


Re: 次のくえっしょん? 仙人 - 10/27(木) 00:20  

一貫3では、検討しない接合部の指定が出来ます。
NOとなるとこは、検討しなければ良いです。
何度も、収めようといろいろいじりましたが、無駄でした。
ある知り合いが、これを収めるために、35*75の小学校の
廊下側の柱を、60*75にしたら収まったと言って喜んでいました。
こちらは、唖然としてしまいました。標準設計の建物なので、柱の大きさは
決まっているんですけどね・・・・・・
まあ、日本防衛軍の定年退職者で、ペーパー建築士なので、実務を知らないから
そう言うことやったのではと思います。その物件は、過去の物件を
勉強するから、計算書を貸してくれと言われたものです。


参考までに、、 小さな構造屋 - 10/27(木) 10:47  

学会から出ている「阪神淡路大震災とRC設計」と言う本(タイトル微妙に違うかも)の中に、接合部に関する記述があります。
「柱梁の断面が小さな外国の建物では顕著な被災例がある」
「柱梁接合部の検討は必要ないと誤認している設計者も多い」
「柱梁接合部を検討しないのは、(基準法の要求を無視し構造計算をする)意味がない」
「接合部が先に損傷すると、建物耐力・靭性とも小さくなる」
「鉛直支持能力を失う可能性がある」
・・・で、接合部破壊が原因で崩壊・大破した写真や建物例の表が載っており。。。
上記の様な、設計者の心構え(?)と脅しがあります。
材料の高強度化で生じた新しい問題ですね。(結論無し)


Re: 次のくえっしょん? 2満 - 10/27(木) 23:25  

長年構造設計に携わっている人は近年の(特に中〜超高層のマンションなど)のRCの断面を見て個人の感覚よりかなり大きいと感じる人が多いのではないでしょうか?
接合部の設計を何となくすませている設計者が(言葉が悪いかも?!)たくさんいることに驚きました。

確かに設計者の工学的判断も大切ですが、守らなくていい規準なんてないですよね?接合部の設計をしないで確認っておりるんですか?


Re: 次のくえっしょん? 焼肉屋 - 10/28(金) 08:02  

今年上半期でRC7階程度のものを3件ありましたがいずれも接合部検討してなかったみたいです(事務所代表が計算)
うち一件は兵庫県下のものは接合部検討指示がきました。基準強度変更のみで対応できたみたいで修正も手のかかるものでは無かったです。

ちなみに代表は50代 あまり細かい事は気にしてないみたいです・・・・


Re: 次のくえっしょん? Lion - 10/28(金) 09:11  

 2満サン

>>確かに設計者の工学的判断も大切ですが、守らなくていい規準なんて
>>ないですよね?接合部の設計をしないで確認っておりるんですか?

それはちょっと考えが違いませんか? 構造設計は確認申請を下ろすためなのでしょうか、、、構造屋として用途に応じたより安全な構造物を設計するのが
本来の姿、確認申請なんて所詮、工程の一部に過ぎません。。。

確認申請は基本的に建築基準法に沿って審査して貰います、ですから学会
基準、指針類は参考書でしか無いです、法律的にもそうなっているようです、
私は兵庫県下ですが、接合部は省略です、審査機関には基準法に沿って
審査するよう指導!しますので文句は出ませんね、あくまで構造設計者判断。




Re: 次のくえっしょん? toyochan - 10/28(金) 09:35  

ところで、このせん断強度式で、外端部のDjは皆さん0.8Dで計算しておられるのでしょうか?
厳しいときは0.85Dとか大きくし図面に特記するという手もありますが、そもそも柱が小さいと0.8Dでも配筋の納まりが困難な場合があります。

学会規準では水平定着長0.75Dですし、定着についての配筋要領が大幅に変わりましたよね。現場はかなり混乱しています。


Re: 次のくえっしょん? もぐら - 10/28(金) 09:37  

Lionさん こんにちわ
意外と長いスレになりましたね
>確認申請は基本的に建築基準法に沿って審査して貰います、ですから学会
基準、指針類は参考書でしか無いです、法律的にもそうなっているようです、
私は兵庫県下ですが、接合部は省略です、審査機関には基準法に沿って
審査するよう指導!しますので文句は出ませんね、あくまで構造設計者判断。

仕口部の検討が法律かどうかは調べていませんが、行政は2001年度版建築物の構造関係技術基準解説書に基づいて指導しています。なぜならば編集が国土交通省や全国主事会議であるからです。
そのP508からの技術慣行によればル−ト2−3、ル−ト3の場合は仕口の検討をするようになっております。

なので検討は必要な事なのだと理解しております


Re: 次のくえっしょん? Lion - 10/28(金) 10:55  

もぐらサン

>>そのP508からの技術慣行によればル−ト2−3、ル−ト3の
>>場合は仕口の検討をするようになっております。

なるほど、検討すること自体に無意味だと考えている訳では
ないですが、学者様の研究結果でしょうか?、そのまま普通では
納まらない規定を押しつけられるのに抵抗を感じているまでです。



Re: 次のくえっしょん? 仮免 - 10/28(金) 13:05  

Lionさん

>確認申請は基本的に建築基準法に沿って審査して貰います、ですから学会
基準、指針類は参考書でしか無いです、法律的にもそうなっているようです

法律を順守することは当然としても、法律の範疇に告示・通達は入るのでしょうか。
建築センターや学会規準及び各地の行政で示されている構造設計指針より設計者の工学的判断を優先させてよいのでしょうか。

法令を補うものとして各種の規準が取り決められていて、その内容に準拠して構造計算をすると思っていたのですが、設計者が自由に取捨選択してもいいのですね。ただ、仕口部の検討は法律で義務づけられているわけでないと、反論しこちらの考えを認めさせるのに、知識・経験や情報も少ないのが問題なのですが。

保有耐力と変形性能(1990)のせん断耐力式を使っての件ですが、確認機関の担当者いわく「この式は古く今ではあまり使われていませんが、設計者が強く言われるのならこちらも駄目とはいえません」とのことです。

この辺のあいまいさがどうもイマイチ理解できません。


Re: 次のくえっしょん? 2満 - 10/28(金) 13:48  

Lionさん
>構造設計は確認申請を下ろすためなのでしょうか、、、構造屋として用途に>応じたより安全な構造物を設計するのが
>本来の姿、確認申請なんて所詮、工程の一部に過ぎません。。。

確認申請を下ろすためだけに構造設計しているとは思っていませんが、最終的に確認を下ろさなければ、建物は建ちません。
私はまだまだ未熟者なので頭の中に確認のためという意識がないと言ったら嘘になります。

「建築物の構造関係技術基準解説書」に書いてあることを工学的判断によって不採用することが通用するんですね。
各規準や指針の存在って?

別の話ですが西日本は通例のように杭頭曲げを1/2にしているようですし、
西日本だから?!


Re: 次のくえっしょん? こん - 10/28(金) 15:34  

Lion さん、皆さん
 
 工学的判断と言う言葉が一人歩きをしているようで、非常に怖いです。
さて、設計の考え方ですが、新耐震('81)以前から設計業務をされている
方と、新耐震になってから設計を始めた方とは根本的な部分で違うと
思っています。
 '81以前から設計をされている方々は、自分で考えて設計しなければ
ならない時代でしたので、それなりに苦労して勉強されている方々が
多いと思います。
 また、新耐震になってから('81以降)は設計に関する規制がいろいろ
出来たために、理不尽と思われる規定も出来てきましたが、大事な規定
も(フープのピッチ等)加わった事により、地震被害が減った事は
間違いないと思います。
 ただ、施工不良を除いて。
 と言う訳で、昔の工学的判断と今の工学的判断には少し違いが有り
ますが、字面で見ると同じに見えてしまいますので、間違わないで
ください。
 ずっと構造設計をやられている方々は経験から話していることが
多いことを頭の隅に置いて、コメントを見て頂きたいと思います。

 仕口の検討ですが、最近の役所の物件ではクリアさせていますが、
民間の物件では検討はしますが、計算書としてはつけずに提出する事
も有ります。
 一番怖いのは過密な鉄筋でコンクリートがまわらないことですので、
極端に大きくなければ、それこそ工学的判断する事もあります。
 と言いながら、先日の物件は検討して提出したのを思い出しました。


Re: 次のくえっしょん? 仙人 - 10/28(金) 17:20  

>長年構造設計に携わっている人は近年の(特に中〜超高層のマンションなど)の
>RCの断面を見て個人の感覚よりかなり大きいと感じる人が多いのではないでしょうか?

イヤ、こちらは、逆ですね。エライ部材が小さいなと思いますが・・・・・・
信頼あるマンション業者のは、部材が大きいです。
接合部の問題ではなく、1階ピロティとかの剛性率を収めるために
良く計算してあるなと感心して見ています。
部材が小さい物件の計算書を見ると、耐震壁にスリット切って一般壁で
計算しています。よって、ピロティ柱でも、部材が極端に小さいです。
部材が小さい方が、良い構造屋と言われますが、果たして、そうでしょうかね?
僕個人としては、耐震壁と見なせる壁を、スリット切って一般壁にするのは
疑問がありますが・・・・・
これは、接合部とは、無関係の話ですが・・・・・・


異種構造用鋼材の溶接 投稿者:構造1年生 投稿日:10/27(木) 16:51  
教えて下さい。
異種構造用鋼材(例えば建築構造用圧延鋼材と溶接構造用圧延鋼材と)の
溶接(溶け込み溶接)には何も問題はないのでしょうか?
よろしくお願い致します。


Re: 異種構造用鋼材の溶接 U--N - 10/28(金) 10:23  

問題はないのですが、構造上のばらつきが見られるので、注意が必要です。


施工ミスの対処法 投稿者:駆け出し 投稿日:10/26(水) 17:42  
木造住宅の監理をしているのですが、次の施工ミスが出てしまいました。対処法をアドバイス頂けると有難いです。
@土台の不陸が5cm程度ある箇所があり、モルタルでレベルをとって良いか。
Aアンカーボルトが1cm程度芯からずれている箇所があるが、その場合、アンカーボルトを若干曲げて補正するのが良いかそれとも、芯ズレした状態のまま土台を固定したほうが良いのか。。。
どなたか教えて下さい。


Re: 施工ミスの対処法 喰えないラーメン屋 - 10/26(水) 18:11  

1.原因は何ですか。
  地盤沈下・・・盛り土が沈んだのを見たことがある。
  部分的に水分たっぷりのコンクリートを打って、型枠から水分が抜け
  たとか。?
  鉄筋は見えてますか。
2.アンカーボルトの被りが取れていれば、そのままでよいと思います。



Re: 施工ミスの対処法 喰えないラーメン屋 - 10/26(水) 18:19  

補)
5cmの付録は施行ミスとは言わないかも・・・。(^^ゞ


Re: 施工ミスの対処法 天婆〜さん - 10/26(水) 19:24  

>@土台の不陸が5cm程度ある箇所があり、モルタルでレベルをとって良いか。
>Aアンカーボルトが1cm程度芯からずれている箇所があるが、その場合、
>アンカーボルトを若干曲げて補正するのが良いかそれとも、芯ズレした
>状態のまま土台を固定したほうが良いのか。

@は稀に有り得る事だと思いますが、可です。

Aは喰えないラーメン屋さんの仰る通りです。
HDのアンカーボルトの偏芯では、材巾の1/4程度のズレでは終局状態では
捩れ応力により割裂破壊が起き易く、靭性的には芯にあるより少し落ちますが、許容レベルでの耐力低下はあまりありません。

ただ、アンカーボルトが材巾の1/4程度のズレている側面プレートタイプ
(VP等)の場合、40角座金が側面プレートに対し離れる様な場合は
座金の抑え込み効果が低下し、側面からの割裂は破壊が起き易く
なりますので注意が必要です。


Re: 施工ミスの対処法 駆け出し - 10/27(木) 00:07  

アドバイス有難うございます。原因は施工者のミスとしか言いようがありません。墨だし線が何本にもなってしまい、間違てしまったらしいのです。5cmのモルタルでもOKとの旨、一安心しました。モルタルはどのような調合が望ましいのでしょうか。脆い気がするので、もしアドバイスがあれば教えて下さい。


Re: 施工ミスの対処法 喰えないラーメン屋 - 10/27(木) 03:41  

自己レス
>5cmの付録・・・・
5cmの不陸・・の変換間違い。m(_._)m。一太郎に教えなくっちゃ。

天婆〜さんサン
>@は稀に有り得る事だと思いますが、可です。
@滅多にないことですが、可です。では?

駆け出しサン
施工ミスでしたか。
不陸と書いてあったので、途中で生コンが足りなくなったとか、締め固めしなかったなどの施工不良かと思ってしまいました。(^^ゞ

打ち継ぎ面(?)のレイタンスの除去、出来たら目荒らし。
モルタル強度をコンクリート強度以上にする。
施主への説明・・・これが一番難しそうですね。

ところで、アンカーボルトは5cm低くなかったのですか。?


梁のたわみ 投稿者:サニーズ 投稿日:10/26(水) 16:11  
鉄骨梁のたわみって1/300かつ2.0pでよく設計しているのですが、2.0pの根拠ってわかりますか?出典とか。教えてください。


Re: 梁のたわみ 喰えないラーメン屋 - 10/26(水) 18:17  

建築学会「鋼構造計算基準」たわみに1/300は書いてあります。
2cmは書いてありませんね。


Re: 梁のたわみ サニーズ - 10/26(水) 19:17  

そうなんですよ。どこにも書いてないのですよ。6m超えると2.0pで決まってくるのですが、設計者の判断というか仕上材とかの影響を考慮して決めてよいのでしょうか?以前耐風梁の質問をしたときに、短期の場合は3.0pかつ1/200でやられている方もおられたと思いますが・・・


Re: 梁のたわみ Lion - 10/26(水) 20:25  

サニーズ サン

私も同じ制御をしていますが、これは多分意匠的な
要求もあるのでは? 例えば15mスパンの梁で
1/300 ならば5cmも撓みますよね、これでは床や
仕上材が納まらないです。

短期は応力を 1/1.5 倍して長期で計算しています、
と言う事は、1/200, 3cm と言うことになりますね。。。


Re: 梁のたわみ こん - 10/26(水) 21:05  /FONT>

サニーズ さん

 鉄骨のたわみの規定は 鋼構造設計規準より 1/300
 床スラブ中央のたわみ(解説に記載有り)
  RC計算規準より 20 mm
という記載が有り、一般に、スラブを 20mm 以下にするために
鉄骨のたわみも 20mm と勘違いしたのではないでしょうか?
 結局、たわみは仕上げによって決めないといけないと思います。
 


Re: 梁のたわみ サリー - 10/26(水) 23:05  

木造の場合は、
梁のたわみはL/300以下、かつ振動障害のないこと。
旧規準ではL/300以下、かつ2cm以下。
2cmの根拠は木質構造設計規準2002年版に書いてあります。


ベタ基礎の設計について 投稿者:ポン助 投稿日:10/25(火) 21:39  
木造3階建のベタ基礎の設計なんですが、地盤が軟弱なので柱状改良を行います。

間隔は2mで格子状に配置。

直径は600mmです。

上記の条件の場合底版には一応均等に荷重が掛かるとして通常のベタ基礎の設計で良いと考えているのですが、いかがなものでしょうか?

有識者の方のご意見を頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。


Re: ベタ基礎の設計について こん - 10/25(火) 21:59  

ポン助 さん

形状がよく判らないですが、どう考えても均等にはならないのでは?
柱や壁が有れば軸力が大きいでしょうし、部屋床下は当然荷重は少ない
ですよね。
 また、屋根や壁のの位置がずれていれば、建物全体が傾きますよね。
 但し、べた基礎が全く変形しない程の厚さが有れば別ですが。


Re: ベタ基礎の設計について Lion - 10/25(火) 22:09  

こん サン

>>また、屋根や壁のの位置がずれていれば、建物全体が傾きますよね。

ミクロに考えれば、全体の偏心を計算して杭の沈下等考慮
ですよね、でも木造一般ではそこまでやっていないのが、
現状です、住宅メーカーも木造タイプべた基礎+柱状改良で
施工しているのが現実です。


Re: ベタ基礎の設計について こん - 10/25(火) 22:16  

LION さん

 先日、2階建ての設計をさせて頂いたときにも、
軸力通りで設計させて頂きました。
 あまり一般的ではないと言っても、薄いべた基礎に
柱状改良では沈下量に不安が残ります。
 全体で見れば、そんなに予算も変わりませんでした。


Re: ベタ基礎の設計について Lion - 10/25(火) 22:37  

こん サン

>>あまり一般的ではないと言っても、薄いべた基礎に
>>柱状改良では沈下量に不安が残ります。

構造屋としては、あの置いただけの木造の一枚べた
基礎は不安だらけです、大概は最も不安定な盛土
部分を支持層としていますから、私も震度7絶対
保証の住宅は布基礎で鋼管杭をばらまきましたね。


Re: ベタ基礎の設計について ポン助 - 10/25(火) 22:45  

こんばんは。

早速のご意見ありがとうございます。

Lionさんのおっしゃるとおり「木造タイプべた基礎+柱状改良」が

今の住宅メーカーの一般的な仕様と思います。いいかどうかは別として・・・

そして偏心を考慮して計算するのが本来あるべき姿なのでしょうが、

現実には住宅は均等に地盤に荷重が伝わると解釈して計算を行っていると思われます。

柱状改良は沈下しない(支持地盤に到達している)を条件とした場合、ベタ基礎は密に配置された杭の上に乗る事になります。この場合スラブの計算を普通に行うだけでよいのか、パンチングの検討も必要になるのか、この判断に迷っています。



Re: ベタ基礎の設計について こん - 10/25(火) 23:32  

ポン助 さん
>今の住宅メーカーの一般的な仕様と思います。いいかどうかは別と
>して・・・
 よく判らないですね。
 いいかどうかの判断が設計では?
>そして偏心を考慮して計算するのが本来あるべき姿なのでしょうが、
 そんなに難しい事ではないですよね。
> 柱状改良は沈下しない(支持地盤に到達している)を条件とした場合、
>ベタ基礎は密に配置された杭の上に乗る事になります。この場合スラブ
>の計算を普通に行うだけでよいのか、パンチングの検討も必要になるの
>か、この判断に迷っています。
 迷うくらいなら、計算するべきでは?

ごめんなさい。
 どの様な事が得られたくて書かれたのか判りませんが、
おかしいと思ったら計算すれば良いと思います。
 


Re: ベタ基礎の設計について ポン助 - 10/26(水) 00:13  

こんさん

説明が下手ですいません。

ご指摘の通り「迷うくらいなら、計算するべきでは?」の一言で解決しますね。

ありがとうございました。


Re: ベタ基礎の設計について もぐら - 10/26(水) 06:48  

亀レスですが。
ベタにこだわらず、布基礎にしたらいかが?構造屋的にも納得出来るのでは?
私は柱状改良の場合は布にしてます


Re: ベタ基礎の設計について Lion - 10/26(水) 09:07  

もぐらサン

>>ベタにこだわらず、布基礎にしたらいかが?構造屋的にも
>>納得出来るのでは?

わたしも薄いべたより布基礎派です、自前の設計は布基礎
採用です、根入れも取れるし安心ですね、出来れば標準
貫入試験をします、SS試験も信頼性に乏しいので。。。


Re: ベタ基礎の設計について おじゃま虫 - 10/26(水) 10:52  

僕も柱状改良工法の場合は必ず布基礎としているのですが、
改良コラムを土台下に布基礎上に配置して、その上はべた基礎
とすることはやらないのでしょうか?
この方が、上部軸力を適切に反映した配置ができる。


(無題) 投稿者:地方ゼネコン2年生 投稿日:10/25(火) 17:06  
保有水平耐力の層間変型角の制限はどうやって決めるのですか?
ラーメン構造で1/100、耐震壁付ラーメンでは1次設計の変型角の5倍で制限値を設定していますが、この根拠となる文献が見つからないです。知っている方教えてください。


保有水平耐力の層間変型角 青虫 - 10/25(火) 23:11  

私は、RC造1/100、S造1/50にしています。

“1次設計の変型角の5倍で制限値”と言うのは聞いた事
がありませんが、保有水平耐力の層間変型角の制限については
日本建築センター「限界耐力計算法の計算例とその解説」
が参考になるのでは。


はかま筋 投稿者:Lion 投稿日:10/24(月) 10:42  
みなさんのご意見伺います。

杭基礎の場合の”はかま筋”の要否ですが、私は40年来
杭に引き抜きを起こさない限り、はかま筋は設置していません
ある所の仕事で文句が出ていますが、みなさんどうされて
いますか?


Re: はかま筋 喰えないラーメン屋 - 10/24(月) 11:39  

私は**年来、無筋だと何となくヒビが入りそうで(?)ハカマ筋D13@300を配筋しています。どちらかというと「見た目」かな。
底盤斜め筋3−D13(D16)は入れません。


Re: はかま筋 Lion - 10/24(月) 11:53  

喰えないラーメン屋サン

算定外の配筋ですね、標準図などに書かれていると指摘される(>_<)

>>底盤斜め筋3−D13(D16)は入れません。

大昔は必ず入ってましたね、20年前くらいから消えた・・・


Re: はかま筋 もぐら - 10/24(月) 11:57  

私も引き抜きが無い場合は原則入れていません。
ただし、基礎せいが大きい場合(1000以上とか)の場合はひび割れ防止筋としてD13@300〜400で入れています

底板のナナメ筋は4段配筋となってしまうので入れません。
これは配筋が乱れるのを防止するためでしょうか?


Re: はかま筋 もぐら - 10/24(月) 11:59  

追記
最近は3本杭の場合も基礎は4角形としています。配筋や型枠が楽なので。
でも構造計算上は3方向へ配筋すべき?でも3段配筋になっちゃいますね


Re: はかま筋 喰えないラーメン屋 - 10/24(月) 12:11  

建築技術「新配筋読本」(井上博、北小路宏著)
直接基礎:斜め方向は距離が遠いので用心鉄筋を配置した。
杭基礎 :軽微な杭芯ずれに対する用心鉄筋。
かぶりを取りにくいので廃止したい。(古い本なので・・・)
はかま筋のことは見あたりません。
耐震補強(2棟)判定資料提出、明日午前中まで・・早起きした。・(´;ω;`)ウッ・・・。


Re: はかま筋 よんぶんのいち - 10/24(月) 12:39  

昔は引き抜きが発生する場合以外は、杭水平力の検討をする
必要がある場合にハカマ筋入れていました。
(昔は5Fまでが境目)
今は水平力の検討を全ての建物で行うため、結果的に杭基礎は
殆どの場合ハカマ筋が入っています。
ただし、このようなハカマ筋の指導は某市役所のみで、
民間では何も言われないので最近は少しずつ無くしています。


Re: はかま筋 Lion - 10/25(火) 09:16  

みなさん貴重なご意見ありがとうございました m(__)m

長年当然だと思って処理している事でも、さて
改まって質疑されると、自信を無くす事が多いです
また、年代によっては技術や考えが異なり違った
意見が出ます、とても参考になりました。


Re: はかま筋 こん - 10/25(火) 22:09  

LION さん

 はかま筋ですが、基本的には、浮き上がりが生じない
基礎には入れないことが有ります。
 ですが、スラブ断面で0.2%の鉄筋量を割れ止めとして
入れるようにしています。
 


スラブ筋について 投稿者:サリー 投稿日:10/22(土) 08:47  
こんにちは。教えて下さい。
鉄骨造で床をRCスラブ(型枠デッキ使用)にします。
スラブ筋の外端部は、かぶり厚さをみて切ったままで良いのでしょうか?
RC造の片持ちスラブの先端と同じで考えているのですが。
以前、90度に折り曲げて35d〜40dの定着を取っていた図を見た事があるのですが、普通はどうなのですか?


Re: スラブ筋について こん - 10/22(土) 09:49  

サリー さん

 何のために定着を取っているかを考えれば判ると思います。
スラブ端部をピンと考えれば定着もいらないでしょうし、
端部に少しモーメントを持たせたいと考えて設計したので有れば、
定着をとるなり(でも端部が解放なら意味がない)の方法を
考えることも出来ると思います。
 つまり、どの様な仮定で設計を行ったかによって違ってきます。


Re: スラブ筋について サリー - 10/25(火) 17:41  

こん様

コメントありがとうございました。参考にさせていただきます。


合掌 投稿者:合掌 投稿日:10/24(月) 18:39  
洋小屋組で8mスパン。陸梁と合掌(斜材)を105*150で計画しています。
ちなみに屋根は瓦です。大丈夫でしょうか。。。また、何か合掌造りで良い文献があれば教えて下さい。


Re: 合掌 喰えないラーメン屋 - 10/24(月) 19:12  

大丈夫かどうかは構造計算をしてみないと誰にも判りません。
合掌の間隔、屋根重量、積雪、風圧、屋根勾配、木材種によって決まります。

古い本(S47)で現在入手できるかどうか判りませんが、
建築士会連合会「木造部材断面決定資料」に表がありますので、これを仮定断面として計算しています。
学会の「木構造設計基準」(新しいのは持っていない)に詳しい計算方法が載っています。
先日7mものの相談があったので、1本ものにしなさいと返事しましたが・・・(^_^;


Re: 合掌 天婆〜さん - 10/24(月) 20:00  

喰えないラーメン屋のコメントの通りです。
参考として丸善より出版の「住宅デザインと木構造」飯塚五朗蔵著ですかね。
これは、今から25年程前に出版された物ですが、今でも十分にデザイナーの
方の参考書となります。

当方は約8.5mスパンを4寸角の3.8m材(杉)で和風の合掌トラスもどきの
ような事をしましたが、接合部の評価を慎重にされた方が良いと思います。


Re: 合掌 おじゃま虫 - 10/24(月) 21:07  

横から便乗してすいませんが、

木造トラスでは接合部のめり込みやすべりを考慮した変形チェックが必要になろと思われますが、
接合部の剛性を算出するのに参考となる書籍を教えてください。
「木質構造設計規準」のあのうんざりする式を用いるのでしょうか?


Re: 合掌 ぴょん吉 - 10/24(月) 21:11  

>洋小屋組で8mスパン。陸梁と合掌(斜材)を105*150で計画しています。
>ちなみに屋根は瓦です。大丈夫でしょうか。。。また、何か合掌造りで良>い文献があれば
洋小屋ですから、合掌造りというのはオカシイでしょうに・・・・・
飛騨の高山の造りが、合掌ですけどね。見学に行かれたら・・・・・
意匠屋さんでしたら、迷わず、構造屋に金払って計算して貰いましょう。


Re: 合掌 天婆〜さん - 10/24(月) 21:51  

>木造トラスでは接合部のめり込みやすべりを考慮した変形チェックが必要に
>なろと思われますが、「木質構造設計規準」のあのうんざりする式を用いる
>のでしょうか?

今の所それをするのが、基本的には正攻法だと思われます。

>接合部の剛性を算出するのに参考となる書籍を教えてください。

これは皆さんご存知の(財)日本住宅・木材技術センター発行の
「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」等でしょうかね。

あとは、建築学会の過去の構造系論文集等だと思いますが、木材学会にも
すばらしい論文が多くありますので、調べられたら良いと思います。



Re: 合掌 おじゃま虫 - 10/25(火) 08:41  

天婆〜さん こんにちは。

こっちも、あっちも、レスありがとうございます。
とりあえず、お礼まで。


訂正とお詫び 投稿者:喰えないラーメン屋 投稿日:10/25(火) 08:16  
擁壁のコーナーの伸縮目地の事を書きましたが間違いでした。m(_._)m

20m以内で伸縮目地を取ること。コーナーの際に設けずに擁壁の高さ程度離すこと。
  ↓
コーナーから擁壁高さだけ離れた位置に目地を取ること。・・と思いこんでいました。どおりで昨年の擁壁が・・・・(-_;)(-_;)(-_;) トホッ


続いて、擁壁。 喰えないラーメン屋 - 10/25(火) 08:22  

書いてある本が見つからないので勘違いかも知れない・・・。
擁壁の上に、塀を設けてはならない・・・という規定があったような気がするのですが。?
うちも間知ブロックの上にCBが積んであります。チョットダケネ。(^^ゞ
更にその上にアルミフェンスが・・・(^^ゞ(^^ゞ


吹抜けの斜め梁 投稿者:吹抜けの斜め梁 投稿日:10/24(月) 18:47  
吹抜けのある住宅を設計しております。普通に和小屋を架けて小屋組を見せながら吹抜けにするのと、斜め梁を架けるのとではどちらが強いのでしょうか。誰か教えて下さい。


Re: 吹抜けの斜め梁 喰えないラーメン屋 - 10/24(月) 19:18  

同じ強さ(必要な強さ以上)にするのが設計者の仕事ですので・・・同じです。
吹抜の場合は、柱長さの制限(長さ径比)にご注意して下さい。


Re: 吹抜けの斜め梁 天婆〜さん - 10/24(月) 19:45  

鉛直要素の配慮と同様に、水平要素の「水平構面」のチェックもお忘れなく。
あくまでも、建基法は「最低の必要性能」ですので、それよりも施主の要求性能
が重要かな・・・ と思います。


Re: 吹抜けの斜め梁 おじゃま虫 - 10/24(月) 21:00  

横から便乗してすいませんが、

吹き抜けと言っても、和小屋で火打ちを設ければごく普通の屋根組で、屋根組+火打ちで床倍率
をとれますが、登り梁に垂木を流して屋根を構成しただけだと、床倍率は小さく水平剛性が不足
するのではないかと思います。
この場合、どのようにして水平剛性を確保するのでしょうか?


Re: 吹抜けの斜め梁 喰えないラーメン屋 - 10/24(月) 21:06  

>この場合、どのようにして水平剛性を確保するのでしょうか?
水平トラス(耐風梁)に仕上げはキャットウォーク風に。
大抵考慮してない・・・ビフォーアフターなどのTV番組。


Re: 吹抜けの斜め梁 天婆〜さん - 10/24(月) 21:35  

初めまして おじゃま虫さん

この場合、斜めに水平構面が存在する事になるので、水平方向の火打ちで
床倍率を確保したつもりでも、実際は斜めに水平構面が存在しますので、
吹き抜け部分に対しての火打ちとなり、ただしくは剛性低下を考慮した
床倍率となります。

ただこの様な所は特別剛性を確保する事は無いでしょうが、構造計画上や
特別重たい仕様の屋根であれば注意すべき点です。

それと、桁レベルから上の妻面の三角形部分も水平抵抗要素とした方が良く
この斜めの水平構面に対し、構造用合板で垂木の転び止めをした水平構面の
方が、床倍率の確保には効果的であると言えるでしょう。




Re: 吹抜けの斜め梁 喰えないラーメン屋 - 10/25(火) 01:04  

>ただこの様な所は特別剛性を確保する事は無いでしょうが、構造計画上や
特別重たい仕様の屋根であれば注意すべき点です。

吹抜部をで剛性の高い屋根で繋いでしまうと、2階屋根の水平力が2階壁を通して1階壁に伝わる分だけでなく、吹抜の反対側の1階壁に直接伝わる分もでてきます。屋根が壁筋違いの働きをしてしまう・・・。
偏心率がワケワカメ・・・になります。
RCスラブほど床剛性が高くないので無視・・・?。(^_^;


内部摩擦角、主動土圧係数 投稿者:建太 投稿日:10/22(土) 22:50
初めて投稿します。よろしくおねがい致します。
よう壁に作用する土圧は、背面土の内部摩擦角から求めた主動土圧係数を用いて算定するのですが、この内部摩擦角、主動土圧係数をわかりやく説明している本をご存知の方がいましたらよろしくお願いします。


Re: 内部摩擦角、主動土圧係数 ima - 10/23(日) 18:18  

土圧に関する本はいっぱいありますが、まず、ここを見ては
どうでしょうか。

http://www.daiichi-c.co.jp/authors/ushiro/index.htm

このHPの「土木技術再入門」のページに、土圧についての
解説があります。



Re: 内部摩擦角、主動土圧係数 Lion - 10/23(日) 18:25  

建太サン

簡単なようで結構厄介です>擁壁、建築と土木では
考え方が違う、土圧もクーロン、試行くさび法、テル
ツァーギの図表とかあります、役所によっては土圧
算定式の指定をされる場合も・・・

建築の参考書としては、日本建築学会の「建築基礎
構造設計指針」の解説が解り良いとおもいます。


Re: 内部摩擦角、主動土圧係数 おじゃま虫 - 10/23(日) 21:28  

こんにちは。
横から便乗してすいませんが、
主働土圧を計算するのに背面土の内部摩擦角を設定しなければなりません。
この仮定いかんによって計算結果は大きく異なります。
「基礎設計指針」や「宅造法」に、土質に応じた参考値が示されていますが、
擁壁のために当地で地盤調査をやらない場合が多く、たとえやっても背面土にどのような
土が埋め戻されるのかは不確定です。
計算例では、内部摩擦角を30°とか20°と仮定した結果を示してありますが
実際、背面土の内部摩擦角はどのように決めているのでしょうか?


Re: 内部摩擦角、主動土圧係数 Lion - 10/23(日) 23:04  

おじゃま虫サン

>>実際、背面土の内部摩擦角はどのように決めているのでしょうか

特別に調査しない限りは各行政で入力条件を決めているのが
実情では無いでしょうか、宅造ならば担当課に尋ねられるのが
良いです。。。




Re: 内部摩擦角、主動土圧係数 焼肉屋 - 10/23(日) 23:28  

ボーリングもらっても「砂」って決め打ちができて単純にΦが出せるのは稀ですよね・・・
5m以下で擁壁上部が平坦であれば 大体行政側の数値が出てたりしますね。


Re: 内部摩擦角、主動土圧係数 建太 - 10/24(月) 10:57  

たくさんの方からの返答ありがとうございます。このHPすごいですね!
仕事の合間にじっくりと読んでみます。


耐震診断 お知恵を拝借 投稿者:第2種構造事務所 投稿日:10/22(土) 18:47  
耐震診断で壁が上下でずれている場合その接点部分の破壊についてどうお考えになりますか? お知恵を拝借したいと思います。

簡単にモデル化した形状をお話します。

軸組で漢字の田の字型のフレームがあったとします。
耐力壁が右上と左下に入っています。
左上と右下はオープンです。

その場合、中央の接点部分(田の字の真ん中)のチェックは必要でしょうか?
また、どのようなチェックをしたら良いのでしょうか?

周りにそこそこ壁もあり、2次診断ベースで、2階フロアーレベルで剛床仮定なので、そのまま出しちゃおうかとも思っているのですが、なんか気持ち悪くて・・・

よろしく


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 田舎のラーメン屋 - 10/22(土) 20:00  

2階左上の柱梁は、右側の壁が壊れないと壊れません?ので全体回転
■■  左右加力の回転耐力を計算+1階右柱の高軸力の検討要す。
■■
となります。念のため
 ■  2階柱+2階壁
■■

■■
■   2階右上は境界梁扱い

 ■
■   の仕口の検討も判定会で指摘されました。・・自分ではないので詳細不明。これを計算すると大変ですので、壊れないものとして素知らぬ顔をして判定会に臨みましょう。横パンチング、縦パンチング????
酩酊酎。


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 喰えないラーメン屋 - 10/22(土) 20:01  

名前間違えた。(´;ω;`)ウッ・・・


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 もぐら - 10/23(日) 08:53  

中央の接点部分は特別に検討しなくても良いかと思いますよ。
ただし1階右柱は下階壁抜け柱の検討が必要ですね。2階くらいなら問題無しかと思いますが、3階、4階になると間違いなく圧壊。
鋼板巻き補強か直行方向に壁を作るか..

先週の判定会の直しを今からやります。(´;ω;`)
耐震診断(特に補強)は新築でも言われないことを判定会で言われます。
古い既存建物なので仕方ないが、新築で未検討な部分を既存で検討しろと言われるのが辛い..


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 もぐら - 10/23(日) 08:55  

>喰えないラーメン屋さん
お住まいの地域は3次診断必須?私の所は2次でOKです。
昔は3次必須だったんですが、最近変わった。
3次だと耐力がほとんど出ない。ずいぶん楽になりました。


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 喰えないラーメン屋 - 10/23(日) 09:55  

もぐらサン
2次診断ですが・・・必要に応じて3次の考え方をする→2次3次の区別がない。(-_;)

耐震壁回転、袖壁回転   (必須)
反曲点高さの計算(釣り合い式)←赤い本の略算ではない。 (必須)
メカニズム(殆ど必須)
2001年改訂前は、銀幕、+梁耐力+壁回転+集計はエクセルでした。(-_;)

上の上の上のレスの補足)
左加力時には、右端支点の場合と、中央支点+右端反力の場合の両方とも計算します。左加力時も同。
それと、
右1階柱頭支点の回転も必要です。チョーややこし。(´・ω・`)

仕口がぐっしゃりと言うことがあります。検討は必要です・・・が・・??。
回転しないように
  ■
 ■ ■ のように配置したことがあります。
仕口の検討を指摘されて、計算できずに (-_;)、計画変更したことがあります。


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 第2種構造事務所 - 10/23(日) 17:09  

皆さんありがとうございます。

皆さんのように軸組を書きますと

□□
□■
■□■
1 2 3 4
 
となります

2通り2階部分の接点のチェックだったんですが、

> 壊れないものとして素知らぬ顔をして判定会に臨みましょう。

そうします。

また3通り部分の1階部分には直交方向にも壁がありますので下階壁抜けも大丈夫。

また明日から、軸組図を睨んでみます。
ジーと・・・ もっと目力(メジカラ)があればなあ・・・


Re: 耐震診断 お知恵を拝借 喰えないラーメン屋 - 10/23(日) 17:40  

もし指摘されたら、ここの仕口が壊れて倒壊した建物の例を示すように要求しましょう。


よく使われる集成材は? 投稿者:偏差値40以上の元学生 投稿日:10/20(木) 20:56  
こんにちは。いつもお世話になっています。

在来軸組工法で、集成材で、柱、梁によく使われる強度等級をいくつか教えてください。


Re: よく使われる集成材は? 偏差値40以下の元学生 - 10/20(木) 21:03  

E100 E110 E120 柱ならもっと少なくてもEかも


Re: よく使われる集成材は? 焼肉屋 - 10/20(木) 21:44  

E120-F330前後・・・・  以前、大スパンや耐力壁がイッパイ乗る時など
全然納まらなくてE150〜 とか F435 とか一応図面で指示しましたが
納期や予算で厳しいと後で「どうにかなりませんか?」と言われた事がありますね。


Re: よく使われる集成材は? 偏差値40以上の元学生 - 10/21(金) 00:13  

ありがとうございます。

柱が乗りスパンが3間の梁だと、E120-F330では成300以内で収めるのがきつい。
E135、E150、E170を使いたくなりますが、入手が容易なのか困難なのかがよくわからず、
悩みます。
ひき板の構成の違いより、対称異等級、非対称異等級、同一等級がありますが、使い分けがあるのでしょうか?



Re: よく使われる集成材は? 喰えないラーメン屋 - 10/21(金) 07:56  

元の木材より接着剤の耐久性があるとは思えないので、構造や床板に合板を使ったことがありません。頭古〜い。(*^_^*)
ブリキの雨樋は腐るけど、塩ビの雨樋は永久に使える・・・と言って宣伝している頃があった。当時の塩ビ雨樋はすぐにパリパリになった・・。



Re: よく使われる集成材は? 焼肉屋 - 10/21(金) 07:57  

梁なら対称異等級か同一等級 柱なら同一等級としてますが・・・
でも 間違えるかも知れないのでとりあえず同一等級で指示してたり・・・ ^^;

むう。自分でももう一度ちゃんと調べてみよう・・ ^^;


Re: よく使われる集成材は? 偏差値40以上の元学生 - 10/21(金) 08:53  

すいません。間違えて、新規になってしまいました。
改めて、

どうもです。

梁は、たわみで決まることがほとんど。米松が使用されてきたので、それ以上のヤング係数をもったもの。
曲げによる縁応力度から外側に強度の大きな材料を配置した対称異等級が合理的。

柱は、主として軸力を負担する部材だから、ヤング係数はそれほど大きくなくてもよくて、同一等級。

こんな理由で選択するのでしょうか?




Re: よく使われる集成材は? Lion - 10/21(金) 09:18  

偏差値40以上の元学生サン

>>柱が乗りスパンが3間の梁だと、E120-F330では成300以内で
>>収めるのがきつい。

木材はクリープが激しいです、3間も飛ばすには相当
巨大な断面にしないと(怖)
私ならその部分のみ鉄骨梁にします、H−250*125
くらいで十分耐えると思います、仕口に工夫は要りますが。。。



Re: よく使われる集成材は? 偏差値40以下の元学生 - 10/21(金) 09:27  

横架材は2間以上のスパンとか集中荷重により、米松とコストの面で有利な場合
柱は仰る通りですが、乾燥収縮のいやな施主には、集成材で可なら集成材。
気にしない施主はコストにより決定  って所かな?


Re: よく使われる集成材は? 偏差値40以上の元学生 - 10/21(金) 10:10  

Lion さん、こんにちは。
ありがとうございます。

>木材はクリープが激しいです、3間も飛ばすには相当
>巨大な断面にしないと(怖)

そうなんですか。
変形増大率を2でたわみを検討しますが、これは無等級材の場合で、集成材はこれほどでもないともききますが。
どうなんでしょうか?


Re: よく使われる集成材は? 偏差値って何? - 10/21(金) 10:28  

偏差値40以上の元学生さん コンニチハ

私の学生時代は『偏差値って何?』ってゆうくらい昔でした。

>柱が乗りスパンが3間の梁だと、E120-F330では成300以内で
>収めるのがきつい。

これはあんまりな梁成だと思います。
私なら、450mm位にしてしまいます。
集成材の場合のクリープも製材品と同じぐらいだろうと
わたしは思っています。(所詮、木ですから)
また、梁は対称異等級がほどんどです。
その方が部材としてのヤング係数を上げやすいからです。


Re: よく使われる集成材は? Lion - 10/21(金) 14:57  

偏差値40以上の元学生サン

>>変形増大率を2でたわみを検討しますが、これは無等級材の場合で、
>>集成材はこれほどでもないともききますが。

300成で3間とばしたら、一年経ったら多分ドアーが開かなく
なります、計算でOKでも材料の特性を知って使うべきですね
私は木材については計算結果の2〜3サイズ上を使います、
また2間を超える梁は必ず鉄骨梁にしています。。。



Re: よく使われる集成材は? 田舎のラーメン屋 - 10/21(金) 15:44  

Lionサン
>300成で3間とばしたら、一年経ったら多分ドアーが開かなく
なります

木造平屋、
 9尺(2850)離れで杉105×300
12尺(3800)離れで杉120×360を使いますが下がってきます。
昨年は母屋と梁でトラス風にしました。

13mスパン梁の方針が決まりません。木トラスを薦めているのですが・・。


Re: よく使われる集成材は? 天婆〜さん - 10/21(金) 17:05  

こんにちは。 天婆〜さんともうします。

こちらの方は、ベテランの方や木造以外の話でなかなかコメント
できなかったのですが、木造屋として話させていただきます。

当方は、国産材の可能性を引きだそうと実務を行っており、
その可能性と致しましては、かなりのスパンは集成材にしなくても
可能であると思います。

長スパンでは撓みの処理が問題となりますが、この解決方法は
高ヤングでの対応でなく、接合部の支点としての評価を各バネ定数
として正しく評価する事や、水平構面とのファスナー接合部の評価等を

きちんとする事により単純梁や連続梁といった、ピン支点の評価より
国産材の可能性を引きだす事が出来ると思います。

当方では、現在樹齢25年程度の間伐材で径15cmの杉を利用し
2間のスパンの床梁にしています。(E45程度の材です。)

ただし、乾燥等のコントロールや材の一本毎の選別が重要となる
場合もありますので、構造設計者として現場監理に手間が掛ります。
集成材の方が、




Re: よく使われる集成材は? 天婆〜さん - 10/21(金) 17:11  

済みません、途中で終っている続きです。 

集成材の方が、安心して計算に載せられる事と材料の選別等の
構造監理等が設計者サイドから見れば、少し楽になりますね。



Re: よく使われる集成材は? 偏差値40以上の元学生 - 10/21(金) 17:50  

大御所のお出ましですね。
宜しくお願い致します。

1.集成材を使っても、計算結果で決まった断面より2〜3サイズアップしておかないと不都合が生じるものなのでしょうか?
2.たわみの規定値は、地震時のLLに対して、増大係数2.0、変形角1/250ですが、これで不都合が生じるなら、いくつに設定すべきなのでしょうか?
設計者の判断になるかとは思いますが、個人的にどのよに設定すべきとお考えですか?


Re: よく使われる集成材は? 亀山耕造 - 10/21(金) 17:53  

流石、天婆〜さん。

大賛成です。
木質構造もそれなりの管理を行えば充分ある程度の
スパンに対応出来ると思います。
しかしながら、下記の部分が私にはコントロールする事が
なかなか出来ないので、私は『集成材』派です

>ただし、乾燥等のコントロールや材の一本毎の選別が重要となる
>場合もありますので、構造設計者として現場監理に手間が掛ります。
>集成材の方が、安心して計算に載せられる事と材料の選別等の
>構造監理等が設計者サイドから見れば、少し楽になりますね。


Re: よく使われる集成材は? 天婆〜さん - 10/21(金) 18:28  

こちらのサイトのような、真の構造技術者と言える方々であれば集成材の
良さ(構造デザイン的またハイブリッドの可能性)をかなり発揮される事が
出来ると思いますので、チャンスがあれば是非挑戦なさってください。

次世代の構造技術者に、木質構造の可能性をぜひ示してやって下さい。


柱梁耐力判定の扱いについて 投稿者:taka 投稿日:10/21(金) 17:30  
こんにちは。

「冷間成形角形鋼管設計・施工マニュアル」(改訂版)p.30において、
建物の階に段差がある場合(例えばセットバック階がある場合)、
ルート2ではセットバック階を最上階として扱い、
柱はり耐力比の検討を不要としていますが、
ルート3では中間階として、崩壊型の判定を行うとしています。
ルートによる違いは何なのでしょうか?教えて下さい。

また、何か指針(や雑誌等)で書かれた文章があれば
教えて頂けないでしょうか?

よろしくお願いします。